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2015年08月31日

省察

テーマ:多職種間連携・教育(IPC・IPE)
一昨日の29日(土)は、国際医療福祉大学のIPEカリキュラムの1つ「関連職種連携実習」の実習報告会クラッカー
6月から約2ヶ月半にわたる最終報告会ですメラメラ

下井が担当教員を務めさせてもらった国際医療福祉大学三田病院チームも、スーツで決めて発表にひひ
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8月初めの実習でも報告していますが、実習後の省察内容を加え、さらにブラッシュアップした内容でしっかり発表できたと思いますグッド!
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今年の実習報告会、彼らを含めて学生に学びの深さが目立っただけに、それに対して教員としてのIPEに対する理解の浅さが際立った報告会でもあったと思っています。
例えば、三田病院チームと同じ会場での発表で放射線科学学科の学生が、

「今まで『患者中心』と言いながら、実は医師のために写真を撮っていたのではないかと、他の専攻の学生との実習で気がついた」

という赤裸々な告白のような、まさに生な発表をしていましたえっ
かれはもちろん自分の専攻の実習でも様々なことを学んできたはず。
でも、今夏のIPEで、他専攻の学生との学び、その学生がどういうことをし、どういうことを考えて患者・対象者、そしてその家族に向き合っていたかを目の当たりにして、

「あぁ、これが『患者中心』ということか」
「あぁ、自分たちは決して医師のために撮影してきたわけではなかったんだぁ」


と自職種について改めて学んだというのです。
これこそがIPEの到達目標の1つ、「自職種のidentify」そのものメラメラ
そして放射線情報学科の彼は、その到達目標に達したことを、彼自身の言葉で語ってくれたのです。

素晴らしいっラブラブ!

学生たちは確実に学んでいるのです。
対して、個人的にガッカリしたのは質疑応答での教員からの質問。
例えば、福祉系の先生からは、

「退院後のプランニングで訪問サービスを中心にプランが組まれていますが、対象者の外出機会を増やすという目的があるならば、通所サービスも入れるべきではないかはてなマーク

という質問(というより指摘かはてなマーク)がありました。
なるほど、おっしゃる通りです。
ただし、「ケアプランニング実習」ならば。

IPEカリキュラムとしての「関連職種連携実習」では、8学科9分野の学生がチームを作り、対象者とその家族に対するケアプランを作成する過程を通じて学んでいきます。
この実習方法論を鑑みれば、質と現実性が高いケアプランから質の高い学習内容と「なりやすい」ことが言えるので、ケアプランについても微に入り細に入り追求するという姿勢も非常に重要です。
でも今回の報告会の5分間という限られた質疑応答の時間で、その部分を追求するかどうかは別の話ではないかと思います。
500歩譲って、その質問をきっかけとした学生とのやり取りで、IPEに関する彼らの学習を誘導してくれればいいのですが、そんなやりとりは一切なく終了ガーン
この質問で、学生たちが

「なるほど、この実習はそこの部分について深く考える実習だったのかぁ」

なんて考えなおしてしまったら目も当てられません。

ケアプランに関する質問をしてくれたのは実習を担当していない教員。
実習を担当する者として、学内でのIPEに対する理解をもっと促進させなければならないと力不足を感じた瞬間でした。

【つづくかも】
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2015年08月30日

着地

テーマ:お勉強
最近、平松洋子氏や

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穂村弘氏を読んでいたせいか

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なんだか奇抜な文体ばかりが続いたので、沢木耕太郎が読みたくなって近くの本屋へ走る人
今年の5月に文庫化されたばかりの氏のエッセイを発見したので購入がま口財布

ポーカー・フェース (新潮文庫)/新潮社

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20年来慣れ親しんだ文体に安心感があります。

久しぶりに沢木耕太郎を読んでみると、なるほど沢木氏は表現よりもストーリーで読ませるスタイルなのかもしれないと気がつきましたえっ
最近読んだ平松氏や穂村氏と違って同じエッセイでも沢木氏のそれは比較的長め。
複数のストーリーが展開されながら、「あぁ」とうならされるエンディングへ持って行かれます。
途中に挿まれる他の話で忘れかけていた冒頭の話が、エンディングで突然沸いて出てきたかのようにリフレインされます。
最後の最後でスゥっと話が収束、完結される様子はもう完敗。
なるほど芸術なのです。

ストーリーってこうでなくちゃいけない、と思わずうなってしまったのは、先日出席したある会議の影響かもしれません。
その会議はあるコース(8回ないし15回を1つのまとまりとする一連の授業のこと)の会議。
オムニバス形式のコースで、15回全ての授業が異なる教員で担当される内容。
下井もそのうちの1回、とはいっても90分の1コマのうち10~15分を担当するので、その会議に出席。

このコース、漠然とした方向性はなんとなく決まっているものの、「この学年の学生に、(最低限)何を獲得させるか」という各論になると若干脆弱。
複数いる科目担当(統括)者も、うち何人かは今年から担当するようで、本人たちも何をどうすればいいのか当惑している様子。

「大まかなスタイルは例年通りでコース設計しろ」

と言われているようなもので、科目担当者も難しいと思いますが、毎回の授業を担当する側としても

「ぢゃあ、何についてどの程度の授業をすればいいのかはてなマーク

になりますし、その授業を受講した学生にしても

「何むっはてなマーク

になる確率大かと。
2時間にわたる会議も漂ったあげく、着地点は見えず、さらにまた漂うような感じでフワフワ終了。
もちろん会議中も発言はしましたが、複数の先生から会議後に意見を求められたので、科目責任者として「着地点」は明確にした方がいいかと思ったことや、最低限、最後のコマでどう学生の思考を取り出してどうまとめるかが重要になるのではないかということを意見させてもらいました。

最後にスゥっと。
沢木耕太郎のように。
そうしたら、きっと学生も「あぁ」って。
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2015年08月29日

解説

テーマ:読書
最近、平松洋子氏の単なる「グルメ紀行」ではない筆致にハマっていたら

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なんだか久しぶりに穂村弘が読みたくなりました。
ブログをさかのぼってみると、以前氏の『絶叫委員会』を読んだのが昨年6月。

絶叫委員会 (ちくま文庫)/筑摩書房

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1年越しで衝動がやってきましたメラメラ
そんな時、これまた偶然ヴィレッジ・バンガードに立ち寄ることがあって、あの猥雑な店内の奥の店員の独特なキュレーションが楽しい書架を観ていたら、なんと穂村弘が何冊かならんでいるぢゃないですかえっ
氏は元々歌人なので、短歌集や対談集もあるのですが、それよりもその気持ち悪い日本語さばきを堪能したかったのでエッセイを探し出して購入がま口財布
期待を裏切らないその巧みな日本語使いを堪能にひひ
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本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)/集英社

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解説は三浦しをん氏。
同氏はその解説で穂村氏のエッセイを

「おもしろいだけではない蠢きも感じられる」

と評し、その人となりを

「諧謔を武器に低空飛行で生き延びるしなやかさ」

を持つとした。
さすがは20歳代で直木賞をとった人メラメラ
もうゴジラ対メカゴジラを観ているような解説。
統計学的には危険率が危険率を物語っているような有様。

解説といえば、やはり平松洋子氏が開高健の本を手に取り、

「解説はだれかしらん。」

とページをめくり、その解説が角田光代だとわかると

「解説もはやく読みたい」

と近くのハンバーガーショップに入って本を読みだすという件がある。

野蛮な読書 (集英社文庫)/集英社

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なるほど、解説も含めて「本」であり、「作品」なのかと学ぶ。
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