先日かいたblogの「水で立てる抹茶」ですが

普通の抹茶より、細かく挽くそうです!

「お茶を挽く」といえば…

昔、遊里で暇な遊女が客に出す茶を挽く
仕事をさせられたことから来た言い回しで

芸者・遊女・女給などが客がなくて暇でいるという意味の言葉でもあります。

このように遊郭からの言葉から現代使われている言葉があり、面白いので
何個か載せてみました。





【上がり(花)】
お寿司屋さんや料理屋で出す、すし屋などの料理屋で、煎じたばかりのお茶のこと。

由来→
あがりは、元々、遊郭の言葉で「上がり花(あがりばな)」の略。
「お茶を挽く(お茶挽き)」という言葉は、客のつかいない遊女や芸者が暇を持て余していることを意味するため、遊郭では「お茶」を忌み嫌い、「客があがる」という縁起を担いで「お茶」を「あがり」と言うようになった

【おあいそ】」
飲食関係で、会計やお勘定を意味する。

由来→遊郭の会計方法に使われた言葉で、元は「お愛想尽かし」の意味。
女性を傍らにした客に、「お楽しみのところ、お愛想尽かしですが…」と勘定書きを店の人間が差し出していた。
遊郭で遊ぶ人に、店の人間から使う言葉。
いつしかそれが、客から言う言葉に変化していった。

【指切り】
意味→約束を必ず守るしるしとして、互いの小指を曲げて掛け、「指切りげんまんうそついたら針千本のます」などと唱えあうこと。指切りげんまん。
由来→元々、遊女が客に愛情や約束の不変を誓う「心中立て」の一つで、小指の先を切ること。
当然、激痛を伴い見映えも悪くなるため、よく似せた細工で代替するようになった。:-)

※  踊りの振り付けでも恋人との約束を
    する時、指を切る素振りをみせる
     という場面ありますなぁ
   

【かまとと】
意味→よく知っているのに、知らないふりをすること。
何もできないフリをする女性を指すことが多い。
由来→
江戸時代末期に上方の遊郭で、「蒲鉾(カマ)は魚(トト)からできてるの?」と知らないふりをしてわざとらしく客に遊女が聞いた事からできたと言われている。

【気障(キザ)】
服装や態度、言動などが気取っていて、いやみであること(さま)。 
由来→
キザは、漢字で「気障」と書くように、「気障り(きざわり)」を略した言葉である。
江戸の遊郭で使われていた言葉で、近世後半から一般に広まり流行した。
本来、心配ごとがあるさまを表す言葉であったが、気持ちに差し障りが生じる意味が発展し、相手の言動を不快に感じることや、気に障るさまを意味するようになり、現代で使われている「キザ」の意味となった。 

【じれったい】
意味→早くそうなればいいと思っているのに、中々進まないので、じっとしていられない。はがゆい。もどかしい。
語源→吉原の廓言葉で、遊女達が使った隠語。「腹の立つ」という意味で用いていた。
もっと色々ありそうですが、よく聞く言葉のみ!これにて失礼致しましたm(__)m