前の記事のつづきです。
習慣化した行動は、みじめな感情から目をそらすためのことが多く、みじめな感情から目をそらしていると、生きづらさを残すことになります。
今回の記事では、気づきづらい習慣化した行動と、その解消方法を考えます。
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アルコール依存症などは、問題に繋がることが多いので、気づきやすいと思いますが、明らかな問題に繋がらなず気付きづらい回避行動があります。
仕事が気になって仕方がないことが頻繁にある場合、回避行動になっている場合がああります。
つまり、不安や劣等感を感じないようにするために、仕事に集中することが習慣化したものです。
このようなことは、回避行動と気づきづらい場合が多くなります。
「家族のため」「自己実現のため」と正当化する考えが出てくる場合が多いからです。
そして、「家族のため」「自己実現のため」という考えを繰り返している場合、それを考えるという行動そのものが回避行動の場合があります。
この考えクセも、不安や劣等感から解放されるために習慣化したものです。
- 過去に不安や劣等感を感じている時に、仕事に集中して忘れることができた。
- 「家族のため」「自分の将来」と考えていたら、不安や劣等感から解放された。
そういう体験を繰り返すうちに、体がその行動パターンを覚えてクセにしてしまったり、あるキッカケで似たことを考えるようにクセがついています。
(オペラント条件付け)
このような行動パターンにおちいっていると、どんなに仕事がうまくいっても、家族に貢献できても、なかなか習慣は消えません。
どこか不安で、どこか劣等感を感じる…というクセが残っているからです。
(レスポンデント条件付け)
その感じクセに気づけると「手順①:考えと感情の関係に着目(1/2)」で解消できます。
そして、その感じクセがなくなると、「不安や劣等感から解放される」がご褒美でなくなるので、行動パターンや思考パターンが変わります。
習慣になっている行動パターンや、思考パターンから、感じクセを見つけましょう
何と感情は結びついているのかを探します。
その感情が結びつく何かは、
- 目の前の現実(出来事、環境、ものなど)
- 頭に浮かんだ考え・イメージ
- 体の中で感じている感覚(空腹、疲労感、違和感など)
といったもので、認識できるものや感じ取れるものは全て感情がくっつく可能性があります。
自分が、どんな時に、どんな行動をして、どう感じているかを観察していると、この組み合わせに気づけます。
つまり、「どんな時」と「どんな感じ」の組み合わせが、感じクセです。
(感じクセ=レスポンデント条件付け)
私は一人の時に、仕事のやり方や心の仕組みのことに考えをめぐらす思考のクセがあります。
はじまると結構長い時間考えています。
最近私は、これも回避行動だと思って解消に取り組んでいます。
くつろげず疲れますし、楽しいことを考える時間を奪っているように感じるからです。
つまり
- くつろぐことを回避している
- 楽しい計画を考えること回避している
が、習慣化してしているようなのです。
自分を観察してみると、この回避は以下のような事柄と不快感情の結びつきから来ているようです。
- 一人の時間
孤独感 - くつろぐこと
遅れをとる不安、怠ける罪悪感 - 楽しい計画
期待を裏切られる不安、実現しない無力感
これらは、過去のどこかで結びつけてしまった感情だと思います。
私が、自分の考えクセに気付いた手順を整理します。
まず、習慣になっている行動パターンに気づいたら、どんな体験を回避しているか探します。
上の例でいうと以下の3つになります。
- 一人の時間
- くつろぐこと
- 楽しい計画
これらは私も思考の部分では望んでいます。
が、体の部分ではといいますか、動物的な部分での感じクセでは拒んでいるようです。
これらの言葉を見つめながら、自分の中に湧いてくる感覚に注意をすると、せつない感覚が湧いてきます。
過去の経験や、自分を叱咤してきたことで、悲しみ・みじめさ・切迫感みたいなものを結びつけてきたのだと思います。
この感情の結びつきは、「現実をありのままに受け入れる」を邪魔するものでもあります。
言葉を見つめた時に湧いてくるせつない感覚や違和感について、「手順①:考えと感情の関係に着目(1/2)」などに取り組むことで、徐々にせつなさが消えてきました。
心の自由が少し増えたように思います。
