Webで数学!数学史からみえてくるもの:ソフィア・コワレフスカヤWebで数学、数学史からみえてくるもの:ソフィア・コワレフスカヤです。今日は、紀元後のソフィア・コワレフスカヤにフォーカスします。1800 ソフィア・コワレフスカヤ (ロシア帝国) 女性大學教授、剛体の回転ソフィア・コワレフスカヤは、ロシア帝国の数学者。愛称はソーニャ、旧姓はコールヴィン=クルコーフスカヤ。ロシアでは初めて、ヨーロッパを含めても3番目に大学教授の地位を得た女性である。ちなみに1番目はラウラ・バッシ、2番目はマリア・ガエターナ・アニェージで、いずれもイタリア人である。明日はフォン・リンデマンにフォーカスします。お楽しみに!今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Webで数学!数学史からみえてくるもの:クラインWebで数学、数学史からみえてくるもの:クラインです。今日は、紀元後のクラインにフォーカスします。1800 フェリックス・クライン (ドイツ) エルランゲン・プログラムフェリックス・クラインは、ドイツの数学者です。群論と幾何学との関係、関数論などの発展に寄与した。クラインの壺の考案者。ダフィット・ヒルベルトやアンリ・ポアンカレといった次の世代の数学者に影響を与えた。エルランゲン・プログラムクラインは,1872年エルランゲン大学教授就任に際し,幾何学についての見解を含む研究計画を発表し,この中で,幾何学の底流にある本質を見抜いて,当時までの種々の幾何学を統一的観点から論じ,「幾何学とは,空間とその上に作用する変換群を与えて,その変換群に属するどの変換によっても不変に保たれるようなその空間の図形の性質を研究する学問である」と主張した。この主張を今日では簡単にエルランゲン・プログラムと呼んでいる。明日はソフィア・コワレフスカヤにフォーカスします。お楽しみに!今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Webで数学!数学史からみえてくるもの:カントールWebで数学、数学史からみえてくるもの:カントールです。今日は、紀元後のカントールにフォーカスします。1800 ゲオルク・カントール (ドイツ) 集合論ゲオルク・カントールは、ドイツの数学者です。集合論や無限に関する研究で業績を残しました。超限数 カントールは無限には異なる種類があることを見出し、超限数と名付けました。現代数学では無限集合同士の大小を比較するために「濃度」という概念を用いています。超限数は「 ℵ (アレフ)」の記号で表されます。無限集合のうちで濃度が最小のものは「 ℵ0 (アレフ・ゼロ)」で表し、自然数全体の集合 N がこれにあたり「可算濃度」と呼びます。また、整数全体の集合 Z や有理数全体の集合 Q の濃度も ℵ0 となります。一方、実数全体の集合 R の濃度は 2^ℵ0 となります。 連続体仮説 カントールは「可算濃度と連続体濃度の間には他の濃度が存在しない」、つまり「 ℵ0 より濃度が大きく 2^ℵ0 より濃度が小さい無限は存在しない」とする仮説を立てました。カントールは対角線論法により可算濃度より連続体濃度の方が大きいことを証明しましたが、連続体仮説については証明することができませんでした。この連続体仮説は1900年の第2回国際数学者会議において、ドイツの数学者ダフィット・ヒルベルトによる「ヒルベルトの23の問題」の第1問題として挙げられました。後にクルト・ゲーデル、ポール・コーエンの研究により、連続体仮説は証明も反証もできない命題であることが証明されています。明日はクラインにフォーカスします。お楽しみに!今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Webで数学!数学史からみえてくるもの:ソフス・リーWebで数学、数学史からみえてくるもの:ソフス・リーです。今日は、紀元後のソフス・リーにフォーカスします。1800 ソフス・リー (ノルウェー) リー群ソフス・リーは、リー群の開拓者として有名であるほか、クラインによる幾何学と群論との関係についての業績もあり、クラインのエルランゲン・プログラムに影響を与え、リー自身も連続群論の発展の元となっている着想を得ている。またエンゲルと共著で変換群関する著作を執筆した。リー自身の手による連続群論は現代でいうリー変換群芽であり、リーは微分方程式と幾何学を利用して研究をすすめ、微分方程式などへ応用したが完成には至らず、業績も生前には認められなかった。20世紀に入ってようやく、ヘルマン・ワイルやエリー・カルタンらによって完成させられ、位相群としての性質が明らかにされることとなる。リー群の理論は現代では数学・物理学の広い分野で応用されている。リー群群構造を持つ可微分多様体で、その群構造と可微分構造とが両立するもののことである。ソフス・リーの無限小変換と連続群の研究に端を発するためこの名がある。明日はカントールにフォーカスします。お楽しみに!今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Webで数学!数学史からみえてくるもの:シローWebであなたの夢が叶う!のHirokoです。Webで数学、数学史からみえてくるもの:シローです。今日は、紀元後のシローにフォーカスします。1800 ルードヴィヒ・シロー (ノルウェー) シローの定理シローは、ノルウェーの数学者である。クリスチャニア(現在のオスロ)生まれ。クリスチャニア大学教授。群論の発達に貢献した。1872年、シローの定理を発表した。ソフス・リーらともに、アーベルの論文を編集している。シローの定理素数 p に対し、群 G のシロー p-部分群(あるいは p-シロー部分群)とは、G の極大 p-部分群である、つまり、p-群である(任意の元の位数が p の冪である)であるような G の部分群であって、G の他のどんな p-部分群の真部分群でないようなものである。与えられた素数 p に対するすべてのシロー p 部分群の集合を Sylp(G) と書くことがある。明日はソフス・リーにフォーカスします。お楽しみに!今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。