ほとんど音速に近いのではないかという、
凄まじい速さで敵を倒しまくっていた、
哲郎と連太郎の二人は、
急に、あるイメージを脳内でキャッチした。

入浴するために衣服を脱いだマチ子の姿である。

マチ子は、入浴やそれに準ずる状況ではいつも、
他人に覗かれないように煙幕を張っていた。
一年中。毎日。

ただ、煙幕をうっかり張り忘れることが、
年に数回ある。わずかに年に数回。

哲郎と連太郎は、
その年に数回のわずかなチャンスを、
決して逃さないようにしていた。常日頃。

二人は敵兵たちの前から瞬時に消えた。
こうなったら戦っているどころではない。

しばらくして戦場から離脱した哲郎と連太郎は、
マチ子の雷撃で黒コゲにされて横たわることになる。