こんばんは、しろくまです。
本日は職場の盗人③に続いて、本日は④になります。
※前編はこちら↓
※多方面にご迷惑がかからないよう少し脚色しております
「お金が合わない…」
小口の金額や、売上の現金が記録と合わない…
どうしてもヒューマンエラーはあるにしろ、
(どんなに優秀な人でも100万分の9の確率で必ずミスをしてしまう)
ここ数ヶ月100円~10,000円単位で金額が合わない。
日常の業務でのミスなら起こりうる可能性はあるが、
金庫に入った小口の金額が、毎月合わないのはおかしい…
月末に、小口内の金額を他の従業員にも一緒に確認してもらい、
金庫内のお金を並べて写真も撮った。
しかし、次の月に金庫を開けた時、今回も金額が合わない。
次に、どの時間帯の誰がレジを打っているか、過去3ヶ月のデータを引っ張り出して検証してみた。
…やはり奴が…くっ!
状況証拠しかない、どう動こうか。
頼りにならないとしても、私も会社の歯車の一人、
一先ず上司に報告。
上司からは「しばらく様子見してみてー」とのこと。
「このポンコツ!!!」
と思ったが、確かに状況証拠しかない。
仕方がなく、上司の指示に従うことに。
少し面倒な話で、うちの営業所はとある大型商業施設内にあるため、
従業員の中から窃盗犯なんて出したものなら、施設内からお店ごと、即撤退させられるという話を聞いた事があった。
なので今回はきっと警察のお世話になることはできないだろう。
そんなこんな不安を抱えながら、事は起きてしまう。
私の財布の中のお金、定期購入のために下ろしていた
3万がそっくりそのまま無くなっていた…
これは誰に向けるべき怒りなのだろうか。
盗んだであろうBか
様子見を促した上司か
そんな状況で大金を持っていた自分か
こなくそぅ…
まぁ、自分が悪い。
この危機的状況、初期装備もなくスラム街に繰り出していたのだから。
従業員一人ずつ、取り調べをすることに。
人の行動は面白い。
白であろう人間は、話を聞くとまず大袈裟なくらい驚く。
そしてそれが起きた流れを自分の言葉で話し、最終的に自分が疑われているかどうかを確認する。
ここまでがB以外の従業員の反応だった。
年齢、性別まちまちだが、割りとこれがテンプレート的な行動だった。
Bは違った。
まず、驚きが殆ど無い。
他人事のように、「へー、そうんすね」的な。
そして目を合わせず、極力自発的に話さなかった。
これだけで犯人と決めつけてはいけないと思いながら、
何で社員のお前がそんな他人事なんだよ、という点に怒りが募る。
警察のお世話にもなれない、上司も💩
取り敢えず、自分のやり方でやるしかないか…
私は心を無にして、動いた_
⑤に続く。