こんにちは。

突然ですが、良い医者を探すことと、良い病院を探すことって難しいと思っている人っていませんか?

以下、僕の実体験からの話です。


自分が事故で親指を負傷した時も、町の整形外科に診てもらいましたが、

「骨折脱臼」を

ただの「捻挫」として、

湿布薬しか処方されませんでした。


整形外科のある病院は付近に複数ありましたが、また同じようなことを繰り返されては面倒だと思いながら時間をかけて色々な場所で噂などを聞いて回りました。

ネットの口コミ、行きつけの飲食店、地元の住民など色々情報を集めました。

ところが、実際に皆がオススメする病院は、近くの総合病院や自分が行ったことのある病院程度で良さそうな印象がありませんでした。

病院に行くと、初診問診票を書いて、保険証を提示して、予約していなければ、待ち続ける。
もし合わなければその繰り返し……。


困り果てて、せめて今より少しでも機能回復させられればと、近場のオススメ接骨院に出向き、先生に相談したんです。

「治療をしながら様子を診ましょう」

いやいや、その言葉は聞き飽きてる。


でも、そこでは、先生が

「治療すれば良くなります」とは言わず、

「ちゃんと治すには、手術をしなくてはならない可能性がありますよ」

としっかり教えてくれました。

その説明に、僕は信憑性を感じました。

その上で、少し離れた病院をオススメしてくれました。
そこは、大学病院で、地元の人に聞いても出てこない病院名でしたが、ちょうど接骨院の先生の親御さんが手の手術を受ける病院だったらしく、整形外科の専門医が多数在籍しているなどの情報を得られました。


そして、即日受診し……

入院、即手術……へと進み、
あれよあれよとボルトを2本埋め込み、ガッチリ固定された状態となりました。

正直、手術をしたことで良くなるのか?

前よりも機能低下するのでは?

という不安はありましたが、対応してくださった先生の素早い判断と行動で事態は進行していることは確かだったので、良くなることを期待していました。

おかげさまで、機能はやや衰えたものの

痛みもなく、日々生活できています。


もし、あの時他の整形外科を受診して、
「捻挫」と診断される日々を過ごしていたら……

今でもうまく力が入らず、不便ながらも生活に慣れ、変形した親指と共に人生を過ごしていたかもしれないと思うと、結果としては雲泥の差だと思います。


そして、その時思った教訓としては、

専門医の前に選別をする機関なりがあると非常に助かるということ。

医療関係者でもない限り、どこの病院の何という医者が自分の症状には適しているのか?
など、わかるはずもないんです。

結局、病院を選ぶ決め手にしているは、
誰かのオススメか、ネットの口コミか、立地的な条件(通える範囲など)で病院を選んでいるのではないですかね?

下手な医者や、誤診をしてもふんぞり返ってるような医者に存在価値は感じないし、疾患があって早期に完治させたいと願っている人にとっては、下手に病を先延ばしにする、という弊害すら出るので、潰れてもらって大いに結構だと思います。

お医者さんは、全能ではない。
それぞれに得意不得意があるんですよね。

少なくとも、

「自分は専門外だ」
とハッキリ言えるお医者さん。

そして、

「この症状に適した先生がいる」
と惜しみなく情報を提供し、紹介してくれる。

そんなお医者さんは本当に貴重だと思います。


例えは悪いですが、町にある風○の「無料案内所」的な存在で、病院の「無料案内所」なるものがあればそれぞれの患者にとって適した医療機関を受診できるのではないかと思います。

1つの病院を受診するにも、セカンドオピニオンを受診するにも、一般人からすれば一苦労なんですよね。

お医者さんは、来院すれば一生懸命に患者さんが改善するように尽くしてくれる、と信じたいですが、能力や見知が自分の専門外であれば、自身のネットワークから適任のお医者さんを紹介する潔さは持っていてもらいたい。

病院側としても、見合ってない症状の人から重篤な症状の人まで同じように時間は割かなければならないと思います。

軽度の風邪などは町医者へ、しっかりした設備と見識のある医者&病院への受診が必要な人は見合った病院を紹介する。

そんなフィルター役が存在したら、良いなと思う体験でした。