紙一枚。
こんにちは。昨日、「イイダ傘店」の15周年記念展覧会を訪れてみた。少しずつ積み重ねた時間はその人の魅力にも欠点にもなり得る。以前、父親の古希のお祝いにスライドショーを作ったことがあり、その冒頭にこんな数式を挿入してみた。70y × 365d =25,550一日(day)を繰り返した年数(year)。親父がよく教えてくれたことを思い出して挿入したのだけど、「何事も紙一枚」「紙一枚はそのままではペラペラですぐに破れたり、頼りない。だけど、その紙を一枚一枚重ねていくと、1年で365枚。10年で3650枚。」「重ね続けることで、束になり、塊になっていく。紙を重ねていない人と重ねた人。」「その差は決して埋まらない」「始まりも、途中も、ずっと紙一枚だけ」僕が若いときは、「はいはい、紙一枚ね」と軽く聞き流してしまっていて、特に積み重ねたものは持ち合わせていなかったし、積み重ねていなかったことに後悔することもあった。ただ唯一、僕が積み重ねていたことがあった。「傘で起業する」という想い。15年かけて……それだけかっ!って情けなくもなったけれど、良くも悪くも、それだけ。ただ……「起業する」だけが「家族を守る」に変化し、「傘」から「服飾雑貨」というキーワードに広がった。親父の伝えてくれた「紙一枚」子供にも伝えていこうと思うけれど、一言付け加えてみようかな。「重ねる紙の色やサイズは変えられる」飯田さんもスタッフも皆、元気そうで良い顔をしているように見えた。まずは、15周年おめでとうございます。そして、次の節目までまた頑張って下さい。※「イイダ傘店」や今回の展覧会の詳細は 以下ご確認下さい。⬇http://iida-kasaten.jp/イイダ傘店イイダ傘店の公式ホームページですiida-kasaten.jp重ねよう!僕も重ね続ける!!