前の記事で、人生の問題と欲求の関係を整理いしました。
それでは、欲求が現実と調和するとどんな状態なるか考えてみましょう。
この理想的な状態になることは、そうそうありませんが、現実に合わない欲求を知るヒントになります。
満たされない欲がないので、不満がありません。
不満がないので、怒ることもイライラもヒリヒリもありません。
いつも穏やかな気持ちでリラックスしています。
目の前の現実だけに最善を尽くすので、葛藤がありません。
必要なことに直ぐに取りかかることができます。
悩みはありません。
精いっぱい今の人生を楽しむことだけに集中できます。
やるべきことやったり、努力をすることに、楽しみや心地よさを見つけることができます。
他人の言動に驚くことはあっても、腹は立ちません。
自分を攻撃してくる人の言葉にも過剰に反応することなく、冷静に聞くことができます。
自分に有効だと思えば取り入れるし、そでなければ他人は他人と割り切れます。
承認欲求がないので、人の助けが有効だと思えば素直に依頼ができますし、相談や質問を恥ずかしくてできないということはありません。
人が喜ぶことをしますが、おせっかいは焼きません。
迷惑をかけられても、腹が立たないので、直ぐに許すことができます。
自分にとって、次に必要なことに直ぐに意識を集中することができます。
自分の意見に固執することもありませんし、誰かの意見に流されることもありません。自分の意見も他人の意見も、ただそういう考え方があるというだけで、深く気に留めることはありません。
結果の良し悪しや勝ち負けへのこだわりがないので、緊張しません。
自分の能力を出し切ることだけに集中できます。
フローとかゾーンという状態に入りやすくなります。
承認欲求がないので、人の目を気にすることなく、ミスをしても後悔はなく、直ぐに次に必要なことに集中することができます。
目標はありますが、結果にはこだわりがありません。
その目標に向かって努力をしている自分に満足感があります。
意欲的に高い集中力で、目標への努力ができるので、目標の実現がしやすくなります。
勝つことを意識しますが、拘りません。
ライバルの成績で、気をもんで焦ることもなければ、嫉妬することもありません。
ライバルの活躍も失敗も、相手を応援したくなる材料になります。
自分の能力を高めるための参考の材料にもします。
自分の良い結果に満足することがあっても、自慢しようとは思いません。おごることもありません。
意識しているのは、自分の能力が発揮できているかどうかだけです。
でも、邪魔や障害に腹を立てることはありません。
自分の与えられた環境で、精いっぱい努力することだけに意識が向いています。
自分の能力を発揮するために、必要な改善にはいつも気持ちが向いています。
環境も変えられるものは、どんどん変えていきます。
助言をもらえる人からは、素直に助言をもらえます。
改善には意識が向きますが、他人の足をひっぱるような考えは浮かびません。