手足のシビレを引き起こす尿病の合併症を知っていますか?

「糖尿病神経障害」といい、ハッキリと自覚していない人も合わせると糖尿病の3割から4割の人がなると言われています。

 

この症状は高血糖によって胞がダメージを受け神経障害が引き起こされる、または血管がダメージを受け血流が悪くなることによる栄養や酸素不足がシビレを引き起こしていると考えられています。

 

手足にシビレが出ると言っても、人によって症状は様々です。

ピリピリと痛みのような感覚がある人、手袋をしているように触覚が鈍く感じる人、特定の指のだけシビレがある人、シビレが両側にあったり手や足全体の感覚が悪かったりする人など、個人差が大きい事も特徴になります。

また神経障害が進行していくと自律神経にも影響が出て便秘や下痢になったり、手先や足の感覚が麻痺して熱さや冷たさなどを感じなくなってしまうなど、糖尿病は全身に影響を与える病気なのです。

 

 

糖尿病というと血液検査の数値から判断するのが一般的ですが、東洋医学では数値ではなく働きを診て判断します。そのため検査では大丈夫と言われている人でも、機能の低下がみられる場合や負担がかかっている場合は糖尿病と同じ様な治療をしていきます。

このような状態を未病というのですが、病気になる前段階から治療を行う事で病気の予防にも繋がります。

 

糖尿病由来のシビレがある場合は、糖代謝を上げる治療やが必要となりますが、その前に免疫力血流促進などの全身の治療をしておく事が重要です。全身の状態を良い状態にする事で、糖尿病などの症状の治療効果も上がっていきます。

また血糖値が高い場合は血液の中の酸素が不足する事が多く、それがシビレに繋がっている場合もあります。呼吸器や肺に関わるツボを使い、シビレの改善を目指していきます。

 

 

ただ糖尿病の治療にはどうしても皆さんの協力が不可欠です。

体を健康にするお手伝いはできます。しかし体を作るのは日々の食事であり生活習慣です。特に糖尿病は食事の影響が大きく、治療と一緒に食生活の改善などが必要になる場合もあります。

痛みがないから大丈夫ではなく、糖尿病は全身に影響を与える病気だという認識が少しでも広まればいいなと思っています。

 

 

 

《夫婦で営む所沢の鍼灸院》鍼灸専門 志和治療院

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