イエスキリストの説教にびっくりしちゃった話です。
ユダヤの人々は安息日に会堂に集まり
礼拝を守っていました。
イエスはこれらの会堂で
福音を伝えていたようです。
ある日、イエスは安息日に
いつものように会堂に入り
聖書を朗読しようとして立ちました。
新約聖書
〔ルカによる福音書4章17-21節〕
すると預言者イザヤの書が手渡されたので、
その書を開いて、こう書いてある所を出された、
「主の御霊がわたしに宿っている。
貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために、
わたしを聖別してくださったからである。
主はわたしをつかわして、
囚人が解放され、
盲人の目が開かれることを告げ知らせ、
打ちひしがれている者に自由を得させ、
主のめぐみの年を告げ知らせるのである」。
イエスは聖書を巻いて係りの者に返し、
席に着かれると、
会堂にいるみんなの者の目がイエスに注がれた。
そこでイエスは、
「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」
と説きはじめられた。
イザヤの書というのは
紀元前700年代に生きたイザヤ預言者が記した預言書で
66章から成るボリュームある預言書ですが
イエスが朗読した聖句はこちら。
旧約聖書
〔イザヤ書 61章1-2節〕
主なる神の霊がわたしに臨んだ。
これは主がわたしに油を注いで、
貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだね、
わたしをつかわして心のいためる者をいやし、
捕われ人に放免を告げ、
縛られている者に解放を告げ、
主の恵みの年とわれわれの神の報復の日とを告げさせ、
また、すべての悲しむ者を慰め、
という部分を読んでいたようです。
イエスが産まれる700年以上前に記されたこの預言は
あなたがたが耳にしてこの日に成就したと言いました。
つまり、こういうこと!?
『主なる神の霊がイエスに臨んだ。
これは主がイエスに油を注いで、
貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだねた』。
なんとダイレクトな自己紹介!!
じゃなかった、、
説教でした。
自分が何者であるかを
こんなにはっきり伝えていたとは。
ただの聖句朗読かと思ったら
思わぬ爆弾発言!?に
周りの反応は
感嘆する人、驚く人それぞれでした。
このあと、イエスのある言葉に
人々が猛烈に怒ってしまいます。
イエスキリストは柔和で温厚なイメージでしたが
発言は驚くほど大胆でした。
この方の言動、ますます目が離せません。