まず美しい山岳地帯の風景が見られるバーバラ・ダゲンの店はどこにあるんだ? そんな疑問がわいた。英語の話される国らしくない。
客の三度目の結婚式のドレスのボタンで一悶着あって、車で店に戻るとちゅう事故現場に遭遇した。この事故には事件が絡んでいそう。それを察知したバーバラの選択が始まる。
見過ごす、は無い。救助する、もない。したがって警察も救急車も呼ばない。魅力的な魅惑的なブツが目の前にあれば飛びつくのは当然です。ここからの展開が観客の一人として思ってもみなかったことになっていく。
彼女の発するChoices, choices…は普段は声に出さなくても、常に次の一歩を決める言葉だ。次どうする?あれとこれどっち? 決められないこともあるけれど、この場合決めなきゃならない。決めてしまえば行動するだけ。ここはスイスということで、あとからスイスに変換した。スイスのイメージに似合わない! それはともかくここから始まるバーバラの大活躍は、なんと第3部まであるのでした。その都度Choices, choices…とつぶやく。
バーバラの武器は腕力でも拳銃でもない。仕事で使っているものを有効活用してます。それは映画を見れば分かるし、やり口も見せてくれる。でも実際にあんな具合にうまく行くものですか? 彼女はそれまでにあれをあのようにやったことがあったのでしょうか。相当な練習、訓練をしないと出来ない特殊技能に見えるんですけど。どうでしょう。
ところがほぼ成功。彼女の解決法は全てあれなので、うまくいって解決する、ってわけでもないのが悲しい。術は持ってても成功に導いてくれるわけではないのです。ハッピーエンドとは決していえない終わり方を、どう考えたら良いのでしょう。
これはゲームそのものです。面白い仕掛けがあって、それにしたがって操作して成功したり失敗したりする。コントローラーは持ってないけど、参加している気分を味わえる、という新感覚の映画なのでした。十分に映画を楽しんだ気持ちにはなれなかった、残念。
監督 フレディ・マクドナルド
出演 イヴ・コノリー、カルム・ワーシー、ジョン・リンチ、K・カラン、ロン・クック、トーマス・ダグラス、ヴェルナー・ヴィールマイアー、キャロライン・グッドオール
2024年