こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
イザナギとイザナミは、
多数の国生み・神生みを行っています。
ニ柱が交わって生まれた神は、
流されてしまったヒルコと淡島を除くと
ニ十一柱に及びますし、
さらに、
イザナギとイザナミが、
個別に生み出した神も入れると、
全部で、
六十一柱にもなります
その中でも特別なのが、
アマテラス、
ツクヨミ、
スサノオの三柱で、
「三貴子」とされる特別の存在です
そして、
イザナギは
アマテラスには高天原(神々の国)を
ツクヨミには夜の世界を
スサノオには海の世界を
それぞれ治めよと
命じますが、
スサノオは、
それに従わず、
母イザナミを恋しがり、
役目を投げ出し、
毎日泣いてばかりいました
それで、
海は干上がり、
山の木々は枯れ、
悪神が湧き出して、
地上に災害が吹き荒れます
イザナギはそれに
匙を投げ、
神やらい(追放)を決断するのです。
追放されたスサノオは、
母に会うため黄泉の国に向かいますが、
途中で、
姉のアマテラスが治める高天原に
立ち寄ります。
そのときにアマテラスは警戒し、
弓矢を向けて立ち去るように
警告したのですが、
スサノオは心の清らかさを
何とか示し、
高天原への立ち入りを
許されます。
しかし、
アマテラスが危惧した通り、
横暴な行動を繰り返し、
田を荒らし、
水路を埋め、
神殿に糞尿を撒き散らします
さらに、
スサノオは、
機織(はたお)り娘が神の衣を縫う機屋に
全身の毛が剥がれた馬を放り投げ、
機織り娘は仰天し、
糸通しが身体に刺さって
死んでしまうのです
その結果、
アマテラスは天岩戸(あまのいわと)に閉じこもり、
世界は闇に包まれてしまいます
この騒動は、
八百万の神の力で
解決しますが、
神々の怒りはすざまじく
スサノオは、
追放されるのです。
それにしても、
スサノオはなぜ、
高天原で
大暴れをした「悪神」として、
「古事記」に記されているのか
なのですが、
それは、
スサノオの出自による
という説があり
スサノオは、
本当は天つ神でなく、
出雲の地方神だったという資料があるのです
出雲地方の歴史が記されている
「出雲国風土記(いずものくにふどき)」では、
スサノオは、
出雲に留まる強力な神として扱われており、
「古事記」の
イザナギから生まれた三貴子の一人との記述と、
ズレがあるのです
「古事記」で、
スサノオが、
母であるイザナミを恋しがって、
「黄泉の国に行きたい」と言ったのも、
スサノオの出自が関係しているのではと
されています。
当時は、
死者の国への入り口が
出雲にあると考えられていましたが、
スサノオは、
故郷である
出雲に返りたいと、の想いが
強かったのではとも、
考えられます
「出雲風土記」のスサノオの記述は、
出雲地方に、
スサノオを連想させる強力な統治者がいて、
出雲勢力は、
ヤマト勢力に屈したものの、
その巨大な勢力は無視できなかったので、
朝廷側は、
出雲側の反感を抑えたのではとも
解釈できます。
それで、
スサノオを
最高神アマテラスと共に
三貴子として優遇したのです
それなので、
スサノオは、
出雲の祖先神とも解釈できるのです
「古事記」では、
高天原から追放されて、
出雲に降り立ってからのスサノオは、
大人しいです。
スサノオが、
高天原で暴れた記述は、
出雲勢力の中央集権への抵抗とも
見れるのですが
スサノオが、
その後、
出雲に降り立ったということは、
出雲勢力は、
朝廷側に抵抗した後、
再び、
出雲に戻り、
出雲を治めるようになったということです
その後は、
子孫のオオクニヌシが、
引き継いでいくのです。
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