「定期テストでマイナス20点損しない方法」 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

今からはじめる

「定期テストでマイナス20点損しない方法」

というお話をしますね。

 5月に入ると、3学期制のところは、  

  「中間テスト」

がありますね。

で、ここで私が指導していて、最近一番よく目に付くのは、

  「忘れてしまった」

ということです。

  「忘れてしまった」

というのはどういうことかというと、

  「指導していたときにはできていたのに、
   テスト前には忘れていた。」

ということです。いえ、もっというと、

  「先週やっていたことが今週になって、忘れている。」

というものです。正直、それが何回も続くと「がっくり」きたりします(笑)。

私の場合、授業の最初に前回のことを復習するのですが、

  「では、これは、正の数・負の数でやりましたよね?」
  「えっ?えっ?習っていません。」

  「えっ、先週教えたよ。」
  「えー。やっていませんよ。」

  「嘘・・。だって、私ノートにやった内容書いてあるから・・・。」
  「えっ。えっ。」

  「先週休んだ?」
  「えー。ちょっと待ってください。あー。そういえばやったかな?」

  「ノートを見てよ。」
  「あっ・・やった。やった。」

という具合に、ほとんんど忘れているということもあります。
それも、だんだんそういった生徒が多くなって来ているんですね。

 それで、「忘れた」といってもいろいろ段階があって、
今では2段階の忘れたがあるんです。

 1つは、さっきのように

  「ほとんど忘れている」

という場合です。この場合のタイプは、

  「授業のあと、次の授業までの1週間1度も復習しない。」

タイプですね。例えば、

  「宿題をしない。」
  「宿題も授業の前に慌ててする。」

ということが多いです。

 実は、これは、

 「記憶の構造に基づいた脳の働き」

によると、

  「もっとも『効率の悪い勉強』なのです。」

あなたは、

 「エヴィングハウスの忘却曲線」ということを聞いたことはあり
ますでしょうか?

 忘却曲線について話をしますと、

【忘却曲線】 ----------------------------------------------------------
 これは、心理学者の「エヴィングハウス」のやった実験から得たものです。

任意のアルファベット3文字を、子音、母音、子音の順に並べて無意味な綴りで、
(たとえば zat, bok, sid など)このような音節の約2300組の中からランダム
に抽出して完全に記憶した後、

   20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。

  1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。

   1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。

  1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。

   1ヶ月後、には79%を忘却し、21%を覚えていた。

のように、反比例のグラフのようになったというのです。
つまり、記憶直後の短い間に急激な忘却がおこり、その後の忘
却の過程は徐々に進行することがわかりました。このような曲線
を通例「忘却曲線」と呼びます。

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 そうなんですね。忘れるということは・・・、

  「学んですぐからに急激に忘れていく。」

のです。だから、復習するなら、

  「学んだ9時間以内、悪くても24時間以内に復習しない」

と中々身につかないのです。

 で、最初の塾の宿題の話をすると、1週間後の宿題をすると、
 
  「74%忘れている中で、宿題をする」

 となると、宿題をやったとたん「あれ?何だったけ?」
 という具合になるのです。

 だから、

 「効率の悪い無駄な勉強をしないといけない。」
 「効率の悪い無駄な勉強をしないといけない。」

のです。どうです?

 一生懸命勉強塾にお金を払ったり、
 家庭教師にお金を払ったりしても、

 「効率のよい勉強法」

をやらない限り、本当の意味で、

 「身につかない勉強をやっている」

のです。本当に怖いですね。塾の先生が、

 「お子さんは、塾ではできているんですがね・・・」

と言われるのも、復習しない子にとっては当然のことなので
す。

実は、私の場合は

  「よく忘れる」

というのを知っているので、研修に出たりしたときは、いつも

 「メモを取って、そして、ICレコーダーに録音する」

ということわをやっています。
(もちろん、相手の許可を得ています)

そして、研修の帰りの電車の中はそのメモを見ながら、今日
学んだ研修の内容を復習するのです。

 そして、しばらくは、何度もその研修内容を仕事をしながら
聴くのです。

 こうやると、効率的でしょ・・・(笑)

というのも、私が研修に出席するだけでン万円のお金が出たり
するので、研修内容を十分に生かせないともったいないと思っ
たからです。

 もちろん、学んだあとは

 「何と何を実行する・・・」

いうことも書いていますが・・・。

 本当のことをいうと、私も記憶力が抜群にいいというわけでは
ありません。どちらかというと、暗記物は苦手です。

 また、仕事もありますから、多くの時間を研修に割くこともできま
せん。

 ですから、

  「なるべく時間を無駄にしない」

ということになると、こういった勉強法になるのです。
  
  どうですか?あなたのところはこうやって勉強していますか?

  ただ、授業に関しては、私のようにICレコーダーに録るわけ
にもいきませんし、また何度も授業を受けることはできません。

 もし、復習をするのなら、

 「ノートを録った内容をしっかりと見直すようにしてください。」

授業が終わったあとすぐに、ノートの見直しをするだけで、
かなりの効果があります。

 ぜひ、実践してみてくださいね。

また、ノートのとり方についてのコメントは今週中まで
募集しています。

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