あけましておめでとうございます。梅津です。
昨年、11月に行ってきましたカンボジア・シュムリアップでのお話を
今日はしたいと思います。
アンコール遺跡群を巡っていく旅でしたが、
遺跡観光の他に、アンコールワット、スラ・スラン(昔の王様の沐浴場)で朝日を、
プレループ、プノン・クロムで夕陽を鑑賞しました。
私が旅の中で一番感動したのは、プノンクロムでの夕陽鑑賞でした。
(プノンバケンではありません)
この日は朝からずっと曇り空でした・・・
内心、「この天気で夕陽が見えるかな」と心配でした。
更に、プノン・クロムの意味は「クロム山」というのです。
その名の通り、夕陽鑑賞ポイントは山の上。
頂上までは、約600段の階段と、山道を、せっせと登っていきます。
30分ほど登ると、頂上に到着。
頂上には、9世紀末から10世紀初めに建てられた寺院(ヒンドゥー教です)もあります。
境内も荒れており、廃墟となっていますが・・・
観光客の方がいないのでゆっくお写真を撮ることもできる、本当の意味での穴場です。
トンレサップ湖(淡水という意味です。東南アジア最大の湖)には、
湖や水没している田んぼ、水上バイクで湖を渡る人々など、
素晴らしい風景が360度広がっています。
しかし、空を見上げると相変わらずの曇り空・・・
夕陽が見れますようにと願いつつ、日の入りを待ちました。
空がどんどんとオレンジ色に染められ、
ドキドキしていましたが
当日のシュムリアプの日の入りの時間17:30頃になると、
なんとみるみるうちに空を覆っていた雲が消えていきました!
そしてそこにはまん丸の太陽。太陽の大きさはそんなに大きくは見えませんが、トンレサップ湖に太陽が反射し、まるで光がわたしたちを包んでいくような、今まで見たどんな夕陽よりも最高でした。
プノン・クロムにはまだ観光客が少ないので、
この夕陽が見れたのも私たちと他の数名だけ。
まるで私たちの願いが空に届いたようでした。
本年もよろしくお願いいたします。
(梅津 和香子)