こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
「古事記」では、
アマテラスとスサノオは
「誓約(うけい)」という占いを行い、
スサノオが勝ったので、
アマテラスは、
スサノオを
高天原に入れることを許します
しかし、
スサノオは、
高天原の田の畔を壊したり、
祭殿に糞尿を撒き散らしたりなどの
ひどい暴れ方をするのです。
アマテラスは、
それに怒り、
天の岩戸に隠れてしまうのです。
太陽神であるアマテラスが、
引きこもったことで、
神の国である高天原も、
人間の住む葦原中国も、
常世の闇に覆われてしまいました
それで、
邪神の活動が活発になり、
世の中に、
災いがあふれたのです
この場面は、
「古事記」の中でも、
有名な場面ですが、
それでは、
「闇」とは、
何であったのかなのですが
一番多く言われているのが、
「日蝕(にっしょく)」です
日蝕は、
新月のときに起こりますが
太陽と地球の間に、
月が入ることで、
太陽が見えなくなる現象です。
特に、
皆既日食は、
部分日蝕と違い、
月がすっぽりと入ることで、
「世の中が急にまつ暗」になる現象です
(皆既日蝕は珍しい現象で、次に日本で見られるのは2035年です。
前回起こったのは1963年です)
そして、
天候が悪くなると
辺りが闇に覆われ
作物が育たなくなり、
飢饉が訪れることに連想させて、
古代人は、
日蝕を不吉な象意として、
畏れていたようです
天岩戸神話の「闇」とは、
皆既日蝕ではないか
とは、
古くから言われており、
江戸時代の儒学者である
荻生徂徠(おぎゅうそらい)が言い出したという
説もあるのですが、
それ以外では、
火山の噴火で
空が火山灰で覆われたことで、
日の光が遮られた様子を表わすとの
説もあります。
他には、
光のエネルギーが弱まる
冬至の頃の様子を表わしているとも
言われています。
農耕民族にとって、
日照時間が短くなる冬至は、
作物が育ちにくい恐怖があったのです
天岩戸の「闇」は、
「皆既日蝕」であるにしろ
「火山灰」や「冬至の頃」であるにしろ
飢饉や災いに対する
人間の根源的な
「恐怖心」なのです
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