着地 | 理学療法士養成校教員 下井ゼミ研究ノート
2015年08月30日

着地

テーマ:お勉強
最近、平松洋子氏や

焼き餃子と名画座―わたしの東京味歩き (新潮文庫)/新潮社

¥853
Amazon.co.jp


穂村弘氏を読んでいたせいか

本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)/集英社

¥497
Amazon.co.jp


なんだか奇抜な文体ばかりが続いたので、沢木耕太郎が読みたくなって近くの本屋へ走る人
今年の5月に文庫化されたばかりの氏のエッセイを発見したので購入がま口財布

ポーカー・フェース (新潮文庫)/新潮社

¥637
Amazon.co.jp


20年来慣れ親しんだ文体に安心感があります。

久しぶりに沢木耕太郎を読んでみると、なるほど沢木氏は表現よりもストーリーで読ませるスタイルなのかもしれないと気がつきましたえっ
最近読んだ平松氏や穂村氏と違って同じエッセイでも沢木氏のそれは比較的長め。
複数のストーリーが展開されながら、「あぁ」とうならされるエンディングへ持って行かれます。
途中に挿まれる他の話で忘れかけていた冒頭の話が、エンディングで突然沸いて出てきたかのようにリフレインされます。
最後の最後でスゥっと話が収束、完結される様子はもう完敗。
なるほど芸術なのです。

ストーリーってこうでなくちゃいけない、と思わずうなってしまったのは、先日出席したある会議の影響かもしれません。
その会議はあるコース(8回ないし15回を1つのまとまりとする一連の授業のこと)の会議。
オムニバス形式のコースで、15回全ての授業が異なる教員で担当される内容。
下井もそのうちの1回、とはいっても90分の1コマのうち10~15分を担当するので、その会議に出席。

このコース、漠然とした方向性はなんとなく決まっているものの、「この学年の学生に、(最低限)何を獲得させるか」という各論になると若干脆弱。
複数いる科目担当(統括)者も、うち何人かは今年から担当するようで、本人たちも何をどうすればいいのか当惑している様子。

「大まかなスタイルは例年通りでコース設計しろ」

と言われているようなもので、科目担当者も難しいと思いますが、毎回の授業を担当する側としても

「ぢゃあ、何についてどの程度の授業をすればいいのかはてなマーク

になりますし、その授業を受講した学生にしても

「何むっはてなマーク

になる確率大かと。
2時間にわたる会議も漂ったあげく、着地点は見えず、さらにまた漂うような感じでフワフワ終了。
もちろん会議中も発言はしましたが、複数の先生から会議後に意見を求められたので、科目責任者として「着地点」は明確にした方がいいかと思ったことや、最低限、最後のコマでどう学生の思考を取り出してどうまとめるかが重要になるのではないかということを意見させてもらいました。

最後にスゥっと。
沢木耕太郎のように。
そうしたら、きっと学生も「あぁ」って。

国際医療福祉大学理学療法学科 下井俊典さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス