こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
先日、出張先で外食したときのこと。
店員さんがお水を持って、
真正面からこちらに
ズンズン向かって来られました。
私はちょっと身体が反応して
「おっ」と思いました。
私がよくお伝えしている
「対人ストレス」という身体の反応。
これは知り合いや他人に関係なく起きるもの。
人が好きでも、
対人ストレスが強いと身体にストレス反応が出ます。
対人ストレスがある人は、
人に近づいたり人に近づかれることに
身体がストレスを感じています。
対人ストレスを自覚している人もいれば、
身体に強くストレス反応が出ていても
それを感じない人もいます。
これは、
人が好き、
コミュニケーションが好きな人でも
起こります。
無自覚なまま、
自分が嫌と感じる距離で
人と接していると
飲食店で私が座った席。
客と店員が
真正面で向かい合うしかない配置でした。
水を運ぶ、
メニューを聞きに来る、
食事を配膳する。
少なくとも3回は
店員さんが正面から
向かってくるんですよね。
これは、
対人ストレスを強く持っている人にとっては
かなりのストレスになります。
対人ストレスが強いと、
自覚のありなしに関わらず、
身体が「嫌!」と感じています。
疲れるようなことをしていないのに
ぐったり消耗してしまうのは、
無自覚のまま対人ストレスの影響を
受けていることが原因かも。
反射の統合に取り組んでいる私でも
「おっ(向かってくる!!)」
と自覚したので、
対人ストレスが強い人は
店員さんが近づいてくる度に、
息が止まったり不快な感じが
するだろうなと感じました。
ここまでは客側の視点で書きましたが、
この対人ストレスは
店員さん側にも影響があります。
対人ストレスが強ければ、
お客さんに向かって
正面から近づいていくときに
強くストレスを感じます。
その嫌な感覚を感じないように
息を止めてこなしたり、
身体にストレスを溜めながら
がんばっているかもしれません。
「なんでこんなに?」というくらい
ぐったり疲れたり、
注文が覚えられない、
聞き取りのミスなど
パフォーマンスの低下に
つながることもあります。
(対人ストレスだけでなく、
固める反射や原始反射の影響もあります)
店舗内の配置や導線、
オペレーションの工夫など
配慮のバリエーションが増えそうだと
今回の出来事で感じました。
この影響を知らなくても
できるかもしれないけれど、
知ることでより多くの視点から
配慮することができます。
そもそも、
みんなが反射の統合に取り組めたら
それが良い。
(できるだけ早く、できれば子ども時代に)
けれどもすでに今
「生きづらさ」という言葉が
こんなに浸透する世の中。
「どうすれば安心なサービスを提供できるだろう」
「スタッフは何を負担に感じているんだろう」
という問いは、
「対人ストレス」や「反射」の
影響を知ることが
答えになっていくのではないでしょうか。
▼対人ストレスの影響を知る。反射を統合する(梅田幸子さん主催)
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脳と身体を育てる
反射の統合ワーカー
大島 明恵
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