子どもに対しして、親や先生が抱える一番の多い悩みが、
「やる気を起こすのにはどうしたらいいのだろう」
ということですね。
私は毎年アンケートをとっていますが、
やはり、多い悩みがこの「やる気」に関する悩みです。
本当に「やる気」を起こさせるのにいろいろとみんなが苦労しています。
そして、いろいろな方法を試しています。
例えば、
とにかくほめる。ほめれば「やる気」がでる。
>>確かにほめることは「やる気」につながるときもあります。
が、それだけではだめです。
しかる。「やる気」よりも強制的にさせる
>>小学生の中学年くらいまでなら、使えますが、成長すると
使えなくなります。また、大人になっても
「物」や「お金」でつる
>>確かに一時的には効果がありますが、ずっと続きません
など、いろいろ方法がありますね。
ですが、1つの方法として、
「事実を突きつける」
というのがあります。実はこれについても
「100%効果がある」
というわけではありませんが、今までかなりの効果がありました。
例えば、ほかの例でというと
「ダイエット」
も同じですね。見た感じては、「太い」と感じるだけで、
現実的ではありませんが、実際に
「体重計にのってみる」
「体脂肪を計る」
と、見た感じだけではそれほど思わなかったことでも
実際に数字を見ることで、
「あっ、まずい。食べるの控えなきゃ」
と思いますね。実は私もこの効果で、
「起床後と就寝前」
の1日2回、体重計に乗るようにしています。
おかげで、一時期83kgあった体重が、
75kg
まで落ちました。というのは、
「常に数字で把握しているので、
食べる量をコントロールするようになった」
からです。この連休でも、食べすぎて体重が増えたので、
今は食べる量を減らして、運動も取り入れて、
体重を減らしています。
実は子どもの勉強も同じです。
「勉強しなさい」
「勉強しなさい。勉強しなさい」
「勉強しなさい。勉強しなさい。勉強しなさい」
とただ、同じことを繰り返しても、
「また、お母さん言っている。うるさいな。」
「今やろうと思っているのに・・・」
となるだけです。
そこで、私がよくやっていて、子どもにやる気を持たせた方法が、
「子どもにテストを受けてもらって、
それから、今後について話をする」
というものです。例えばこんな感じです。
私 「今回テストの結果見た?」
生徒「うん見た。」
私 「どうだった?」
生徒「うん。予想以上に悪かった。」
私 「そうなんだ。」
生徒「うん。」
私 「じゃ、テスト結果について少し詳しく見てみようか?」
生徒「うん。(テスト結果を取り出す)」
私 「うーんと。まずは成績を見てみると・・・。
○○ 君、今回の君のテストの偏差値は、ここ。
そして、志望校の偏差値はここ。
(鉛筆を横にして、バシッと音を立てて、偏差値のところ置く)
今で、志望校との偏差値の開きが10ある」
生徒「(顔色がさっと変わって)うん。」
私 「どう。今のままの勉強でこの偏差値は埋められる?」
生徒「(しばらく考えて)うん。無理。」
私 「そう。無理だね。どうしたらいい?」
生徒「今より、勉強しないとだめ。」
私 「そうだね。で、何をするの?」
生徒「うーん。数学。特に関数がだめ。」
私 「そうだね。関数のところが得点が低いね。」
生徒「うん。関数は昔からわからなかった・・・」
私 「そうなんだ。関数は苦手?」
生徒「うん。中2のとき数学の先生の説明がよくわからなかった。」
私 「そうなんだ。で、どうする?このまま入試までおいておく?」
生徒「ううん。やる。勉強する・・・」
私 「一人でできる?」
生徒「うーん。最初からわからないからな・・・」
私 「じゃ、最初が関数のところ教えるから、補習をするなら来る?」
生徒「うん、最初からするならやる」
私 「じゃ、今週の日曜日補習するからくる?」
生徒「うん。行く。」
こんな感じです。もちろん、すべてうまくいくわけではありませんが、
テストの結果を上手に利用すると、子どものやる気を引き出せます。
テストが終わった後の親の接し方のポイントは、次3つです。
1.子どもと同じ方向でみる
実際に子どもがやる気を失っている家は、
親 VS 子ども
で、常に親と子どもは【対立関係】にあります。
親が子どもに
「何かをさせなければ・・・」
と考えています。また、子どもは常に
「親に何をやらされている」
という感覚しかありません。常に【対立関係】です。
親と子は目標を見るのではなく、
お互いに相手を見ています。
ところが、やる気を上手に引き出している家は、
「一緒にどうやって志望校までの実力をつけられるか」
というのを考えています。これは【協調関係】ですね。
親と子の方向がちょうど同じ方向を見ています。
親も子も子ども目標を見ています。
まずは、この部分に注意してください。
2.出た結果についてはガミガミ言わない
お子さんがテストを受けない家の受けない理由は、
・テスト代のお金の心配(親がいつもお金がない言っている家)
・テスト結果が悪いと親にしかられるから
・現実を見たくないから
などがあります。「現実を見たくない」というのは
自分の成績が良くないのはわかっているけど、
事実を知りたくないから。
ですが、「事実を知る」ことから成績のアップが始まるのです。
まずは、子どもとよく話し合って「事実を知る」大切さを
理解してもらいます。
また、テスト結果については、出た結果について、
いろいろ言っても成績は上がりません。
すでに、過去のことですから変えようがありません。
ですが、多くの親が失敗するのが、
「すでに出た結果に対して何かを言う」
ことです。この時点で後ろ向きの考えです。
また、一番ショックを受けているのは、本人です。
それに対して追い打ちをかけるのは、得策ではありません。
子どものやる気をそぐだけです。
それよりも、
「これからどうやっていくのか、一緒に考える」
ことが大切です。
3.子ども中心に考えてみる
ほとんどの親が、結果が出た時点で、
親が一方的にやることを決めてしまいます。
ですが、あなたもそうだと思いますが、
「押し付けられたことにはやる気がおきにくい」
のです。それよりも、
「自分が決めたことの方がやる気が起きる」
のです。
「子どもに任せていたら、勉強なんかしない!」
と思われるかもしれませんね。
ですが、人間というのは不思議なもので
「同じ情報」「同じ状況」
であれば似たように行動をとるのです。
例えば、隣の家が火事だとしますね。
そうすると、大抵の人がとる行動は次の2つ。
逃げる
火を消す
です。これは、ほとんど違いませんよね。
同じ行動を親子でもとります。
ですが、勉強に対して親と子どもに
違いがでるのは、実は、事実に関して認識が違うのです。
先ほどの火事でいうと
親 → 隣の家が火事と思っている
子 → 1km先の家が火事と思っている
というくらい、事実の認識に違いがあるからです。
すると当然行動に違いがでるのです。
親 → 逃げるか、火を消す
子 → 先のことなので、今やっていることを続ける
のです。親は「何で逃げないの!」と怒りますが、
子どもは「何でそんなにあわてるの?」と思います。
勉強はではこれがよくあります。
「親と子の認識の違い」
です。
これを一致させるのには、まず
「同じ数字で現状を把握する」
ことが大切です。それには、
「模擬試験」
を受けてみてください。
申し込みは、
パソコン用URL
http://mshn.jp/r/?id=008tv4865
携帯電話用URL
http://mshn.jp/r/?id=008tw4865
です。ちなみにも私も一度も塾には通ったことがないですが、
在宅模試だけは受けていました。
(結果を信じてはいませんでしたが・・・あまりに悪くて(笑))
学生の場合は、
<志望高判定テスト>
では、現在の実力でどの高校に入れるかわかります。
また、あなたのお子さんの弱点がどこにあるのかわかります。
全国的に問題を標準化した「教科書+入試対策問題」で
構成されています。
テスト後に戻ってくるイメージはこんな感じです。
http://mshn.jp/r/?id=008tx4865
小学生のお子さんは
<到達度確認テスト>
では、あなたのお子さんがどこまでできているのか
わかります。
内容は公立中学進学者向けの標準的な習得状況診断テストです。
小学校の標準進度に合わせた教科書レベルの出題です。
テスト後に戻ってくるイメージはこんな感じです。
http://mshn.jp/r/?id=008ty4865
費用は、
小学生 3500円
中学生 4500円
です。
お申し込みはこちらです。
パソコン用URL
http://mshn.jp/r/?id=008tz4865
携帯電話用URL
http://mshn.jp/r/?id=008u04865
申し込みの締め切りは、
5月16日(日)までです。