人生を円滑にするワーク

【目次】

1.概要

2.現実と欲求を調査せるスキル

3.注意すべき欲求

4.豊かな人生への指針

5.ケースごとの手順

6.応用

 

 

ま私が仏教に強い関心を持ったのは、私が取り組む感情解放系のワークを効果的にするヒントが沢山あるからです。

 

試行錯誤をしながら感情解放に取り入れていますが、高い効果を感じますので、そのやり方を紹介したいと思います。

今日は、まず心のとらえ方についてお話します。

 

草薙龍瞬さんの著書にも、マインドフルネス的な対処方法がたくさん紹介されています。

人によって合う合わないがあるかもしれないので、併せて読んでいただくと良いと思います。

 

 

 

 

心のとらえ方

 

まず、心を以下の3つに分けてとらえます。

  • 欲求:欲求、衝動
  • 感情:情動、感覚
  • 考え:意見、価値観、信念など

心の苦しみや人生の問題を起こす原因を、「現実に適さない不適切な欲求ととらえて、これを適正に修正することを目指します。

不適な欲求は、満足されずに怒りに変わったり、無駄なもめ事につながっていくからです。

 

自分の欲求を直接気づけないことが多いのですが、欲求は感情・考え・言動に現れるので、それに注意を向けることで気付きやすくなります。

 

私のワークの手順は、以下のようになります。

  • 不適切な欲求からの感情・考えに気付きメモをする
  • メモから欲求を見つける
  • 感情・欲求を解放する
  • 欲求から解放された後の状態をイメージする

これらの手順を踏むには、まず不適切な欲求と感情や考えとの関係を知る必要があります。

 

 

不適切な欲求

 

欲求や衝動は生まれながら持っているものもありますが、不適切な欲求・衝動は、妄想で膨らんだり経験の中で過剰になったものです。

つまり学習したもので、再学習による修正がしやすいので、ここの修正を目的にします。

 

以下のような欲求や衝動を見つけて解放します。

  • 自分の力だけでは得られないものへの欲求
  • 目標を邪魔する欲求・衝動
  • 現実に合わない欲求・衝動

例えば、以下のような欲求は解放の対象です

 

例1:自分の力だけでは得られない物への欲求

  • 称賛や地位を得ること
  • 現実には見合わないお金や贅沢
  • 競争に勝つこと
  • 他人から理解を得ること
  • 恋人がほしい

例2:目標を邪魔する・現実に合わない欲求・衝動

  • 後悔(あの時、xx していれば)
  • 恨み(あの時、xxしてほしかった)
  • もっと食べたい
  • テレビをつけたい、スマホを触りたい
  • 怒りをぶつけたい

など

 

多くが、承認欲求や刺激・快楽・暇つぶしへの衝動が関係しいます。

 

 

不満足からくる感情・感覚

 

欲求や衝動に駆り立てられる感じや、欲求や衝動が満たされない時の不快な感情です。

 

その多くは、闘争逃走反応とか3Fといって生物としては自然な反応で防ぐのは難しいものですが、時間と共に自然と消えていきます。

※3F:闘争(Fighting)、逃走(Fleeing)、凍結(Freezing)

 

それを人は、妄想で膨らましたり、記憶を追い続けることで、感情が消えることを妨げたり、不要な闘争逃走反応を引き起こします。

 

感情・感覚には、「膨らませたり長引かせない」というスタンスで向き合います。

 

以下のようなものが該当します。

  • 怒り、不満、ストレス
  • 悲しみ、喪失感
  • 落胆、敗北感、
  • 引きこもり、やる気がない
  • ソワソワ、イライラ、カリカリ、いてもたっても
  • なんかしらんけど、したい

 

このような感情や感覚を、客観的に観察できるようになると影響を受けづらくなります。

 

 

 

感情は長引かせるとクセになり、何かのキーワードなどのきっかけで何度も感じるようになります。

 

私たちが不幸な過去の記憶を何度も思い出し、影響を受ける続ける原因の一つです。

 

 

欲求・感情と考え

 

考えは、基本的には欲求や感情の影響で生まれるものですが、信念・価値観などの考えから新たな欲求や感情が生まれる場合もあります。

 

ここでの考えというのは、以下のようなものです。

  • 願望、夢、あるべき姿
  • 信念、価値観
  • 判断、批判、意見
  • 予測、計画
  • 記憶
  • 誰かの言葉

以下のような感覚を伴う考えは、不適切な欲求や感情の影響を受けています。

  • どうしても主張したい
  • ゆずれない、間違いない
  • 私が正しい、間違っている
  • 不快感情を伴う計画や記憶
  • 何度も考える

要約すると、正しさにこだわっている考えは、不適切なものと言えると思います。