昨日まではクロスカントリースキー選手のミニキャンプ。



今回は特に、スタビリティを向上させる為の内容。





言い換えると、
「表層筋」より、「深部筋」をいかに反応させるか…?



がテーマ。





ただし、外から見ている分には、
ただの自重トレーニングにしか見えない。





だから先日も、


「あの腹筋のトレーニング、面白かったですね~」


と、ジムのスタッフに云われたが、



ニコニコしながら、
「でしょ~っ」
と答えるに留まる。




意地悪するわけじゃないが、
外から見て、本質的に何をゴールとして目指しているかは、
そう簡単には分からない。



それを説明しようとすれば、
かなり時間が掛かる。






だから、素通り的な反応に対するコメントは割愛してしまう…





ま、これもあんまり良くは無いんですが…







んで今回の指導中、
選手が突然、




「あっ!、何か分かりました。



いや…分かったような気がします。



身体を安定させようとして無意識に入ってしまう『力』は表層で、
むしろ『力』を抜いた方が逆に安定する…



その時に、深部筋が活動している…



んですね?」





と。







あたし、基本的にはあまり「教えない」。






結局のところは、いくら指導者が言語を尽くしたとしても、
感覚の共有は究極的にはほとんど不可能で、
選手が自ら、「感じて」、「発見」するしかない。





だから、出来るだけ、


「教えない」


で、



「教える」。








だが、感覚を掴んだから勝てるか、

と云えば、事はそう単純ではない。






これが勝負の難しさ。



「パフォーマンス」と云うものの複雑さ。






かくして今日も、

それらを追い求めて、指導が続く。







アスリートの諸君!!



「考える」な!!




「感じろ」!!








まさに、ブルース・リーの世界(笑)


by 燃えよドラゴン。