新聞によると、
創業100年を超える企業が、国内に2万社あるそうだ。
(東京商工リサーチ調べ)



企業30年寿命説、なんてのも在る中で、
この数字は驚愕。



昔、確かこんな話題でブログに書いたことがあった…はず。



世界でもトップクラス、だった、と…



興味のある方は、右側サイドバーの検索窓で、過去エントリーを検索してみてちょ。







んで、本題に戻り。



宗教法人を覗いて創業が最も古いのが、
寺社建築工事の金剛組(大阪)という会社で、創業578年。


(スゲェ~)



安土桃山時代までの創業は266社、江戸時代創業が3530社もあるらしい。






こうした長寿企業の共通した特徴が、


①本業重視であるが、時代に合わせて変化させている。

②身の丈にあった経営をしている。

③従業員の幸福を重視している。



の三点だそうだ。




また、別の記事を見ると、
これらの企業中、売上高が5億円以内がかなりの割合を占めているそうな。




「身の丈経営」とは、
要は「ムリをしない」ということなのだろう。





だが、企業というのは成長していく事が命題のようなもの。



とは言っても、力量にそぐわない急拡大は企業の足下をすくい、
結果的に従業員を泣かせることになる。




時代に合わせて変化…というのも、
時代を読んでいるのか単なる思いつきなのか、
非常に判断が難しい。




ムリしない、というのは、
ウラを返すと消極的とも云えなくもない。




禅問答のようで答えは永遠になさそうだが、
株価回復の割に景気回復感がない昨今、



こういう時代だからこそ、
荒波を乗り越えてきた長寿企業に、
学ぶべき事が多いのかも知れない。
今日から選手の東京合宿。



ここから二週間は、入れ替わり立ち替わり、
様々な選手がマンツーマンのミニキャンプに来る。






今日はジャンプ選手のトレーニングだったが、
少し前から

「パフォーマンスが向上する立ち方」

について話しをしていたが、
何となく感覚を掴んだような発言をしていたが…







…、ま、大抵は勘違いなんですが(笑)






内容は、
以前から、このブログでも何度か書いている、


「不安定と安定の境目」



が、最高の立ち方である、と。





一般的にいう「安定している」と云うのは、
「固めて」「緊張している」のがほとんどで、
実は崩れるか崩れないかの一歩手前…




ここが最も、ハイパフォーマンスである。




果物が、腐る直前が最も旨い!

ってのと、近いかも知れない。



究極の「熟」。







もちろん、ほとんどのスポーツは、
ただ立ってると云うわけには行かないのだが、
その「安定と不安定の境目」で立つ感覚を会得して、
その感覚を生かして、それぞれの構えなりに入る。





「構えちゃったら、そんな感覚、どっか行っちゃうよ…」




なんて、安易に考える人間は、永遠に一流にはなれない。





もちろん、
構えやフォームは、ただ立ってることとは違うが、
その立ってる感覚をどこまで残せて

「構えられるか」。






自分の理解を超えている概念を、
分からないからといって排除していると、
永遠にそのまんま。






これは、人間関係にも似ている。





人の関係は、全てが「つながり」。



あいつは苦手だ、嫌いだ、
といって排除していると、
その人から繋がる膨大な人の繋がりを、
全て排除してしまうことになる。






「概念」も、
「人間」も、



まずは食わず嫌いせず、
とりあえず取り入れる、飛び込む。







自分の環境を決めているのは、
常に

「自分の心、考え方」


なのであるのだから。
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090802180615.jpg
今日は毎年恒例のCPR(心肺蘇生法)講習。



だいぶ人数が増えてきたので、
今年から茨城地区と埼玉地区に分けて実施~










今日は茨城地区。



近隣エリアの理学療法士や作業療法士の方々が集まっての講習。




会場は土浦にある「神立病院」。



デイケアや通院リハ、長期リハ、訪問リハ、など、
様々な取り組みをしている総合病院である。



鍼灸院までも併設されている。





こちらのリハ施設の責任者の方には、
古くからお世話になっており。





医療従事スタッフに、正しいCPR技術を習得してもらうべく、
早い時期から周囲に積極的に声を掛け、
少しづつ広がりを見せている。






最近、改めて思うのだが、
このような「旗振り役」がいると、
結局、周りの若手が本人も知らぬ間に力量が向上する。





そういう「芸」が、結果として、
自分の身を助ける事になる。




そんな事が、若いうちは気付かないが、
後々気付くことになる。



気付いた人間は(全員ではないが)、
将来、自分が上に立ったら、
後輩に同じようにしようと考える…





大変、理想的な「連鎖」である。








こういう先人に出会えた人は、
非常に幸運である。







…さて、来月は埼玉地区での同様の講習。




こりゃ~、将来は関東地区の医療従事者を網羅出来るかな~(笑)
アメリカなどでは、
ペット(主に犬とネコ)に対するCPR(心肺蘇生法)がかなり普及しているらしい。



それ専門の普及団体もある。




日本ではこれから。






確かに日本でも少子化で、
代わりと云うわけではないが、ペットに対する愛情は、人間以上のものがある。





変な話し、


我が子の為にCPRを学ぼうとは思わなくても、
愛するペットの為ならCPRを学ぼう、



と考える人は多いかも…




先日、犬用のCPR訓練ダミーを見て、ビックリ!!




観賞用の剥製かと見間違えるほど、
精巧な…







でも…






土佐犬なんかに、出来るかな~




犬に対する人工呼吸はマウスtoノーズ(鼻に吹き込む)のだが、
いきなり意識が戻ったら、ガブリっ!!





…なんて。





犬は、「この人がオレを助けてくれた!」



なんて、思わんだろうしな~
今日で2ヶ月に渡った「パートナーストレッチ」の指導者講習が最終回。



最後の認定試験。




あくまでも社内のみの認定だが、
ほとんどの人は真剣そのもの。




緊張感に耐えきれず、
ウケもしないくだらないギャグを一発かますが、
案の定、しらけた空気…





(言わなきゃ良かった…)








何はともあれ試験は進み、
数名を残し、何とかほとんどが合格。




あとはお客様に、実際にサービスを提供することになる。





アルバイトの方々は、
顧客を獲得すれば、そのまま稼ぎになる。





皆さん、稼いでちょ~









…んで、最後の締めに、
皆さんにお話しした内容。










「今のフィットネス業界は、実はよ~く考えるとおかしな現象が普通にまかり通っている。



例えば、今人気のヨーガやピラティス。
あるいは加圧トレーニング。



それらを否定するつもりはないが、
本来、何かを他人に指導しようと思ったら、
実際にヨーガやピラティスを一定期間(少なくとも数年)、自分で実践して、自らの肉体の変化を実感して、
『これは素晴らしい!!』と感じて、初めて人に指導したい!…



となるのが、本来の姿である。





だが実際のほとんどは、


『流行っているから』

『顧客がとれそうだから』



と、自分で効果の実感がないまま、短期間の養成講習を受けて、
指導者になってしまっている現状が、ほとんど。
(全てではない)





よく考えたら、
冷静に考えたら、




『これって、おかしい…!?』




と思うのが自然であろう。




他人にストレッチを施してもらって、
その効果を実感していない人が、他人にストレッチを施すことは、
本筋からしたら、おかしなこと。




そういう当たり前な感覚を是非忘れず、

その足りない経験は、これから各自の自助努力で埋めていただきたい。





今回の合格、というのは、
実は不合格、という意味であって、
自分の力でこれから真の合格にしていただきたい。」










在る意味、これはフィットネス業界の最大のタブー。







料理を食べて、


「旨い!!」



と思ったから料理人になろう、と思うのが自然であろうし、




マッサージ受けて、



「気持ちいい~」




と感じて、他人を癒やしてあげたい、
と思うのが普通。






理想論かも知れないが、
その運動メソッドの効果を何ら実感出来ていないで、
ウケが良いから急造で指導者に仕立て上げる現状…




ヨーガ。



ピラティス。



ボールエクササイズ。



ストレッチボール。



スタビライゼーション。



ヘタすると、
真剣にウェイトトレーニングやった期間もないのに、
「ウェイトトレーニングすると、基礎代謝増えますよ~」


なんて言ってる。





お前、経験したことあんのか?…









いかがなものか…





と、思わずにいられない。
コンバインドチームジャパン(ノルディック複合全日本)は、
昨日からサマーグランプリシリーズ(夏のワールドカップ)出場の為出発。





バンクーバー五輪に向けた仕上げの第一弾。





雪上のパフォーマンスとは必ずしも一致はしないが、
身体の仕上がりの確認としては大事なアピールの場。





当社でサポートする選手も元気に出発。




最後のメールでは、



「アツく、ユル~く頑張って来ます」




と。





教えが浸透しているのは喜ばしいが…




ユルくなり過ぎるのが心配…






クリアな頭、燃える闘魂~!!
先日の全英オープン(ゴルフ)から、
宮里藍選手が優勝を飾ったエビアンマスターズ(ゴルフ)など、目の離せないスポーツイベントが続く中、
今は世界水泳。



またまた寝不足が続く日々…





アテネ五輪以降、
日本選手が世界と戦えるレベルにまで成長した、
と云うのが最も大きい要因ではあるが、
ここ最近、水泳の大会は随分と見応えの有るものになった。





記録、ももちろんなのだが、
明らかに「勝負に行っている」と分かる表情や立ち振る舞い…





これをリアルタイムで見られる、と云うのが、
スポーツ勝負の醍醐味である。



そういう意味で、
今回の水泳世界選手権も大変興味深い。





特にバタフライで銅メダルを獲得した松田選手。




表情を見ていても、予選から準決勝、決勝…



挑み、勝負に徹している雰囲気…



まるで、一つのストーリーを見ているかのような感覚であった。





さすがにフェルプスには適わなかったが、
勝負として見事であった。







それにしても、背泳100メートルで金メダルに輝いた古賀選手は見事の一言。







だが…






戦前はあれだけ入江選手を持ち上げておいて、
四位に沈むや蜘蛛の子を散らす如く…




ま、これが勝負の世界、
と云えばそれまでだが、
ホントにマスコミってのは、節操のかけらもないですな…





また、古賀選手が金メダルを取るや否や、
大特集。





取り上げるポイントは、
北京落選後に茶髪にしたりピアス開けたり、
少し曲がった方向に行ったが、トレーナーの勧めで空手の修行を始め、
そこで礼節を含め、大切なものに出会った…




と、いうもの。




局によって重点の置き方は多少差はあるが、
大方、こんな感じ。






まあ、間違いでは無いんだけど…






私がいつも書いているように、


「態度」



というものは、勝負の最終局面に効いてくる。






だけど、何となく捉え方が薄っぺらいんだよな~










それにつけても、入江選手。




ちょっと心配。







顔が堅いし。




何より、「眉間」に力みが漂う。






眉間は、全身の状態を表すので、
眉間をリラックスさせると全身が弛む。






たぶん、コーチがアドバイスしてると思うが…







月並みだけど、
200mは持っている力を出し切って欲しいな~
優勝:伊東大貴選手(雪印)


二位:葛西紀明選手(土屋ホーム)


三位:加藤大平選手(サッポロノルディックスキークラブ)




世界選手権金メダリスト、複合の加藤大平選手がスペシャルジャンプの選手に交じって三位に食い込む。




今季から雪印に移籍した伊藤大貴選手も、
好調をキープ。




環境が変わったことを、確実にプラスにして、
自分の力に変えているようだ。
昨日まではクロスカントリースキー選手のミニキャンプ。



今回は特に、スタビリティを向上させる為の内容。





言い換えると、
「表層筋」より、「深部筋」をいかに反応させるか…?



がテーマ。





ただし、外から見ている分には、
ただの自重トレーニングにしか見えない。





だから先日も、


「あの腹筋のトレーニング、面白かったですね~」


と、ジムのスタッフに云われたが、



ニコニコしながら、
「でしょ~っ」
と答えるに留まる。




意地悪するわけじゃないが、
外から見て、本質的に何をゴールとして目指しているかは、
そう簡単には分からない。



それを説明しようとすれば、
かなり時間が掛かる。






だから、素通り的な反応に対するコメントは割愛してしまう…





ま、これもあんまり良くは無いんですが…







んで今回の指導中、
選手が突然、




「あっ!、何か分かりました。



いや…分かったような気がします。



身体を安定させようとして無意識に入ってしまう『力』は表層で、
むしろ『力』を抜いた方が逆に安定する…



その時に、深部筋が活動している…



んですね?」





と。







あたし、基本的にはあまり「教えない」。






結局のところは、いくら指導者が言語を尽くしたとしても、
感覚の共有は究極的にはほとんど不可能で、
選手が自ら、「感じて」、「発見」するしかない。





だから、出来るだけ、


「教えない」


で、



「教える」。








だが、感覚を掴んだから勝てるか、

と云えば、事はそう単純ではない。






これが勝負の難しさ。



「パフォーマンス」と云うものの複雑さ。






かくして今日も、

それらを追い求めて、指導が続く。







アスリートの諸君!!



「考える」な!!




「感じろ」!!








まさに、ブルース・リーの世界(笑)


by 燃えよドラゴン。
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今日もNISMOへ、スタッフの身体調整へ。


写真は整備場からの外の風景。




内部はトップシークレットだから撮影出来ないんで、
これで我慢してちょ。









NISMOに40年以上関わっている車体塗装のスペシャリストの方に聞いたら、
窓から見える大井競馬場のところまで、
昔は海だったそうな。



海水浴場として賑わって、
この界隈は料亭街だったらしい。




だから近くの駅の名前が「大森海岸駅」なのね~





何となく聞いたことはあったが、
当時を知る人に直に聞くと、これまた新鮮で。




タモリ倶楽部みたい…(笑)






で、GTシリーズは今週末は仙台・菅生にてレース。




施術をしている隣りでは、
クルーの方々がタイヤ交換と給油作業の最終確認を兼ねたトレーニング。



また、明日に車を搬出する準備など慌ただしい様子。






トレーニング、とは云っても真剣そのもの。





恐らく初めて見たら、
その音と迫力に圧倒されるだろう。






さあ、次戦・菅生!!





頑張れ!!NISMO!!