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AM5時。


クロカンチーム、朝のローラースキー練習出発前。
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毎年撮影してる画像なんで、
特に変わり映えはありませんな…



ダッシュなどに使うメイングラウンド。



長野オリンピックの時には、
クロスカントリーやバイアスロンなどの会場になった。








大学のサッカー部なども練習中。



今年は通常よりも一週間ずれた日程なので、
他のチームが少ない~




あたし、このアングルの写真、
好きなもんで…
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そのまま練習に付き合う。


午前中はアルペンセクションにつき、
午後はジャンプセクションに帯同。
世界陸上選手権でのウサイン・ポルト選手の驚異的な走りに世界が驚嘆した。



数値的な凄さも、メディアで明らかにされていり。




ポルト選手はスタートが課題と言われてきたが、
100m決勝での号砲からの反応時間は0秒146。
タイソン・ゲイ選手の0秒144とほぼ互角。




見たところ、いつもあった20mまでの身体のブレも少ない。



そのままトップスピードに入り、
最高時速は44.7キロだったそうだ。





また、ポルト選手は100mをおよそ41歩で駆け抜けたそうで、
一歩あたりのストライドは2.44m。

対するゲイ選手はおよそ46歩で、
一歩あたりのストライドは2.17m。



ゲイ選手はその不足分を一秒間あたり4.73歩の高速にて脚を回転させたが、
ポルト選手も、あの長い脚を1秒間に4.27歩の高速回転。






単純に言えば、長いストライドを、
ゲイ選手に引けをとらない高速に回転させたわけで、
こりゃ~物理的にかなわない…







ストライドを伸ばす為には、
対角の肩甲骨を、肋骨上に滑らせなければならない。


腕を振るのは目的ではなく、
手段である、と考えられる。




だが、肩甲骨を滑らせれば当然、身体がそちらに引っ張られるので、
ブレないようにそれを押さえ込まなければならないが、
押さえ込む意識が過剰になると、「力み」に繋がり、
ストライドも狭くなり、回転スピードも落ちる。





ポルト選手は、それを押さえ込むというより、
背骨全体を柔らかく使い、
押さえ込むというより、「緩衝」させて吸収しているように見える。




高層ビルが、大地震の時に全体をくねらせて、
衝撃を吸収させているのに似ている。




(これについては過去エントリーの「五重塔の構造」で述べた)






ポルト選手がどのようなトレーニングを積んだかは分からないが、
単に身体的優位性だけで勝利を掴んだ訳でないことは確かである。







ポルト選手が勝利インタビューで語った言葉が印象深い。






「やるべき事をやってきた甲斐があった。」







まず、


「やるべき事」




が分かっている、ということが重要で、
多くのアスリートが、まずここが分からない。





そして、




「やってきた」




ということ。




「やり続けた」


と表現した方が的確だろう。






「やるべき事」を示唆してくれる人、またはそれを認識出来る認識力。


「やり続けられる」環境、
揺れる心を修正出来た周りのサポート。


もちろん、本人の精神力。










勝利は、様々な要因の積み重ねと、その集大成の結果である。
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写真は今日のトレーニング風景。


まだ時差ボケが残ってるので、
まだ軽めの調整。














昨日触れた、ノルディックスキーのジャンプ部分のルール改正について。



まだ正式に決まったわけではなく、
試行錯誤を繰り返して、妥当性のあるルールに仕上げていくようだ。




実際、サマーグランプリの四戦の中でも、
毎回ルール変更があったようで。




大まかな主旨は、

「風による不公平感を是正する」

ということだ。





追い風は不利で、向かい風は有利。



こればかりは「運」で、
他の競技に比べても、選手の順番によってかなり差が出てしまう。




その風の強さを数値化し、
点数から増減させよう、というものだ。




当初は、最初に飛んだ選手の時の風の強さを「0」とし、
それより向かい風だったらマイナス、
追い風ならプラス、だったそうだが、
二戦目からは無風を「0」と変更になったり。




また、自分の(コーチ)判断でゲートを下げて、
下げた分は点数が加算される仕組みだったが、
途中の試合からは、誰かがヒルサイズの95%の距離を飛ぶまではゲート変更が認められなくなったり。





どれが最も不公平感がないか、
試している段階。






だが、この時期にこのようなルールを試しているということは、
バンクーバーで導入を目指しているのだろうし、
参戦していた選手も、現場の雰囲気から、導入される空気を感じたようだ。





受け取り方は様々であるが、
やっている選手は前向きな捉え方か多い様子。



もちろん、まだピンと来ない、という意見もある。




あとは、
この風の強さで、この程度の点数増減が妥当かどうか?
という問題と、
風の計測が本当に正確か否か?
の問題。





また、今は横風も向かい風とされるらしく、
それが妥当かどうか…






ただ、いずれにせよ、
見ている観客側からすると、
順位や試合の流れが分かりにくい。


ただ単純に遠くに飛べば良い、
という競技にはならなくなる。






まだまだ問題は山積で、
試行錯誤は続く。





冬のワールドカップまでに方針は決まるか…
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ノルディックスキー・コンバインド日本チーム(複合)が、昨日の午前に帰国。



サマーグランプリ(夏のワールドカップ)に参戦し、
様々な収穫を得て来た様子。








写真は、数年前から当社がサポートしている加藤大平選手。
(サッポロノルディックスキークラブ)




今年行われたノルディック世界選手権で団体金メダルに輝いたメンバー(第二走者)で、
来年のバンクーバー五輪にも活躍が義務づけられている選手である。





昨日、成田に降り立ち、
そのまんま、私との東京合宿の為に都内に直行。




疲れた身体を休める間も無く…




今日から3日間の合宿。



もちろん、「鍛える」というより、
連戦で崩れた身体のバランスやコンディションの調整が主。



疲労はしていても、
ここで身体をニュートラルに戻しておかないと、
これから全日本チームの合宿が続くので、
パフォーマンスの維持が難しい。






それはそうとしても…





休みたいだろうに…


お疲れさん…






まーそれだけ、
バンクーバー五輪に掛けている、ということで。





ちなみに、
ジャンプチームは1日遅れ、
今日(火曜日)に帰国しているはず。





このサマーグランプリから、
試験的ではあるが、新しいルールで試合が行われている。




だが、実際の現地では、
日本で一部報道されていた以上に複雑だったようで。




何せ、試験的だった事もあり、
四戦の中で、試合毎にルールが改正されたようで。





ちょっと長くなったので、
続きを明日にしますか…





ちなみに、明日も朝からトレーニング~(笑)
世界陸上が連日の盛り上がり。


男子100mではウサイン・ポルト選手が驚異的な世界記録で圧勝。



決勝で最高のパフォーマンスを発揮出来るのが、
真に強い選手。



自分らも、そういう選手になってもらうよう、頑張らんと。





それはそうと、
世界陸上を放映するTBSに対し、陸連から要望が事前にあったそうな。



「選手に妙なキャッチフレーズやらニックネームを付けるのを自粛してくれ」


と。




「侍ハードラー」

やら

「ナンとか弾丸娘」


やら、



確かに「ナンじゃ、こりゃ」と、制作側の頭の中身を疑うものが多かった。




織田裕二さんも、いつもに比べるとテンション抑え気味な感じ。




得意の
「このあとスグ!」
も、自粛気味で。





これぐらいで良いでしょー

スポーツ中継は。

(これでもまだ、騒々しい)







一方、バレーボール中継のフジテレビ。



「龍神ニッポン」

やら

「火の鳥ニッポン」


も、止めた方が良いんじゃ…





見てる方が恥ずかしい…



ま、テレビ局が決めたかどうか知らんけど…