なにぃ! キューバだと?
哲郎は報告に現れた彬を睨んだ。
連太郎は横で黙っている。
中東じゃなかったのか? キューバだと?
哲郎は吠えるように吐いた。
彬は悔しさを押し殺すような顔をしていた。
こちらに情報が漏れるのを計算した上で、
ギイは偽の情報をリークしたようです、
彬は哲郎に答えた。
十秒くらい間をおいて哲郎は声を出した。
ギイに完全に裏をかかれたな、
キューバは全くのノーマークだった、
いつものことだが哲郎は彬を叱責などしない。
ギイの野郎、なかなかやるじゃねぇか!
哲郎は大きく笑い飛ばした。
おいおい、やられて笑ってんじゃねぇよ、
連太郎は微笑みながら哲郎にツッコミを入れた。