マニアックな献血ネタシリーズ、
前回記事の続きでございます。
【前回記事】
【献血マニア?シリーズ①】
たくさん献血をすると、
良いことがあるのでしょうか?
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12596133313.html
さて、前回も申しました通り、
私はこれまで60回、
献血に行ってまして、
あまり行かない方からすれば、
結構な回数と思います。
しかし、一方で、献血マニアのような
方もいらして、献血記事がメインの
ブロガーさんでは、100回とか200回とか、
中には300回以上という方も
お見かけしていることもお話ししました。
そして、ネットで「献血回数」などと
検索しますと、色々サイトが
出てきて、1000回以上!という方も
いらっしゃるようなのです。
しかし、本当に1000回も献血が
可能なのでしょうか?
そこで、まず、前回も紹介した
このサイト……
横浜に700回以上献血している
人がいるって本当?(はまれぽ)
https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=2909
ここには、こんな計算がされています……。
健康状態の問題をまったく無視して
数字の上だけで考えるなら、
人は一生のうちに最大で何回献血を
行うことができるのだろうか?
仮に対象者を男性として
各基準項目をもとに計算してみよう。
16~17歳に行える献血は全血献血のみで、
回数は200ml全血献血の場合、
6回×2年間で12回。その後、
成分献血が可能になる18歳〜69歳までは
年間24回×52年間で1248回。
したがって、12回+1248回で
合計1260回の献血が可能ということになる。
「献血なんて、具合が悪くならなければ、
テキトーに、いや、毎日行っても
別にいいのでは?」と思われている方、
それは献血を知らなすぎます。
実は、結構細かい決まりがあります。
先程の、はまれぽサイトにも
出ていた画像を拝借します。
(何となくぼやけている気が…)
こちらの日赤サイトにも出ています↓
(というか、はまれぽさんがこれを拝借した)
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/kanagawa/donation/m2_01_02_detail.html
中々複雑ですね。
それでまず、献血には大きく2種類、
そしてそれがさらに2種類ずつ細分
され、結果、4種類あることを
知らないと、先に進めません。
1 全血献血
(血液中のすべての成分を採血)
(1)200mL献血
(2)400mL献血
2 成分献血
(特定成分だけ採血、赤血球は戻す。
そのため負担が軽いとも。)
(1)血小板献血
(2)血漿献血
詳しくは↓
http://www.jrc.or.jp/donation/about/process/kind/index.html
そして、とりあえず影響があるのは、
下の表「献血の間隔表」です。
それによると、成分献血では2週間後に、
次回の献血が可能であるのに対し、
全血献血の場合、200mLでは4週間後、
400mLでは8~16週間後
とされています。
したがって、数多く献血している方
というのは、大抵は成分献血です。
さて、成分献血を結構頻繁に
行っていますと、しばらくは、
次回可能日として、2週間後の
日付が、献血カードに
表示されています。
しかし、そのうち、突然?
全血は2週間後なのに、
成分(特に血小板)が、かなり先の
日付となって、びっくりさせられます。
実は、今の私がちょうど
その状態なんです(苦笑)。
↑は、私の献血カード(左下)
+付属物です。
(なお、付属物の右下は、スカイツリーのある
特別に頂きましたものです。)
さて、左下の献血カードですが、
小さい字ながらよく見ると、
最近3回の献血記録の一番下に、
「R02.05.27 血小板 神奈川県1」
とあります(これが最終の献血記録)。
その下に、字が薄いのですが
(+ピンボケという噂も)、
(献血方法別の次回献血可能日)
とあって、その次に、
全血(200mL・400mL)は
R2.06.10(2週間後)とあるのに対し、
成分(血漿・血小板)は、
R2.08.24と、なんと3か月くらい先!
という日付となっています。
(普通は、ここも2週間後の日付です)
この現象は何なのか?と言いますと、
上の表「献血方法別の採決基準」の
下の方の欄にある
「年間(52週=364日)献血回数」の規制に
引っかかったために起こります。
ここの成分献血のところには、
「血小板成分献血1回を2回分に換算して
血漿成分献血と合計で24回以内」
と書かれています。
つまり、血小板成分献血だけとすると
2回換算なので、年間12回行うと
打ち止めになります。
最短で献血をしていく場合、
献血日を含めて
2週間空ける必要があり、
14日(2週間)×11回=154日なので、
155日目に12回目の献血をすると、
その後は年間規制(24回)に
引っかかります。
1月1日からですと、6月4日*です。
*カレンダーでも数えましたが、
こういうのもWikiに出ているのですね。
なお、閏年ではなく平年の話です。
(以下も同じ)
まあそこまで厳格に最短で
献血をする人はいないでしょうが、
1月から月2回ペースで行くと、
6月で12回となりますから、
後の半年は、成分献血(血漿も)は
できなくなります。
一方、血漿成分献血なら、
2回換算しないので、最短で、
14日(2週間)×23回=322日なので、
323日目(1月1日からなら11月19日)
が最終回となり、25回目は
翌年回しとなります。
まあ、こちらも、ここまできっちりやる人は
多分いなくて、月2回ペースでも
マメな方でしょうから、こちらなら
まあほぼほぼ、年間通して、
献血できることになります。
さて、現実には、どの種類の
献血をするのが良いのか?ですが、
長くなりましたので、これは、
次回に回したいと存じます。
<次回記事>
【献血マニア?シリーズ③】
③どの種類の献血が必要とされるか?
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12600620161.html
④分かりにくい献血間隔~
”献血無事に終わりました”
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12601392621.html
⑤献血ができなくなる期間を
事前察知する方法
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12600716924.html
⑥献血はMAX何回可能か?
(Ⅰ空理空論編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12596126474.html
⑦献血はMAX何回可能か?
(Ⅱ空理現実化?編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12600635894.html
⑧献血はMAX何回可能か?
(Ⅲランキング/献血基準編)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12595915935.html