養子 | 意外すぎる聖書のおはなし

意外すぎる聖書のおはなし

聖書ってそんな話だったの?イメージと違っていた意外なストーリー展開にびっくりしたことを書いてます。

 

 

聖書の中の養子縁組の話です。

 

モーセが産まれるもっと前のお話です。

 

 

 

旧約聖書

 

〔創世記48章3-6節〕

 

そしてヤコブはヨセフに言った、

 

「先に全能の神がカナンの地ルズでわたしに現れ、

 

わたしを祝福して、 言われた、

 

『わたしはおまえに多くの子を得させ、

 

おまえをふやし、おまえを多くの国民としよう。

 

また、この地をおまえの後の子孫に与えて永久の所有とさせる』。

 

エジプトにいるあなたの所にわたしが来る前に、

 

エジプトの国で生れたあなたのふたりの子は

 

いまわたしの子とします。

 

すなわちエフライムとマナセとは

 

ルベンとシメオンと同じようにわたしの子とします。

 

ただし彼らの後にあなたに生れた子らは

 

あなたのものとなります。

 

しかし、その嗣業はその兄弟の名で呼ばれるでしょう。

 

 

 

エジプトの宰相となっていたヨセフは

 

父ヤコブが病気と聞いて

 

自分の息子二人を連れて父に会いにいったところ、

 

父ヤコブがこのように伝えて

 

ヨセフの二人の子供をヤコブの子供としました。

 

 

 

実の祖父が自分の孫と養子縁組してました!

 

 

 

それで、イスラエルの12部族の中に

 

ヤコブの11番目の息子ヨセフの名前じゃなくて

 

エフライムとマナセの名前があったんですね。

 

 

それともうひとつ、ヤコブは気になることを話してました。

 

 

 

〔創世記48章17-19節〕

 

ヨセフは父が右の手を

 

エフライムの頭に置いているのを見て不満に思い、

 

父の手を取ってエフライムの頭からマナセの頭へ移そうとした。

 

そしてヨセフは父に言った、

 

「父よ、そうではありません。こちらが長子です。

 

その頭に右の手を置いてください」。

 

 父は拒んで言った、「わかっている。

 

子よ、わたしにはわかっている。

 

彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。

 

しかし弟は彼よりも大いなる者となり、

 

その子孫は多くの国民となるであろう」。

 

 

 

ヨセフの子供は長男がマナセ、次男がエフライムでした。

 

ヤコブが祝福するときに

 

エフライムを長男のように扱ったので

 

ヨセフは長男はマナセだと伝えたけど

 

ヤコブは「わかっている。」と答えました。

 

 

 

わかってるけど、

 

次男エフライムは長男マナセより

 

大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろうって

 

どういうこと!?

 

 

 

 

次男エフライムの子孫は

 

モーセの後継者ヨシュアです。

 

 

モーセについて行ってエジプトを出たイスラエルの民は

 

最初の世代はシンの荒野で生涯を終えますが

 

その後、ヨシュアが次の世代の人々を引き連れて

 

神様が約束したカナンの地に入りました。

 

最後まで神様を信じ抜き、勇敢な人物でした。

 

 

 

そして数百年後、

 

エフライム族のヤラベアムは

 

北イスラエルの王となりました。

 

 

 

聖書って過去から未来へ

 

預言が成されていくから不思議です。

 

 

 

その時代の話だけじゃなくて

 

その時代の話が未来にも繋がっていて

 

新たな物語ができてるんですよね。

 

 

 

 

聖書ってどんな本なの?

 

と聞かれたら

 

永遠に続く本とも答えたい。