このマニアックシリーズの5回目です。
【前回記事】
【献血マニア?シリーズ】
①たくさん献血をすると、
良いことがあるのでしょうか?
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12596133313.html
②献血にはどんな種類があるのか?
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12596140562.html
③どの種類の献血が必要とされるのか?
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12600620161.html
④分かりにくい献血間隔~
”献血無事に終わりました”
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12601392621.html
さて、前々回にこんなことを申しました。
(引用)
ただ、成分献血を結構頻繁に
行っていますと、しばらくは、
次回可能日として、2週間後の
日付が、献血カードに
表示されています。
しかし、そのうち、突然?
全血は2週間後なのに、
成分(特に血小板)が、かなり先の
日付となって、びっくりさせられます。
実は、今の私がちょうど
その状態なんです(苦笑)。
↑は、私の献血カード(左下)
+付属物です。
さて、左下の献血カードですが、
小さい字ながらよく見ると、
最近3回の献血記録の一番下に、
「R02.05.27 血小板 神奈川県1」
とあります(これが最終の献血記録)。
その下に、字が薄いのですが
(+ピンボケという噂も)、
(献血方法別の次回献血可能日)
とあります。
さらに、その次に、
全血(200mL・400mL)は
R2.06.10(2週間後)とあるのに対し、
成分(血漿・血小板)は、
R2.08.24と、約3か月先の日付となっています。
(普通は、ここも2週間後の日付です)
この現象は何なのか?と言いますと、
上の表「献血方法別の採決基準」の
下の方の欄にある
「年間(52週=364日)献血回数」の規制に
引っかかったために起こります。
さて、せっかく献血の予定を立てても、
この制限が来てしまった場合、
献血したくてもできません。
特に、「旅行献血」と言って、
出張や観光で遠方に出かける際、
出先で献血をすることを
趣味されている方もいます。
そういう方が、この制限に当たってしまうと、
せっかくの計画が台無しになります。
また、旅行でなくても、
「制限が来るのが分かっていたら、
仕事の忙しい時期に無理に行かずに、
暇になった今行けばよかった」
などということもあるかもしれません。
私なども、例えば悪夢の確定申告の
時期等は避けるようにしています。
そういうわけですが、献血に
多数回行っている方でも、
「このシステム、よく分からないから
予測できないんだよね」と
おっしゃる方が多いです。
そこで、私がやっている事前予知法を
以下、ご紹介します。
1 小さいもので良いので、
過去1年分+今年分くらいが
一覧できるカレンダーを
用意します。
私はタダでもらえる社労士手帳の
ポケットカレンダーみたいな
ものでも良いです。
できれば1年分を一覧できるもので、
後は、書き込みしやすいものが良いです。
2 過去1年間(正確には364日前まででOK、
年間制限は52週=364日で計算するので)
の献血記録を、マークしていきます。
私は、400mL全血を□、
血小板成分を○、血漿成分を△として、
日付の数字を囲んでいます。
(別にマークはなんでも良いのですが、
以下、このマークで説明します。)
3 2で付けたマークから364日後の
日付部分にもマークを付けます。
私はこちらのマークは、
日付数字上部に小さく、
□→、○→、△→のように付けます。
(もちろん、好みで結構です。)
さて、364日後ですが、
必ず同じ曜日になります。
曜日が違っていたら間違ってます。
また、今年はうるう年なので、
2月29日をまたぐ場合
(昨年3月2日~今年3月1日)の
364日後は、前年の日付より
2日少ない数字となります。
例えば、昨年の5月31日の
364日後は、今年の5月29日です。
ちなみに、平年(2月29日を
またがない場合)の364日後は、
前年の日付より
1日少ない数字となります。
(うるう年でなければ、
昨年の5月31日の
364日後は、5月30日。
こっちの方が多いのですけどね。)
4 まずは成分献血の
回数チェックです。
2で付けたマークにつき、
○囲み数字を2回、△囲み数字を1回として、
回数累計をマークの右下などに
小さく書いていきます。
この数字が24回に達した場合は、
この年間制限に引っかかった
ことになり、制限解除となるまで
当分お休みです。
(なお、23回となった場合は、
制限解除となるまで、
血漿献血だけしかできません。)
また、24回に近い数字の場合は、
このままのペースでは、
いずれ年間制限にかかります。
旅行や仕事の繁忙に合わせて、
必要なら回数をセーブした
方が良いです。
5 では、制限解除にはいつなるか?
……ですが、3で付けた
小さいマークの日から、になります。
つまり、2のマークの364日後の
解除日を、3のマークで表しています。
そして、3のマークの日が到来したら、
回数を減算して、その数字を
日付の右下などに書いておきます。
○→は2回減算、△→は1回減算です。
減算により、23回になれば血漿のみ、
22回以下になれば、
血漿も血小板も可能です。
(ただしすぐ献血に行くと、
またしばらく年間制限がかかります。)
また、3のマークの、
○→、△→の将来の分布状況で、
今後の回数減算の状況が分かります。
マークが多い期間は、昨年同時期に、
結構献血に行っていたことを示します。
一方、マークがない場合は、
多忙や体調不調、あるいは
全血献血を行ったため8週間以上
間隔を空ける必要があった、
などの理由で、昨年同時期に
献血に行けなかったことを示します。
そういうわけで、昨年同時期に
あまり献血に行っていない時期は、
減算ができないので、
回数が24回に近くなっている場合、
今年も同時期には、
あまり献血に行けなくなります。
(ということで、結構多年にわたり
影響しますので、お仕事で忙しい時期が
決まっている方は、なるべくその時期を
空けておくようにすると良いです。)
減算できない期間に何かの理由で
どうしても献血したい場合は、
その前の時期に控えておくしか
ありません。
あるいは、減算できない期間が
8週間程度あるなら、
その期間の初めころに、
400mL全血献血を
する方法もあります。
(私は時々やっています。)
6 さて、説明を後回しにした
全血についてですが、
400mLしかやらない方であれば、
年間3回(女性2回)までなので、
364日以内に□が3つ(女性2つ)あると、
しばらくできません。
制限解除は、□→マークの
ある日まで続きます。
もし、200mL全血献血も
される方であれば、
例えばそれを◇マークとし、
□は2回、◇は1回と全血回数を数え、
6回(女性4回)となったら、
制限がかかります。
制限解除は、□→、◇→マークの
ある日まで続きます。
なお、全血回数と成分回数は、
別個にカウントします。
両者を合算することはありません。
7 そして、さらに献血を行った場合には、
種類別のマークで日付を囲み、
右下に、加算された累計回数を記します。
8 なお、年間制限のほかに、
間隔制限もありますので
お忘れなきように。
・成分(血小板・血漿)
→成分・全血とも 2週間
・400mL全血→成分 8週間
・400mL全血→全血
男12週間・女16週間
・200mL全血
→成分・全血とも 4週間
以前紹介した、はまれぽサイトにも
出ていた画像を再掲しておきます。
(下の表「献血の間隔表」によります。)
日赤サイトでは↓
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/kanagawa/donation/m2_01_02_detail.html
まあちょっと面倒臭いですが、
一度作ってしまうと、
「献血のご利用は計画的に」
行うことができます。
10 具体例
言葉の説明だけでは分からない、
という方もいらっしゃるかもしれません。
少し、私の例で考えてみます。
(ただ、手帳の画像では細かい字が
読めないと思いますが。
うんと拡大すれば多少は見えるかも?)
私の60回目の献血をした、
今年5月27日の時点で考えてみます。
(1)カレンダー⇒用意しました。
(2)364日前は、うるう年なので、
昨年5月29日です。
どちらも同じ水曜日です。
それ以降の献血履歴を見ると、
(昨年)
6月20日 400mL □(囲み)((全血)*1回)
8月26日 血小板 〇(((成分)*累計)2回)
9月19日 血小板 〇(同4回)
10月7日 血小板 〇(同6回)
10月25日 血小板 〇(同8回)
(今年)
1月16日 血小板 〇(同10回)※※
※※ ここで3か月弱空いているのは
変な風邪が長引いたため
…………(中略)…………
(今年)
4月28日 血 漿 △(同21回)
5月13日 血 漿 △(同22回)
5月27日 血小板 〇(同24回)
*(全血)(成分)と書かなくても
記号で判別できますが、
理解の便宜にため付してあります。
ということで、めでたく24回に
なってしまったので、
年間制限に引っかかって
しまったというわけです。
(3)上記(2)の364日後に
マークを付けます。
(なお、同じ曜日です)
(今年)
6月18日 400mL □→ 〈(全血)0回〉※※
8月24日 血小板 〇→ 〈(成分)22回〉
9月17日 血小板 〇→ 〈同20回〉
10月5日 血小板 〇→ 〈同18回〉
10月23日 血小板 〇→ 〈同16回〉
(来年)
1月14日 血小板 〇→ 〈同14回〉
※※ 〈 〉内の回数は、
本当はすぐには記載しません。
また今後も献血に行けば
変わるからです。
ただ、今後献血に行かなかった場合、
どのように減っていくかを示してみました。
(4)成分回数チェック
(5)制限解除日
この2つは、もうやってしまいました。
(6)全血回数
1回だけなので問題ありません。
ということで、再度献血カードを見ると……
・全血は年間制限の問題はないので、
5月27日から2週間の間隔制限だけなので、
2週間後の6月10日から可能
・成分は、年間制限に抵触したので、
2週間の間隔制限開けの
6月10日ではまだ不可。
2回分回数が減算され、年間制限が解除される
8月24日から可能となります。
その後、9~10月には3回の
解除がありますが、すぐ行ってしまうと、
10月23日~来年1月14日の間は
解除日がありませんので、
またしばらく献血ができない日々が続きます。
もしこの期間に献血に行きたい
事情があれば、逆に、9~10月の
献血は控えるべき、となります。
まあ、1つ分かったことは、
現在60回ですが、表彰対象の
70回への道のりは結構大変、
ということも認識しました。
以上長々書きまして恐縮です。
献血マニアにだけ役立つ情報でした。
<次回記事>
【献血マニア?シリーズ】
⑥献血はMAX何回可能か?
(Ⅰ空理空論編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12596126474.html
⑦献血はMAX何回可能か?
(Ⅱ空理現実化?編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12600635894.html
⑧献血はMAX何回可能か?
(Ⅲランキング/献血基準編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12595915935.html