こんばんは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
神社仏閣を参拝するときには
神様同士が因縁がある神社やお寺を
はしごするのは、
NGと言われることがありますよね
昔は、
そういう神社やお寺を
はしごすると、
神罰が下ると恐れられていましたが
特に有名なのは、
東京都千代田区の神田明神と、
千葉県の成田山新勝寺の
はしごはタブーとされています
神田明神の祭神は
平安時代に
「新皇」を称して
朝廷に反乱を起こしたとされる
平将門公です。
将門公は、
菅原道真・崇徳院と共に、
首塚を破壊しようとした
GHQ(連合軍総司令部)まで
呪ったともされています
「明神」とは、
「祟りを鎮める」という意味で、
神田明神は
将門公の強力な呪力を
鎮めているのですが、
なぜ、
新勝寺と
はしごをしてはいけないのかは、
実は、
新勝寺は、
建っているのです
将門公の
蜂気を知った朝廷が
藤原秀郷(ふじわらのひでさと)・平貞守(たいらのさだもり)の
討伐(ついとう)軍を送っても、
戦場には暴風雨が吹き荒れて
苦戦を強いられたので、
朝廷は、
僧侶の寛朝(かんちょう)に、
将門調伏の祈祷を行わせたのです
この調伏の儀式により、
風向きが変わり、
追い風を得た討伐軍は、
一気に巻き返し、
風に乗った矢が将門公の
首を突いたと
伝えられています
この功から、
成田山は朱雀(すざく)天皇から、
寺号を賜り、
新勝寺が建てられたのです。
その由来を考えると、
確かに
将門公からすると、
神田明神を参拝後に
自分の呪殺の祈祷が行われた
忌むべき土地に建つ寺に
はしごをされたら、
気分が良いはずがありませんよね
でも、
将門公を調伏する儀式は
成田山だけでなく、
伊勢神宮や
石清水八幡宮でも行われていたそうですが、
なぜ
新勝寺が、
神田明神と特別相性が悪いように言われるのかは
信仰上のことよりも、
将門公の信徒と
新勝寺の信徒のトラブルが
絶えなかったからのようです
徳川家康が
江戸幕府を開いたときに、
「朝敵」とされていた
将門公を
あえて江戸の鎮守神に定め、
神田明神を
広く崇敬させたことからも、
将門公は
関東で人気があり、
将門公の信徒は、
成田山の本尊を模した祠を作り、
わざと唾や小便をかけていたことも
あったそうですし
成田山の本尊が公開される
「出開帳(でかいちょう)」があっても、
もちろん見に行かなかったようです。
将門公の信徒が多い
千葉県の北部の
手賀沼などでは、
江戸時代までは、
成田山へ向かう参拝者と
地元の将門信仰者の間で、
幾度もトラブルが起こり
ケンカや暴行も珍しくなかったそうです。
こうした信徒間の
トラブルから
両者のはしごがタブー視されるようになったのです
これは、
過去の話しですが、
霊的に視てみると、
同じ日に参拝するのは
やはり、
避けた方が良いと感じます
将門公にしても、
自分を調伏した地に建つお寺に
参拝されたら、
気分が良いはずがありませんし、
はしごをして
参拝すると、
トラブルを起こしていた信徒たちの情念を
呼び覚ましてしまう可能性もあります
将門公を祀った神社やお寺や塚などは、
神田明神以外にも、
鳥越神社、築土神社など、
東京や茨城などに
数十はありますが、
いずれも、
新勝寺とは
同じ日には参拝しない方が良いと感じます。
ただ、
双方に参拝したいときは
日にちをずらせば、
大丈夫です
参考記事
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ご興味のありそうなものがございましたら、どうぞ
神社の参拝法についての記事です。
いわゆる「ニ拝・ニ拍手・一拝」のやり方と「拝」と「礼」の違い
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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