幸せって何だろう?☆苦しみが自分を育ててくれた☆ -2ページ目

幸せって何だろう?☆苦しみが自分を育ててくれた☆

こんにちはハガネ(♂)です。

このブログでは、主に、自分の過去の話をしようと思っています。

どうか、よろしくお願いします。

田舎では、色々と苦労(?)をしましたが、、、

ようやく、帰ってきたので、エリナとデートすることになった!

初デートは、映画にしようということに。

あの時観た映画は、某有名俳優が出ていたので、きっとメジャーだったのかな??


俺たちのホームタウンには、映画館が無かったけれど、

隣の町は、オシャレな感じの町で、駅前に大きなショッピングモールがあって、、、

そこの頂上には、映画館もあった。

その映画館は、今でも俺の思い出の場所だ。。

当時、映画事情には疎かった俺は、エリナが提案した映画のポスターを見て、

イマイチな感触だった。

これ、、、おもしろいの??(心の声)

エリナ「これがいいなあ。ねえ、ハガネ君。これ見ようよ!」


「あ、うん。じゃあ、これ見るか!」  (恋愛物か・・・・)

正直、映画というものが良く分からなかった俺は、エリナの希望に応じました。

まあ、当時の俺は、ガキんちょだったし、多分、SFとかハードボイルドにしか

興味が無く、恋愛物、ややこしいサスペンスは見てもあんまり、、、という感じ。

ただ、前日に、エリナはハードボイルド嫌いで恋愛物が好きということを

聞かされたので、俺は、明らかに恋愛物なこのタイトルでも、

エリナと一緒に観ることに意味がある!と前向きに考えていた。

で、間もなく上映が始まった。

真っ暗な劇場、、、、

静かになった時、エリナの横顔を見たら、とても綺麗で、、

やっぱりこの子と付き合えて良かった。。

と一人照れていた。

そして、映画の中盤で、予期しないことが。。

なんと、、、セックスシーンが始まってしまったのだ。

そりゃあ、映画なんだから、芝居と分かっていたけど、

エロビデオすら、まともに見たことが無かった俺には刺激が強かった。。


これには、俺も驚いてしまって、、、

当のエリナも明らかに様子がおかしい。動揺していたみたい。。

俺は、ハルちゃんに色々吹き込まれた影響か、ドキドキしてしまった。

そして、、映画終了。

帰り道、エリナと少し気まずくなったけど、頑張って映画の話題を振ってみた。

やっぱり、エリナも、セックスシーンでかなり動揺したらしく。

「あんなの選んでごめん。知らなかったから。。」

と謝ってきた。

俺は、「謝る必要ないよ!作品としては、なかなか楽しめたし。

     俺、今まで、恋愛とかの映画は観たことなかったけど、楽しかったよ。

     だから、、気にしないで。」


と、フォローをした。そう。別に、話自体は、面白かったのだ。

当時の俺としては、色々と考えさせられる内容だった。。

まあ、その日は、そのまま、家に帰りました。

今、思えば、、

映画の内容は、シリアスで、、、


人に、、好きな人に接することの難しさ、

叶わない想いの果てに何があるのか、、、


というシビアな内容でした。


人に気持ちを伝えること。本心を、真心を伝えること。。

本当に、難しいことなんだ。


当時の俺は、そんなことにも気づかない愚か者だった。


おばあちゃんは、細かく俺の親に報告してなかったので、何もお咎めはありませんでした(笑)

ただ、おばあちゃん、、、なかなかツワモノだ!っつーか007か??

と妙に感心したのは言うまでも無かった。

イトコのリサちゃんからの視線は痛かったけど(笑)

で、、、、あっという間に時間は過ぎて、帰る時がやってきた。

帰る時、ハルちゃんに

 「じゃあ、次までに彼女と初体験してきなよ~(笑)期待してるよ」


と耳打ちされて、また真っ赤になってしまった。

空港に着いて、お土産を買った。

またエリナに会えると思ったら、胸が躍った。

そして、ハルちゃんに色々と吹き込まれたせいで、

エリナに対しても色々と意識してしまうようになった。

これから嵐が来るなんて、予想もしていなかったから。

あの話を聞いて、さらにハルちゃんに「やっちゃえ!やっちゃえ!」と応援(?)された俺は、

なかなか寝付けなかった。

ハルちゃんの体験談は、当時の俺からは想像もつかないほど強烈だった。

(大人からすると、いたって普通ですが)

当時の俺は、純粋過ぎたようです(笑)



ハルちゃんから聞いた話、、マジだよなあ。。すごいなあ。。

と考えこんでしまうくらいだから(笑)

まあ、気が付いたら朝になってたけど。

で、昼頃、リサちゃんと一緒にボ~っとしてたら、

ハルちゃんに、からかわれた。

「やる気になった??(笑)」


「え~~?まあ、俺も男だから本能は有るけどさ。。」


ここで、リサちゃんが退場!!この人達にはついていけないわ!という顔をしていた↓


「ね?多分彼女も待ってるって!!さっさと童○卒業しちゃいなよ!」


「(・・・バレてる)まあ、そのうちね(苦笑)期待してないけど」


「大丈夫大丈夫!今度色々聞きたいなあ(笑)」


と、色々と下品な会話をしていたのですが、、

なにやら視線を感じます。。

リサちゃんが戻ってきたのか??と思って視線の先を辿ると、、、、

なんと、、、、おばあちゃんが、、、、

  (◎△◎)!?見てる!  (へ` ;; やべ~~  ←視線----- ||(-v|| ムフフフォフォフォ

ふすまの隙間から俺達を見ていたのでした!!

異変に気づいた俺とハルちゃんは、即、別の話題に切り替えましたが、

      

        後の祭り。

フムフムと頷きながら、おばあちゃんは足早に、しかも嬉しそうに大人たちが

集まってる部屋に入っていきました(笑)

気が付いたら、もう着陸の時間だった。

窓の外を見ると、幼い頃を思い出して、また懐かしくなった。

最初は、おばあちゃんの家ではなく、イトコの家に行くことになった。

この家は、俺の親父のお姉さんの家だ。

この家には3人の姉妹が居て、

長女のケイちゃん、次女のハルちゃん、三女のリサちゃんという顔ぶれ。

当時、長女のケイちゃんはすでに大人で、独立しており、会うことは出来なかった。

しかし、数年振りにイトコに有ったので、顔見知りな性格の俺は、キョドキョドするだけだった。

ハルちゃんは俺よりも3~4歳年上で、リサちゃんは俺より2~3歳年下だった。

驚いたのは、ハルちゃんの変わり方で、元々綺麗な顔立ちだったけど、

さらに磨かれた感じだった。大人!!って雰囲気に見えた。

皆で、しばらく団欒した後、おばあちゃんの家に向かった。

おばあちゃんの家に近づいていくと、山や森に囲まれた地域にでる。

それを見て、全然変わってないんだね。と安心した。

そして、おばあちゃんの家に到着した。

そしていよいよ法事が始まったわけだけど、、

ずっと正座じゃないといけないので、足が痺れて大変だった。

三女のリサちゃんは何一つ動じない顔をしており、正直ビビった。

で、法事も終了し皆で話した後、解散したので一人でテレビを観ていた。

しばらく俺もボ~ッとしていたんだけど、、、

ハルちゃんが近くにやってきて、

「彼女できた??」とイキナリ聞いてきた。

「うぇ??あ、、まあ、その。うん。できたよ」


「ホント?よかったじゃん。で、どんなコ??」

「小学校の頃好きだったコで、ずっと会ってなかったんだけど、数ヶ月前に

再会してさ。それで、つい最近付き合うようになったんだよ。」


「すごい!!そんなことがホントにあるんだね~。」

そして、俺が付き合うようになった経緯を詳しく聞いてきた。

正に、ずっと質問攻め(笑)

そして、ハルちゃんがとんでもないことを聞いてきた。

「もうやったぁ?」

「・・・・何を??」


「セックス(笑)」


「やってないよ!!だって、付き合い始めたばっかりだし!」(焦)

「そうか。やっちゃいなよ~(笑)」


「いや、無理無理無理!!出来ないでしょ」


「意外と出来るから!やってみ??」

そして、ここでは省くけど、ハルちゃんの赤裸々な体験を聞かされ、

顔を真っ赤にした少年は、放心状態になってうなだれていました。

<続く>

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空港のロビーで、携帯電話が鳴った。

「ん?」

「あ。エリナだよ。今どうしてるかな?と思って」


「空港に着いたよ。つか、人多いなあ(笑)」


「まあ、空港だし休日だからね。仕方ないよ(笑)」


「だね。あ、、そろそろ搭乗手続きしないと。」


「あ、うん。行ってらっしゃい~o(^▽^)o」


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数日前に、俺はエリナと付き合い始めた。

もちろん、恋人同士になったんだから、2人だけで遊びに行ったり色々としたかったんだけどね。

しかし付き合い始めて早々に、祖母の家で法事を行うことになり、

連休だったので当然のごとく俺も行くことになった。

祖母も、高校生になった俺と会いたいと言っていたらしいし。

エリナは、「そっかあ。法事だもん。仕方ないよ。でも、帰ってきたら遊ぼo(^▽^)o」

と言って、不満そうな顔ひとつせずに送り出してくれた。


搭乗手続きをすませ、少し時間が余ったから、空港の中をぶらっと散歩してみた。

空港には小さい頃から何度も来てるけど、来るたびに、不思議な空間だと思った。

売っているお土産を見て、

(エリナと来たら楽しいんだろうな。。そういえば、ちゃんとしたデート、、したことないし。。)

と思った。

そう思うと、エリナとデートしたくなって仕方がなくなった。

帰ったら、真っ先にエリナに会いに行こう。。

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その法事は、俺が中学生の時に亡くなってしまった父方の祖父の法事だった。


父方の祖父の家は、山口県の宇部にある、とある田舎町。

本当に何もない所だった。

そう。本当に何もなかった(笑)


小さい頃はよく遊びに行ったっけ。。。



祖父と親父は良く似ていた。

厳格な雰囲気が特に。


あの強さはどこから来るものだったのだろうか。。


今では大人になった俺でも、きっとあんなに強くなれないだろう。。


そんな威厳に溢れた人間だった。



それでも、俺や、イトコと遊ぶときは一人のおじいちゃんだったな(笑)



そうだ、、俺がお金の価値も分からないような歳の頃だった。

祖父が初めて(?)お小遣いをくれたんだよな。

その時は母親に連れられて、一番近いおもちゃ屋さんに行ったなあ。


一番近いおもちゃ屋さんなのに、1kmくらい離れた場所にあっったけ。。


今でもあのオモチャ屋さん、やってるのかなあ。。


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飛行機に乗った俺は、窓の外を見ながら思った。

おばあちゃん、元気かな??

久しぶりに従姉妹たちにも会えるし。

小さい頃、従姉妹たちと「電車ごっこ」をしていたことを思い出して、クスっと笑った。

そして、機内のラジオで当時のヒットソングを聴きながら、、いつのまにか眠りに落ちていた。

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あの日、、高校1年生だった俺は、初めて女の子と付き合えることになった。

彼女から「好き」と言われて、、耳を疑ってしまったけど。。。

まぎれもない真実だったんだ。


そして、、、、


ずっと、ずっと幸せなんだって、疑いもしなかった。


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俺とエリナは、夜通し語り合って、ようやくお互いの気持ちを伝えることができた。

その後、疲れて眠ってしまったけど。。

深い眠りから覚めて、ふと思ったこと。

ああ夢、、か?



数年間片思い(?)してきて、ようやく恋が実ったんだから、

やはり、信じられなかったんだろう。


あわてて携帯電話を確認。。。




もし、メールボックスに昨日のやり取りが無かったら、夢オチ確定だ。。

もちろん、夢オチではなかったけど、メールを再度読み返して、

ようやく、現実のことだと認識した。




そう思うと、信じられないくらい幸せな気分になった。


エリナのことで、今まで散々悩み続けてきたけど、ようやく報われたと思った。


そして、それからというもの、エリナのことばかり考えるようになってしまった。

生活のほとんどが「エリナ」で埋め尽くされるくらいに、エリナのことばっかり考えてしまっていた。


幼すぎた俺は、それが後々、「大きなしっぺ返し」として返ってくるなんて、思いもしなかった。



<続く>







エリナからとんでもない台詞が放たれるとは思いもしなかった。

「あのね、、、私、、ハガネ君が好きなの。私の好きな人は、ハガネ君。。

ああ、言っちゃった。。。言うつもり、なかったのに。」

普通、こんな時、嬉しいはずなのに、唐突すぎて、混乱した。

俺の感覚では、脈が有るはずなかったから。

からかわれてるのか??と思ってしまったくらいだ。

震える手に力を込めて、携帯電話を慣らした。

1回、、2回、、3回、、4回、、コール音が鳴るたびに、

俺の心拍数も上がっていった。

何回目のコール音が鳴ったときだろうか。

エリナが電話に出た。

「もしもし、、、」

「俺、、だけど、、。ホントなの??」

「うん。。言うつもりなかったけど、我慢できなかったの。」


「なんで言うつもりなかったの??」


「だって、私なんかハガネ君に振り向いてもらえないもん。。」


「ううん。違うよ。。俺、、エリナが好きだよ。。小学校の頃からずっと。。」


「本当に?本当に?」


「こんな時に嘘なんてつけないよ。本当だよ。」

「そっかあ。。嬉しい。。」

俺は、どうしてもこの事実が現実からかけ離れているような気分だった。

でも、、とても嬉しい気持ちで一杯になって。。

今までずっとずっと悩んできただけに、気持ちの格差に驚いていた。

生まれて初めて彼女ができた。。

夜通しメールをしていたせいか、時間を忘れていたようで、

気がついたら朝だった。

俺は、電話が終わると、幸せな気分に浸って眠っていた。

<続く>

エリナに好きな人が居ると聞いて、ショックを受けてしまったけど、


俺は、エリナが好きだから、だからこそ応援しようと決めた。



「おせじなんかじゃないよ(笑)エリナは、自分が思ってるより、魅力あるよ。

だから、もっと自信もっていいと思う。諦めるのは早いよ。」


そう言って、俺の心は泣いていた。


もし俺がエリナのことを好きという気持ちが中途半端だったとしたら、奪おうと努力しただろう。


顔も知らない他の男に取られるくらいなら、

俺が振り向いてもらえるように努力したに違いない。


でも、そんなことは出来なかった。



だって、、本気で好きだったから。



俺は気づいたんだ。。俺が好きなのは、エリナの嬉しそうな顔、、優しい笑顔。


そして、不幸な人を放って置けない優しい一面。


君は、小学校の頃、いつも弱い子の味方だったね。

本当に優しくて。。


気弱そうに見えたけど、それは、君が優しかったから。



だから、、、エリナには幸せになって欲しい。


エリナの恋は邪魔しない。


悲しいけど。。



そう決心した矢先のことだった。



エリナからとんでもない台詞が放たれることになる。。



<続く>



エリナからの「悲しくなること言わないで。。。つらいよ。。」 というメールを読んで、

俺は、どうして良いのか分からなくなった。しばらく考えてしまったけど、、、

もう、追求しない方が良い。これが俺の結論だった。

好きな子の力になりたくて、今回は俺らしくもなく食い下がったけど、結果的に悲しませてしまった。

好きな子に頼りにされないことがこんなに辛いなんて、、、

そうだよな、、こんなに頼りない男だから、、、

エリナのアンテナには俺なんて圏外だもんな。。それは前からわかってた。

だから、俺は見守るんだ。だから、冷静に返信した。

「悲しいんだ、、そんなに触れてほしくない話題だったんだ。。

もう、このことには触れない方が良いね。じゃあ、俺は待つよ。 」


「ううん。。じゃあ話すよ。。いい?」


「え??話してくれるなら、話してよ。」


「じゃあ、言うね。。私、今、好きな人が居るんだ。。」


脳天をハンマーで打ちつけられたような衝撃を受けた。


「そうだったのか。。それで、それが、何か問題なの??」

と、冷静に返したが、あまりのショックで、ブルブルと震えていた。手も、足も。

「でも、、私、その人に相手にされてないし、、だから、絶対無理なの。。」

「え??そうかな?そんなことないんじゃない?そう思い込んでるだけかもよ?」

精一杯の強がり


「ううん。。ありがとう。もう分かってるんだ。。無理だって。。」


「そうなのか、、でもどんな人なんだろ。エリナみたいな子を相手にしないなんて、、

  正直、もったいないよ。。」


「ありがと。。おせじでも、そう言ってもらえて嬉しい。。」


「おせじなんかじゃないよ(笑)エリナは、自分が思ってるより、魅力あるよ。

だから、もっと自信もっていいと思う。諦めるのは早いよ。」


俺は、もう、自分の願望を忘れていた。エリナが幸せになればいい。

悲しいけど、エリナが悲しい思いをする方が嫌だから。

<続く>

俺じゃ、エリナの力になれないのかな、、。気持ちが折れそうになった。

でも、どんな形でも、傍に居る!と決めたから、これでポキッと折れるわけにはいかなかった。

俺に足りないのは、、、勇気だ。踏み込んで、傷つくのが怖いだけじゃん。

ダメだ。俺。このままじゃ後悔するよ。もっと食らいつかないと。

     今は頼りないかもしれない。

でも、、、大切なのはこれからなんだ。もっと成長しなきゃ。。だから、、頑張る。


「エリナ、、今、俺は頼りないかもしれない。でも、俺、、お前が困ってるのを放っておくわけ

にはいかないんだ。頼む。もっと俺を信頼して、頼ってよ。」

  とメールを送信した。すると、

「ありがとう。でも、このことはハガネ君には言えないんだ。今、言ってもどうしようもないんだ。

どうせ、私の願いは叶わない。」と返ってきた



「願い??やっぱり何か困ってるんだ。。じゃあ、なおさら放ってはおけないよ。

力になるから。。相談してくれ!」


「無理だよ。。これ以上迷惑かけられない。。もう気まずくなるの嫌だよ。。」


「俺、、お前のことが大切だから。。大切な友達だから、、もっとエリナのこと、、知りたい。」


「悲しくなること言わないで。。。つらいよ。。」


悲しい???どうして、、やっぱり俺じゃあエリナを追い詰めるだけなのか。。

どうすればいいのか、、、どうすれば救えるのか。。

そればかり考えていた。

<続く>