一生使える魔法の勉強法 | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

最近の子供で、多いのが、

 「文章が書けない・・・」

というものがありますね。例えば、科目別にいうと、


 国語の場合、

 「作文がうまく書けないのでどうしたらいいんでしょう。」

 というメールをもらったりします。

  また、英語では、

 「英作文ができないんですが、どうしたらいいですか?」

 という質問が多いです。さらに、数学では、

  「数学の説明問題が出来ないんです。」(中2/1学期)
  「証明問題が苦手なんです。」      (中2/2学期)

 というのも多いです。これらに共通しているのが、

  「どう書いたらいいのかわからない。」

 というものです。実際にその教え方に気づいていないと
 教えるときも大変です。

  例えば、小学生の作文の場合は、

  「自分の思ったこと、感じたことを書けばいいの・・・。」
  「うーん。わかんない。」

  「何か思ったことがあるでしょ・・・」
  「うーん。どう書いたらいいかわかんないよ。」

  「だから、自分の感じたことを書けばいいのって。」
  「うーん。」

 こんな会話になったり、また、数学で

  「説明しなさい。」
  「証明しなさい。」

  という問題では、子供が、

   「こんなのわからないよ。証明嫌い。」
   「説明しなさい。こんなの無理。絶対出来ない。」

  という具合で、指導する方も、

   「とにかく書いてみて、書かないとだめ。」

 と怒ったりして・・・。

   これって嫌になりますよね。お互いに。もちろん、やるほうも
 大変ですね。

  それは、書けない理由がきちっとあるのです。その

   「書けない理由」

  を解決していないから、書けないんですね。

   それでは、書けるようにするには、どうしたら
  いいか・・・・。

   まず、最初にすることは・・・
  
  それは、

  「文を真似して、書き写す」

 ということです。もう一度言いますね。

  「文を真似して、書き写す」

 ことです。この話をすると、

  「あー、それね。そういえば知っているよ。」

という人がいると思います。でも、大切なことを
忘れていることがあります。

  「知っているだけでは役にたたない。」

 ということです。そして、

  「文を真似して、書き写す」

 ことの重要性をまだ、感じていない人が多いんですね。
 実際に、

  「プロといわれる人は、大人でも書いて写している」

のです。

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 作家志望の人も好きな作家の作品を写します。
 コピーライターは、上手なコピーを写します。
 英作文は、どれだけ短文を覚えているかによります。
 
  そして、私は今でも証明問題を解かせるときには、
 「答えを写す」ということで得点を挙げていますし、

  今尚、億を稼ぐコピーライターですら、
 「見本となるキャッチコピー」を写している
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 のです。

  もちろん、私も書き写しています。

 実際にこれを生徒にやってみると、

  「説明問題が苦手なんです。」

 という生徒でも、何度も、例題を写したり、
 答えを写していると、

  「何となくわかってきた・・・」

 という声に変わります。

 なぜ、写すかというと、

  「何もないところからは、何も生まない。」

 ということです。文の書けない子は、

  「書き方がわからない。」
  「文章が頭に入っていない。」

 という子がほとんどです。簡単に言うと、
 料理をつくるときに

  「料理の作り方がわからない。」(文で言うと書き方)
  「材料がない。」         
       (文でいうと細かい文章を覚えているか?)

 のに、料理ができないのと同じなのです。
  また、別な言い方で表現すると、書きにくいのに

   「手紙」

 があります。全く手紙を書いた人は、手紙を書くことが
 できません。
  (もちろん、友達同士の書きなぐったものではありません)

  それは、

   「まずは、手紙を書く順序がわからない」

  ということがあります。次に

   「書く内容がわからない」

  ということがあります。具体的に言うと

   通常は、「拝啓」という言葉から書きますが、
   そして、次に、「季節の言葉・・・」という具合に、

    まずは、「書く順序」という、
       
      「手紙の構成」

   について、知らないと書けません。それがわからないと
   何から、書かないといけないかわかりません。
 
    そして、構成がわかったら、「あいさつ文」
    例えば、「新緑の候」など、書くためには
   
     「いろいろな文章を知らない」

   と書けませんね。

    そうなんです。

   書くには、

    「文の構成」

   そして、
   
    「書く内容の表現方法」

  の2つが必要なのです。この2つを知らない子
  に

    「書きなさい。」

 といっても正直な話、

  「無理があるのです。」

 それをまず、身につけさせるのが、

    「文を真似して、書き写す」

 ことなのです。

  もちろん、小さいお子さんや、勉強に対する
 意識が弱いお子さんには、それだけではだめで
 きちっと説明をしないといけませんが、
  それでも、

   「書き写すことで、気づくことがある」

 のです。ですから、国語の勉強などでは、文章題
 では、「答えを写す」ということもひとつの勉強にの
 です。

  同様に、英語の作文も、最初は、

   「短文をたくさん書いて覚える」

 ということを最初にスタートしてください。

  例としては、

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   日本語>>>>英語
---------------------
  という流れをやっていきます。

  これを短文で繰り返しは、できないものは、
  まず、覚えるようにするのです。

   数学も同じです。例題の解答を徹底して
  写していくのです。

    「写して、写して、理解して」

  解いていくのです。特に「説明問題」や「証明問題」
  はこれをやると効果的です。

   ぜひ、実践してくださいね。

  また、感想をお待ちしています。

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