成果の上げる勉強法 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

さて、今回受験がそろそろ終わりに近づきつつありますが、
今回は、

「子供のやる気を引き出す」

ということでお話できればと思っています。


「子供のやる気を引き出す」

今一番要望の多い内容で、そして、一番難しい内容ですね。

ですが、

「100%やる気を引き出す」

ことは難しいのですが、

「やる気をある子にはいくつかの共通点がある」

というのは事実です。大切なのでもう一度いいますと、

「やる気をある子にはいくつかの共通点がある」

のです。

その1つが

「短期間に結果を出している」

ということがあります。

これは、子供だけに関わらず、大人でもそうだと思います。

あなたもそうではないですか?

「やってすぐに結果がでること」

というのは、比較的続けやすいですね。

「下手の横好き」

という諺がありますが、現実には、

「うまくできたから、好きになった」

ということが多いのです。

塾や、家庭教師で指導していも、

「理解力がある」
「暗記するのが早い」

というお子さんは、比較的成績が良いです。

そして、勉強に対して「やる気」もあります。

もちろん、

「理解力がある」→だから、スムーズに進める
「暗記するのが早い」→だから、次々覚えられる

ということがありますが、心理的にいうと

「早く結果を出せるから勉強が続けやすい」

ということがあります。実際に

「理解力がない」「暗記するのが遅い」

というお子さんは、

「勉強に対しても意欲的でない」

ということが多いですね。

それで、今回は、そのことを踏まえて

「早く結果を出すための効果的な勉強法」

というのお話したいと思います。

実は個人的な話ですが、私の娘も今年の4月から中1となります。
(昨日も、中学校の説明会に家内と出かけていきました)


で、娘とこれからいろいろ話をしないといけないと思うのですが、
一応、子供を塾で指導しているプロとして娘にアドバイスを
しようと思っているのです。そこで、

「勉強で何を注意しないといけないのか?」

というのを話しようと思っています。

実は中1の最初に悩むのが、

「普段の勉強法」



「定期テストの前の勉強法」

についてです。

例えば、定期テストがあるのですが、中1のときに失敗するのが、
勉強の方法です。具体的に言うと、

「インプット」と「アウトプット」のバランスがわからない

というのがあります。

例えば、中1のとき成績があまり振るわないお子さんがいました。

本人としては、

「勉強してる」

には違いないのですが、

「結果が出てこない」

のです。そこで、そのお子さんにどんな勉強したの?

と聞いてみると大抵は、

「本を読んでいた」
「ノートを見ていた」

また、

「ノートにまとめていた」

という回答が返ってきます。

もちろん、

「本を読む」
「ノートを見る」

ということも大切ですね。これもしないと成績は上がりません。

ただ、これは、

「頭の中に情報をインプット」

するだけです。そして、勉強に必要なのは、

「インプット」したら、必ず「アウトプット」する

ということです。

例えば、

「教科書を読む」

ということをやったら、問題集で

「問題を解く」

という「アウトプット」をする必要があります。

つまり、常に

「インプット」→「アウトプット」→「インプット」→「アウトプット」

というのを繰り返さないといけないのです。

具体的にいうと

「本を音読する」→「問題集を解く」→「本を音読する」→「問題を解く」

ということですね。もちろん、「音読」でなくてもいいです。

「ノートまとめ」→「問題集を解く」→「ノートまとめ」→「問題を解く」

というのでもいいです。

実際に私が生徒に教えるときは、

私→ A君に教える

そうして、他のB君から同じ問題の質問が来たら、

A君→B君に教える

という具合に、私から教えてもらったA君に教えさせます。
これは、決して私が楽したいわけではなく(笑)、

「人に教えること(=アウトプット)覚えたことが定着する」

からです。もちろん、A君がB君に説明しているときは、
私も聞き耳を立てていて、A君の説明がよくわからないときは、
私が再度説明しなおします。

こうやって、

「教えてもらったり、身につけたり、学んだら、

『常にアウトプットする』」

ということを意識しないといけないのです。

これは、実際に偏差値が70を超える生徒たちは、
教えなくても、無意識のうちにやっています。

ですが、成績の振るわないお子さんは、

「インプット」→「インプット」→「インプット」

という具合に、「インプット」しかないのです。それで、親御さんは、

「うちの子は机に向かって勉強しているけれど、
成績が上がらないのは勉強のやり方が悪いのですかね。」

という質問になるのです。

いいですか?

勉強するときは、

「インプットしたら、必ずアウトプットする」

ということを忘れんないでください。

もし、あなたのお子さんが明日から勉強するのなら、
以下のようにしてみてください。

【ステップ1】キッチンタイマーを用意します。

【ステップ2】50分にセットする

【ステップ3】10分間テキストの音読(3回くらい)

【ステップ4】15分間テキストで読んだ範囲の問題集を解く(

【ステップ5】ステップ3とステップ4を繰り返す

【ステップ6】50分たったら、10分間休憩する

という形でやってみてください。

もちろん、音読の時間や、問題集を読む時間

はあくまでも目安です。


ぜひ、一度お子さんの勉強法を見直してくださいね。