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過去記事ぴっくあっぷ、
■【追】謎が解けて興奮/ソコロフ・戦争ソナタの遠距離打鍵の解析
■真央先生と羽生先生/指導力は愛と情熱と、苦労して手に入れたもの
■本番２回の違いにレッスン効果を実感/打楽器クラベスで合奏したかった
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東京の門下生Ａさんは、
数年前、
ジストニアの症状による手の不自由さもあり、
上手く体を使って楽に弾ける弾き方を学びたいと
レッスンに来られました。
熱心にレッスンを受けられて、
楽な弾き方が少しずつできるようになると、
音色がとても美しいと聴く人々から言われるように
なりました。
Ａさんの昔のお知り合いＢさんは、
或る時、偶然、Ａさんの演奏を聴き、
昔のＡさんとのあまりの違いに衝撃を受けて
私に習いに来られるようになりました。
過去の複数の先生方から酷い表現で
将来の可能性を否定され続けていたＢさんは、
「ピアノが弾けるようになる方法」があると知り、
熱心にレッスンに来られるようになりました。
時には、私の１週間以内の滞在中に
２時間レッスンで２回来られることもありました。
弾き方も、表現についても、
少しずつ理解することで、
元々の強い音楽的感受性を
ピアノに載せられるようになったＢさんは、
勇気を出して、
演奏を聴いてもらおうと、
あるサークルに参加してみました。
そんなＢさんの事情は何も知らず
その場が初対面だったＣさんは、
純粋に、その演奏に感動して、
涙を抑えることができませんでした。
そして、、
Ｃさんもレッスンに来られるようになりました。
弾き方も表現も「方法」があるのだと
私のレッスンで理解できて
ご自分の可能性を信じ始めたＣさんは、
それまで、
ご自分には才能がないのだと思い、
ピアノを演奏するのはもう諦めて、
音楽は聴くだけの立場に戻ろうかと思っていたと
打ち明けてくださったのです。
少しずつではあっても手応えを感じながら
レッスンを受け続けるＣさんは、
ご病気で手のご不自由なお友達、Ｄさんを
私に紹介してくださって、
前々回の東京レッスンに一緒に来られました。
Ｄさんの症状は難しくはありましたが、
身体のバランスの取り方や、
他の関節の使い方をレッスンでとことん工夫することで、
少しですが、、前よりは、、弾けるようになり始めました。
完全に弾けるわけではなくても、
「ナイフとフォークで食事をするのが無理なレベル」に
手がご不自由だとは、
誰にも分からないと思います。
そして、、
Ｄさんのお友達、Ｅさんが、今月、
Ｄさんと一緒にレッスンに来られました。
負担の大きい弾き方であることは
見てすぐに分かりました。
やはり、、
練習量を増やすと腱鞘炎で手に注射をされるレベルで
傷めることもあるとのこと。
レッスンでは大変驚きながら私の話を聴いて
納得してくださって
これからも来られるとのこと。
こんな連鎖反応が、
東京レッスンで、ありました。
皆さん、３０代から４０代の大人の方々です。
そういった年齢であっても、
一人一人が諦めずに学んだ事で、
可能性を開花させ、
その開花が、また、他の
諦めかけていた方を前向きな気持ちにさせ
学ぼうと決意させるきっかけとなって
こんな幸せな連鎖反応となりました。
もしも、
この中の、おひとりでも、
「うまくなった人が居ても私には関係ない。」
と考えたら、
この連鎖反応はありませんでした。
まず、ご自分の可能性を信じて頂けたらと思います。
大人でも、可能性を伸ばし、向上するのは
本当に嬉しく、幸せなことです。
弾けるようになるための方法や、
素敵に表現する方法を学べば、
必ず、向上します。
・・・ただ・・・・
ほんの少々条件があり、それは、
諦めないこと、
自分には無理、と自分差別をしないことなのです。
そして、指導する人は、
その可能性を否定してはいけないと思います。
可能性を伸ばせないなら、伸ばせるよう学ぶべきです。
可能性の無い人はいません。
将来の可能性を否定する人は、指導する資格はないと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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