野良犬の足跡 -4ページ目

ウィルス

ウィルスが氾濫している

ウィルスが氾濫している


当の僕のパソコンにもウィルスが忍び込んだらしい

思うように操作出来ないのだ

ウィルス検索しても出てこないし

強敵だ


何事にもウィルスが付いて回るのかもしれない

パソコンに、風邪、伝染病、人間


街はウィルスで溢れている

外へ出れば、いや目が醒めた時からウィルスが徘徊してるだろう


僕の心の中のずっと深いところにも棲息してるのだろうか?

いつ暴れ出すか?いつ世に出ようか?

中で掻き乱すか?外で大声出そうか?


何を考えているのか?わかりはしないさ

ウィルスだからね

それなら、じっと待つよりは毎日を楽しまなくちゃね


暴れ出すその前に

暴れ出すその前に


死とは?

人は死と向き合った時、何を考えるのだろうか?


僕の近くに死を覚悟したご老体が存在する


「お祖父ちゃん、来年の夜明けは見られないみたいよ。」


火急の連絡に「もしや?」と思い、取る物も持たずに走り出した

息を切らしながら駈け付け、部屋の前で一呼吸置く

脈が落ち着くのを確認した後僕は、最後となるかもしれない旅路部屋へと足を踏み入れた

そこには口を開けた状態で眠っている一人のご老人の姿があった


ガキの頃、太平洋戦争時の貴重な体験や幼少期のアクシデントなどを

一家団欒時に面白おかしく話し聞かせてくれたものだ


かつては片手に銃を、戦後は金槌を、余生は日本酒を持ち歩いた日々を思い巡らしているのだろう

ユーモアや趣味もあったりと、とてもあの厳しい戦争を通り過ぎた人には思えなかった


「時間は過ぎ去っていくものなのね。」

「お祖母さんが先に逝ってるから、迷うことなく天国への階段を登ることだろうね。」

「お祖父ちゃん、お祖父ちゃん。」


僕は今ココに眠っているご老体をみつめながら、「いつかはこの僕も・・・・・・・・・・」

と思いつつ、手にはしっかりと汗を握り締めていた


僕が死ぬ時は何と向き合うのだろう?

僕が死ぬ時は何を想うのだろう?


いつも以上に自分に問いただしたくなる一時だった



キスリング

キスリング

言い伝えではリングにキスをして願い事をするともし相手が約束を破ったら、はめている指を締め付けて指が落ちてしまうという


「へぇーそんなの嘘っぱちじゃん!」
「現代科学では解明出来ないなぁ。」
「なんか面白そうね。」


人の意見て様々だなぁ


新宿で待ち合わせ、好きなあのコと行き着く先はジュエリーショップへと向かっていた
迷信は迷信さ
僕は今君といることの方が大切なんだ


金、銀、プラチナ。高いものもあれば、お手頃のものもある。様々なリングの山に群がる4つの瞳達

ジュエリーと瞳の数に心が掻き乱され、目が霞んできた


あー

しばらく眠ってたのか?

僕が意識を取り戻したのは、紛れも無い純白の淀んでないベットの上だった


僕が真っ先に見たモノは彼女の屈託の無い笑顔であった

そして第一声は彼女から


「忘れないでね。」


とただそれだけつぶやき、君は僕のリップと薬指にそっとグロスの付いた唇を添えた


あー

夕日が都会のビルの隙間から見え隠れし、今日も一日が当たり前のように過ぎようとしていた
結局僕たちはリングを買えなかった

今日の目的を達成できなかった自分

人生の旅路に一歩立ち止まった二人

果たしてそれは正しかったのか?


二人はリングを買えはしなかったが、彼女におまじないをかけられた日であった

魔法が解けないように祈ろうか?キスリングのように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


次の朝になっても僕の薬指にはキスマークが消えないままでいたのを覚えている

落石

落石が誰かの頭を狙ってる

落石が誰かの頭を狙ってる


道路をふらついてると砂や泥が以上に散乱してるのが目に付き、上を見上げるとそこは

崩れかけるプロローグ

今まであったものから少しずつ欠けてきて


地層は何年かかって出来るんだろう?

ローマは一日にしてならずなのか?


きっかけは必ずあるはず

最初はほんのわずかな切れ端だろう

ほんのわずかなツボミだろう


僕の頭にも降ってくるのか?それも時間の問題


しばらく経って同じ道を通ると補修が始まっていた

補修すればいいんだろうか?万事安心なのか?


いやいや待て、待てよ


その前にやるべきことは?

その前にするべきことは?

スパイダーは今

スパイダー

時たまキッチンの洗面にいる

周りを囲まれて身動き出来ない


スパイダー

僕の部屋の住民であり、相棒

糸を操りどこへでも移動する


何かを狙ってるのか?僕へのアピール?

会わない日はないほど顔を覗かせる


いつか僕もあいつの網にかかり食べられちゃうのかな?

追われるものが追い、追いかけるものがいつの間にか追われてる


そうか人生は紙一重

そうさ人生は紙一重


いつも会ってるヤツも実は別物?同じ形をし僕を惑わす

網を張りじっと狙ってるよ


僕という餌を狙って

僕という相棒を待って


じっとじーっとね

天命

天命てあると思う

天命てあると思う


仕事なんてクソくらい

僕なりの生き方をしたいんだ


だが、少しばかりの負けず嫌いが

少しばかりの驕りがこの僕を奈落の底に突き落とす


ほんの小さなカッコつけのために

ほんのわずかな勲章のために僕は何やってるんだろう?


あーくだらない自分

あーつまらない自分


これからも僕を苦しめるだろう

これからも僕を悩ますのだろう


こんな生きとし活ける自分に幸あれ。

星は・・・

ふとコーラが飲みたくなり、近くの自販機に足を運ばす

空を見上げると なんて星はたくさんあるんだろう?


子供の頃あれがオリオン座であれがさそり座

お互いに牽制しあいながら存在してるんだよって言われながら、夜空を眺めていたっけ?

今はその幼少期より星の数は多く僕の瞳に映ってる


夢でも見てるのか?今にも僕の浮かない頭に降ってきそうなほど、星が間近に感じた


僕と同じように空を見上げ、思いを巡らす人がたくさんいるのかな?

自販機までの道程の中をずっと空を見上げて歩いた


お金を入れ、缶を取り帰宅する

コップに思いっきりコーラを注ぐ


シュワー


満たされたコップの中から泡が飛び出し踊っているような気がした

その泡がしんみりと星に見えた一瞬だった

ギリギリ

僕はいつもギリギリ 常に歯と歯を噛み締めて

僕はいつもギリギリ のんびり屋だから


人生の断崖絶壁で何を想うだろう?

あの娘宛のメールの最後に何を打とう?


子供の頃の夏の宿題 いつも最後の週になってやるか学校始まってからやってたなぁ

試験勉強も以前からやってればいいものの いつもいつも前日や2~3日前から


僕はそういう性分 そういうライフスタイルなのかも?


ギリギリの中で生き、ギリギリの中で死にたい

ギリギリの中に活き、ギリギリの中で死にたい


いい夢見れそうだし しかも痩せそう


僕はいつもギリギリ 

僕はいつもギリギリ


ギリギリギリギリギリギリ義理義理?ギリギリギリギリギリギリ霧霧霧霧ギリギリギリギリ

匂う

匂いが僕に問いかける

匂いが僕に問いかける


何気なく街をうろつくと色々な匂いを感じことがある

ごま油の香ばしいにおいからスパイスの効いたカレーのにおい

魚の焦げたにおいから目に痛く焼きつくにおいなど様々だ


においとは人の気配も感じさせる

家の窓の隙間から柑橘系のすがすがしいにおいから体臭を感じるにおい

子供が生まれたにおいから余命いくばくも無いにおいまで


においはにおいでも違う種類の匂いも街には埋もれている

家の佇まい造りがどうも怪しいにおいからなぜか笑っちゃうにおい

目を覆いたくなるにおいもあれば凝視したくなるにおいもありコレも様々


匂いとはそういうもの

匂いとはそういうもの


街にはあらゆる匂いが氾濫しこれからも僕に信号を発し続けるだろう

自分という「におい」を肌で感じながら


恋のルーレット

君なんてさ どうでもいい

なんて言いたいなぁ


ゲームなんてさ もうやめようよ

シャララララララ(シャララララララ)


本当のことを 話したいだけなのに それなのに(それなのに)

時間が過ぎても 終わりにならないよ


駒の色で また喧嘩になる

シャララララララ(シャララララララ)


君の事は 知っていたはずなのに それなのに(それなのに)

時間が過ぎても 終わりにならないよ


地平線にかすかに見える光を浴びて もう夜になりそう


君なんて どうでもいい

なんて言いたいなぁ


地平線にかすかに見える光を浴びて もう夜になりそう


君の肩を ずっと抱きしめても

シャララララララ(シャララララララ)


恋のルーレット 廻り続けているよ それなのに(それなのに)