本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
幕別町図書館札内分館で借りました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
「インパクト志向」を1人でも多くの同世代の人間たちと共有したい、政治や経済の世界でも各個人が「インパクト」に責任を負うような世界を実現したい、そしてそんな彼らと切磋琢磨しながら皆で「インパクト」を実現していきたい、このような想いを実現するためには、僕の価値観が形成された実体験を記すのは意味があると考えるに至ったのである。
本書は僕と同世代の若手ビジネスマンを対象に書いたが、これから社会に進出する大学生にも読んで欲しい、また人生の諸先輩方にも読んでいただき、草食男子だのゆとり世代だのと言われる世代の中にも「インパクト志向」の人間がいることを知ってもらい、インパクトの実現を助けてもらえれば幸いである。
いたずらに規模の拡大や売上上昇を目標にしていて何をしたらよいのかわからなくなってしまったあなたにオススメです。
介護事業で言えば利用人数増のみにこだわるあなたにもオススメです。
価値とインパクトがキーワードです。
【気になった抜粋】
自分が一番になれそうな所を選べば、安定したポジションを確保できるし、自分の意のままに物事を進めることができるかもしれない、しかしそれだと「井の中の蛙」で一生を終えてしまう可能性が高い、井の中の蛙で人生を終えるなんて格好悪い、それならば失敗するとしても大海の中で戦っていきたい。
イシューを解く前に考えるのは、イシューを分解することである、このステップが見落とされがちである、イシューを分解することなく、イシューに関連しそうな情報をとりあえず集め、集まった情報ベースに何となく正しそうな答えを導く、こんな「荒い」アプローチは世間に蔓延している、まずはイシューを分解し、本当に必要な情報が何なのかを調査開始前に明確にしなければならないのである。
【響いた抜粋と学び】
「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること、そして自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクト(変革)を与えること、これこそが僕がマッキンゼーの中で学んだ価値観である。
たびたび出てくるキーワード「インパクト」、実は本書を読み終えてからも結局インパクトとはなんだ? と3回ほど読み返しました。担当する企業等に「変革」を与えること、それがインパクトなんですね。
マッキンゼーでは売上を伸ばすだとか規模を拡大する、という目的はありません。
マッキンゼーのコンサルトが気にするべきことは、プロジェクトの中で自分がどれだけバリュー(価値)を生み出し、どれだけのインパクトを生み出したのか、これだけである。
ここです。常に価値を生み出し、インパクトを生み出したのか、なのです。シンプルだけど、これは難しそう。
僕が入社した当時は、少しでも価値を出し、少しでも自分自身を成長させるために毎晩、真夜中、時には朝まで働いていた、有給休暇中はプロジェクトの復習期間に充てて、朝から晩まで仕事のことを考えていた、これは決して働かされているのではない、プロフェッショナルとしての義務を果たし、また自分自身の成長に真正面から向き合っているだけである。
労働基準法なんてなんのその。渋谷ではたらく社長の告白/藤田晋
と通じる部分がありますね。朝から晩まで働いた……ハードワークこそ先行投資。素晴らしい。
例えば採用の面接において「数年後にはNPOで働いてNPOの世界でインパクトを創り上げていきたい」と学生が言ったとする、普通の会社ならば「愛社精神が無い」という理由で落とされるはず、しかしマッキンゼーでは全く問題視されないし、むしろその「志」とその論拠が明確であれば賞賛されるのである。
今の日本人に欠けているのは知識ではない、英語は不得意かもしれないが、それも大問題ではない、論理的思考能力は弱いかもしれないが、アメリカ人が群を抜いているわけでもない、必要なのは、自分の人生に対して責任をもって積極的に「志」に向けて突き進むこと、それだけである。
なるほど。これはまたすごい。一つ目の抜粋のようなことを受け入れられる会社はそうそうないですね。
終身雇用が崩壊している、なんて言葉をよく耳にしますが、従業員は以前として、何かあれば会社のせい、経営者がちゃんとしないから、と口にする。自分の人生の責任は誰が持つのか? もちろん、自分だと僕は思う。
将来の自分を想像できてしまうと、僕の性格上、「早く5年、10年経って、もっと責任のある仕事をしたいな」と一日一日をカウントダウンする日々になりそうだった、そんな生活は面白くない、やるからには一日一日を真剣に働いて、想像もできない無限の世界に挑戦したい。
人とお金をどんどん引きつける35歳からのルール/松尾昭仁
と私、社長でなくなりました。/安田佳生
に同じようなことがかかれていました。不安からいいことが想像できない未来は確かに怖い。それと同じくらい、10年後が目に見えている、というのは怖い。どうせなら、無限の可能性を秘めた10年後に向かって行きたい。
どうすれば生産性を向上できるのか、第一歩は、あなたが調査・分析で何の質問に答えているかの「クエスチョン」を明確に持つことである。
「クエスチョンの明確化」がレベル1だとすると、レベル2はクエスチョンの中でも「アクション仮設を検証するためのクエスチョン」に絞って答えることです。
レベル2の上には何があるのか、更に高い生産性を求めるにはどうすれば良いのか、その答えは「イシュー」にある、これこそが「レベル3」である、イシューの条件は実にシンプルだった、それは「アクション仮設をするかしないかが、経営にとって重要かどうか」である。
何を解かないといけないのか、「答え」を考えるのではなく「問題」を考える、これが全ての問題解決の出発点である。
3週間前の読書会でイシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 [単行本(ソフトカバー)]
が紹介されていました。そういえば、同じことを話していたのかな。
やみくもに調査・分析しても始まらない、何のために調査・分析を行なうのか、何を知りたいのか? を明確にすることです。例えば、帯広にデイサービスはどれくらいあるのか調べる、という調査があったとして、ただ数を調べるだけでは不十分です。僕たちのデイサービスと比べてどうなのか? 時間帯、加算状況、利用定員、営業日など何を比較し、僕たちのデイサービスは他と比べてどうなのか、を調べることです。
レベル2の例で言えば僕たちのデイサービスのお客様の要介護度は高いのか? など仮説をもって調べる、とくこと。
レベル3はその仮説をもってやっていくのが経営にとって重要かどうかです。
やっぱり僕もイシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 [単行本(ソフトカバー)]
を読もうかな。
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クビでも年収1億円/小玉歩
一生かかっても知り得ない年収1億円思考/江上治
一生かかっても知り得ない 年収1億円人生計画/江上治
イヤなことは一切しない! 「一人一億」稼ぐ会社の鉄則/山本富造
なぜ、働かないで年収1億円になれたのか?/川島和正
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イヤなことは一切しない! 「一人一億」稼ぐ会社の鉄則 [単行本(ソフトカバー)]
クビでも年収1億円 (角川フォレスタ) [単行本]
一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 [単行本(ソフトカバー)]
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金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?/堀江貴文
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