「ううん。言えない。何年か先に、会えたらその時に言うよ。。」
この台詞が、何回も頭の中でループを繰り返す。秘密ってなんだよ?わかんないよ。。
隠し事って、、、ホントは彼氏が居るのか。。??それとも、他のことなのか。。
エリナは、なにか大変なことに巻き込まれているのか。
とにかく、目の前が薄暗くなってきて、呼吸が整わなくなってしまった。
「えっ、、気になる。。教えてよ。」
精一杯の気力を振り絞ってメールした。
しかし返事がこない。。怒らせてしまったのかな。やっぱり聞かなきゃよかった。
こんな時は、時間が経つのがすごく遅い。。何度も何度も携帯をチェックしても、画面は
ただの、普通の待ちうけ画面のままで、、、
そして、もう返信は来ないだろうと諦めた時、
「ごめん。やっぱり教えられないよ。ごめんね。」
と返事が来た。
正直悲しかった。どんな隠し事だったとしても、俺には言って欲しかったから。
もし、彼氏がホントは居るんだったら、すごく悲しいと思うけど、
それはそれで受け止めなきゃいけないことだと思うし、
大変なことに巻き込まれているんだったら、もっと俺を頼ってほしかった。
どんなカタチでも、俺はお前が好きだから、受け止める覚悟があるのに、、
そんなカタチでも、俺はお前を守りたいのに。。
想いは届かないんだね。。どんなカタチでも。。。
<続く>