自己流撮影地ガイド(成田国際空港編その4) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

字数制限の関係があり、再び記事を分けます。成田主要撮影地の続きです。

 

⑩十余三東雲の丘

成田B滑走路側の外周では唯一の公認撮影ポイント。主に16Lへの着陸機の真横を狙えるポイントです。午後からが順光です。

 

 

上から

中国東方航空 A330-300(B-6125) 新華社通信 2013.9.14撮影

アメリカン航空 B777-200ER(N791AN) one world 2014.5.2撮影

カタール航空 B777-300ER(A7-BAG) one world 2015.8.9撮影

タイ・エアアジアX A330-300(HS-XTD) ロッテワールド 2018.8.13撮影

ティーウェイ航空 B737-800(HL8235) セフン 2019.8.11撮影 

 

ここでは、16L降りの機体の真横を良い光線でいただくことができます。すぐ左手に高い壁があり、着陸機はいったんその壁に遮られてから目の前に現れてくるという形になるので、タイミングよく合わせることがポイントになるでしょう。レンズは100~200mm程度が良いと思います。

 

上から

バニラエア A320-200(JA8388) LOHACO 2014.5.2撮影

ジェットスター航空 B787-8(VH-VKG) 2015.9.19撮影

 

数は少ないものの、3タミからのLCCを中心に16L上がりの機体もおり、目の前を転がってくるところを仕留められます。レンズは50mm程度が良いと思います。なお、34Rで降りた機体が目の前で転回するシーンもここで撮影可能ですが、右手に電線があり、うまくそれらをかわす必要があります。

 

大韓航空 B747-8i(HL7636) 2019.8.11撮影

 

夕方にはソウルなどの近距離便もBラン上がりとなることがあり、748などもここから離陸するシーンが見られます。滑走路上のラインアップした機体の撮影には100~150mm程度のレンズで十分です。 

 

セブパシフィック航空 A320-200(RP-C4100) HENANN REGENCY 2018.1.6撮影

 

34Rから離陸した機体を狙ってみたのがこちら。滑走路自体があまり長くないため、それほど腹画像にならずに上がりを仕留めることが可能です。レンズは200~300mm程度が良いと思います。

 

エア・ブリッジ・カーゴ B747-8F(VP-BLQ) 2017.8.8撮影

 

遠いですが、Aランの16Rに降りる機体をここで撮影することも可能です。この方向のみ午前中が順光です。レンズは600mm以上が必要となります。

 

十余三東雲の丘への行き方は、次のとおりです。

(車の場合)成田I.Cから約15分、空港ターミナルからは約25分で到着します。ここもグーグルマップやカーナビで「十余三東雲の丘」を目的地に設定した上で向かうことができます。駐車可能台数はそれほど多くないですが、ターミナルから距離があることもあってさくらの山などと比べると比較的すいていることが多く、駐車スペースに困ることはないと思います。

(電車の場合)JR成田駅・京成成田駅から大栄・佐原方面の千葉交通バス(吉岡線)で「四本木」下車、北へ徒歩すぐです(所要時間約15分、運賃430円。日中は1~2時間に1本程度運行)。なおバスの本数が少ないので、帰りのバスの時間は事前に確認しておきましょう。

 

園内にはトイレと飲料水の自動販売機がありますが、コンビニ等は近くにないため(南側の国道51号線を成田方向に戻った左手にセブンイレブンがあります。徒歩約10分)、食料等は事前に準備しておきましょう。

 

⑪段ボール工場前ポイント

午前中のR/W16L着陸機を順光で狙えるポイント。これまであまり紹介されていないのですが、開放感のある人気の高い場所です。

 

 

上から

アルケフライ B767-300ER(PH-OYE) 2013.8.14撮影

アジアン・エア B767-200ER(HS-DCM) 2014.5.3撮影

日本航空 B787-8(JA841J) サッカー日本代表応援ジェット(2号機) 2018.4.29撮影

ウエスタン・グローバル・カーゴ B747-400BCF(N344KD) 2018.4.30撮影

サンデー・エアラインズ B757-200(UP-B5704) 2019.8.11撮影

エア・カレドニア・インターナショナル A330-900neo(F-ONEO) 2019.8.11撮影

 

ここは、障害物のないすっきりした状態でポートサイド側の真横ショットを撮影することができます。県道の路肩や県道脇の空き地を使って撮影することになりますが、他の車の往来や畑に入ることのないように注意してください。午前中が順光で、レンズは100~200mm程度が良いと思います。

 

イベリア航空 A330-200(EC-MKI) 70AMOS CON AMERICA LATINA 2017.5.1撮影

 

こちらは県道を少し北に進んだ県道脇から撮影したものです。上の画像と比べると、若干下から仰ぎ気味になります。撮影条件は上とほぼ同じです。

このほか、東関東自動車道を渡った先の空き地等からも撮影することが可能です。

 

このポイントへの行き方は次のとおりです。

(車の場合)成田I.Cから約15分、空港ターミナルからは約25分で到着します。目印となるのは「三興段ボール千葉工場」で、グーグルマップの場合はここを目印に進めば大丈夫です。カーナビの場合は「千葉県成田市十余三111」と入力して目的地にするとよいでしょう。車を止める際は、段ボール工場前の路肩が広くなっているところか、東関東道を渡った左手にある空き地を利用すると良さそうです。また、工場から少し北に進んだ県道脇にも、駐車可能なスペースがあります(上のイベリア航空を撮影した付近)。なお、工場に出入りする車両の通行の支障になるので、工場の通用門前には絶対に止めないようにしてください。

(電車の場合)JR成田駅・京成成田駅から大栄・佐原方面の千葉交通バス(吉岡線)で「十余三東」下車、北へ徒歩約7分です(所要時間約18分、運賃490円。日中は1~2時間に1本程度運行)。本数が少ないので、他のポイントに移動する場合はバスの時刻を十分確認してください。なお、「十余三東雲の丘」までは徒歩約20分で移動できます。

 

撮影地周辺には自動販売機はありませんが、県道を国道51号線との交差点まで戻ったところにローソンがありますので(徒歩7分程度)、食料はそこで用意することができます。トイレもこのローソンで使用できますが、その際はお店の方に一声かけるようにしましょう。

 

⑫R/W34R降りポイント(午前)

成田で唯一公式に撮影スポットが整備されていない34Rエンド付近で、真横ショットが狙える人気ポイント。午前中の着陸機がターゲットになります。

 

 

上から

フィンランド航空 A340-300(OH-LQD) marimekko(Unikko) 2013.5.4撮影

カンタス航空 B747-400(VH-OJU) Spirit of the Australian Team 2014.5.4撮影

エアアジアX A330-300(9M-XXF) NOW EVERYONE CAN FLY TO Malaysia 2015.2.15撮影

メガ・モルディブ・エア B767-300ER(8Q-MEG) 2016.4.30撮影

インドネシア・エアアジアX A30-300(PK-XRA) 2017.8.8撮影

ロイヤルブルネイ航空 A320-200neo(V8-RBD) BRUNEI ABORD OF PIECE 2019.4.28撮影

 

農道上から、34Rに降りてくる機体の真横をしっかりいただけます。午前中(特に朝)が順光で、午前10時を過ぎると早くも光線状態が悪くなってきます。レンズは200mm~300mm程度が良いと思います。周辺は畑になっていますので、くれぐれも畑や私有地に入っての撮影はしないようにしてください。

 
このポイントへの行き方は次のとおりです。
(車の場合)成田I.Cからは約20分、空港ターミナルからは約15分で到着します。グーグルマップでは上記ポイントを目的地として使用すればよいと思いますが、カーナビの場合は目的地設定が難しいため、近くにある「福泉寺」(又は千葉県香取郡多古町一鍬田292)を目的地として向かうのが良さそうです。
成田方面から県道44号線で来た場合は、東峰トンネルを抜けて2つ目の信号を右折→最初の信号のある変則五差路を右折しすぐ斜め左へ(この右手に福泉寺があります)→道なりに進むとポイントに到着します。ポイントへ向かう道は道幅が狭いので、通行には十分注意してください。また、車は必ず路肩に止めるようにし、私有地内に立ち入ることのないようにしてください。

(電車の場合)一応紹介しておくと、次の2パターンがあるようです。

(1)空港第2ビル駅(成田空港第2ターミナル)から、栗源仲町方面の千葉交通バス(栗源線)で「新田入口」下車、徒歩約15分です(所要時間約11分、260円。本数は平日5本、土休日3本)。

(2)京成成田駅東口から、成田市コミュニティバス「津富浦ルート」で、「新田南」下車、徒歩約15分です(所要時間約20分、200円)。ただし、このバス停を通るのは1往復のみ(しかも成田駅発は18時台)で、それ以外の便の場合は「東峰」で降りて、約30分歩くことになります(ちなみに、この「東峰」バス停は東峰神社に続く道のそばにあり、付近を歩いている人はまずいません。なお、同じ場所に上記(1)の千葉交通バスのバス停もありますが、そちらの名称は「新田」となっています)。

実質的に使えるルートは(1)のみとなるのですが、本数が非常に少ないことから、このポイントに公共交通機関を使って行くことはあまりお勧めできません。

 

周辺にはコンビニはおろか、自販機もありません。食料や飲料水は事前に用意していくようにしましょう(東峰トンネル東口の交差点の角にローソンがありますが、歩くと20分以上かかります)。

 

外周の主な撮影ポイントは以上となりますが、成田の外周ポイントは広範囲にわたっているので、複数のポイントを移動するには車が不可欠となります。これまでに紹介した外周の各撮影ポイント間のおよその移動時間を紹介しておきましょう(特記以外は車でのおおよその時間)。

さくらの山⇔ゲジ 約2分  

さくらの山、ゲジ⇔さくらの丘 約8分 

さくらの山、ゲジ⇔ひこうきの丘、畑 約10分

さくらの山、ゲジ⇔航空科学博物館 約12分 

さくらの山、ゲジ⇔十余三東雲の丘 約10分

さくらの山、ゲジ⇔段ボール工場ポイント 約13分

さくらの山、ゲジ⇔34R降りポイント 約10分

さくらの丘⇔ひこうきの丘、畑 約2分

さくらの丘⇔航空科学博物館 約5分

さくらの丘⇔十余三東雲の丘 約20分

さくらの丘⇔段ボール工場ポイント 約25分

さくらの丘⇔34R降りポイント 約20分

ひこうきの丘⇔畑 徒歩3分

ひこうきの丘、畑⇔航空科学博物館 約2分

ひこうきの丘、畑⇔十余三東雲の丘 約20分

ひこうきの丘、畑⇔段ボール工場ポイント 約25分

ひこうきの丘、畑⇔34R降りポイント 約20分

航空科学博物館⇔十余三東雲の丘 約20分

航空科学博物館⇔段ボール工場ポイント 約20分

航空科学博物館⇔34R降りポイント 約20分

十余三東雲の丘⇔段ボール工場ポイント 約3分

十余三東雲の丘⇔34R降りポイント 約10分

段ボール工場ポイント⇔34R降りポイント 約10分

 

(その5に続く)