ジャパンCと京阪杯は、父親が馬主だったあの先生が… | 小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

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調教助手として、厩務員として、競馬と長く関わってきた私が、ファンの皆様に「役立つ情報」をお伝えしたいと思って始めました。

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全国の競馬ファンの皆さん、こんばんは。
小西聖一と申します。



今日は、もうすぐデビューできそうな2歳馬の中から、私が注目している一頭を紹介しておきますね。

それは、奥村武厩舎のキュイーヴル(牡・父ローエングリン、母ムーンシンフォニー)です。

この馬は、お母さんのムーンシンフォニーの兄弟に、2011年のフラワーCを勝ったトレンドハンター(父マンハッタンカフェ)と2012年の交流重賞のスパーキングレディCを勝ったスティールパス(父ネオユニヴァース)がいるという血統ですね。

キュイーヴルを管理している奥村先生は、東京都板橋区出身で、周りに競馬関係者がいなかったそうですけど、13歳の時、オグリキャップとホーリックスが叩き合った1989年のジャパンCを見て、競馬に興味を持ったそうですね。

そして、次の年のダービー(勝ち馬はアイネスフウジン)は、お母さんと一緒に見に行って、その時、競馬が好きになって、中学2年生の頃には、騎手を目指していたそうですが、身長が伸びてしまったため、騎手になることを諦めたそうですよ。

その後は、1999年に芝浦工業大学の工学部金属工学科を卒業してから、「やっぱり馬に関わりたい」と育成牧場の「ディアレストクラブ」で働いて、2001年、競馬学校の厩務員課程に入って、次の年に高橋義博厩舎の厩務員になって、2003年には、国枝栄厩舎の調教助手をやっていました。

奥村先生が国枝厩舎にいた時には、2010年の牝馬三冠など、GIを5つも勝ったアパパネを担当していて、先生は、「その時の経験は自分にとって大きな財産だ」と言っていましたし、国枝先生のところで学んだことは勉強になったとも言っていましたね。

そして先生は、三度目の挑戦だった2013年に調教師の試験に受かって、2014の年の3月に自分の厩舎を開業しています。

皆さんもよく知っている通りで、奥村先生は、ライジングリーズンを使った今年のフェアリーSで初めての重賞勝ちを飾っていて、先週までで「20勝・獲得賞金3億0323万円」という、今までで一番の成績を残していますね。

でも、先生と同じ年に開業した調教師は全部で6人いて、その中で、栗東の中内田充正先生は、今年に入ってから先週までで「41勝・獲得賞金6億3854万円」という成績を残していますので、今の奥村先生は、「中内田厩舎との差を少しでも詰めたい」と思っている筈です。

もちろん、2歳のキュイーヴルにもデビュー勝ちを飾ってほしいと考えて、メイチに仕上げてくるでしょうね。

ちなみに、この馬は、11月15日(水)にゲート試験に合格して、デビューに向けて念入りに乗り込まれていて、昨日の調教では、南ウッドで強めに追われて、4Fが56秒4、終いの1Fが13秒6という時計を出していました。

まだ子供っぽいところがありますけど、素質を感じさせる手先の伸びたいい走りを見せていましたから、楽しみな一頭ですし、デビュー戦に向けて奥村先生がどう仕上げてくるのか、馬券に活かすためにも、注目したいですね。

キュイーヴルは、12月17日(日)、中山6Rの新馬戦(芝1600m)で、勝浦騎手でデビューする予定です。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。


馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、
5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属
といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そして今回は、栗東の清水久詞厩舎がジャパンCに使うキタサンブラックと京阪杯に使うビップライブリーについて、私の頼もしい仲間の一人で、JRAで乗り役と調教助手をやっていた鎌田光也君から届いた報告を紹介しておきますね。

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清水久詞先生は、1997年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は、1993年の菊花賞などGIを3つ勝ったビワハヤヒデや、1995年の阪神3歳牝馬Sを勝ったビワハイジなどでお馴染みの浜田光正厩舎でずっと調教助手をやっとりましたな。

この頃に、1998年の桜花賞と秋華賞や、2000年のエリザベス女王杯を勝ったファレノプシスを担当しとったことも、皆さんはよう知っとるんやろう。

そんで清水先生は、1992年の2月まで乗り役をやっとった押田年朗さんの娘さんで、親父さんと同じで乗り役やった純子さんと結婚しとって、清水厩舎で調教助手をやっとる押田道郎さんは純子さんのお兄さんですな。

ちなみに、清水先生の親父さんの貞光さんは、馬主さんで、2004年のスプリンターズSを勝ったカルストンライトオなどを持っとった方やから、もちろん、先生も子供の時から馬に関わる機会が多かったんで、早い内から「馬と関わる仕事をしたい」と思っとったそうですわ。

2009年に、調教師の試験に受かった清水先生は、その年の6月に自分の厩舎を開業しとって、最初の年は2勝だけやったけど、その後は、

2010年→11勝・獲得賞金1億3388万円
2011年→18勝・獲得賞金2億5678万円
2012年→22勝・獲得賞金3億3118万円
2013年→23勝・獲得賞金4億8940万円
2014年→23勝・獲得賞金3億6707万円

っちゅう形で順調に実績を積み重ねとったし、2013年には、トウケイヘイローを使ったダービー卿CTで初めて重賞を勝って、その年は、この馬で4つも重賞を勝っとりました。

一昨年は、キタサンブラックを使った菊花賞で初めてGIを勝って、それを入れてこの馬で3つ重賞を勝つとか、「26勝・獲得賞金7億2207万円」っちゅう成績を残しとったし、去年は、キタサンブラックを使った天皇賞・春と京都大賞典とジャパンCを勝つとか、「27勝・獲得賞金11億1410万円」っちゅう、今までで一番エエ結果を残したんや。

しかも、この馬は去年の「年度代表馬」に選ばれたんやから、清水先生はホンマに喜んだんでしょうな。

そんで、今年に入ってからは、キタサンブラックを使った大阪杯と天皇賞・春と天皇賞・秋と、ジョーストリクトリを使ったニュージーランドTと、カシアスを使った函館2歳Sと、重賞を5勝しとって、先週までが「24勝・8億9364万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(11月3週目まで)の「22勝・6億2411万円」を上回っとるんや。

けど、キタサンブラックを1着賞金3億円のジャパンC、ビップライブリーを3900万円の京阪杯に使う今週は、先週までの結果に満足せんで、先生が勝負を懸けてくるとワシは見とります。

その理由は2つあって、まず1つ目は、皆さんも知っとる通り、キタサンブラックが今年一杯で引退して種牡馬入りするのが決まっとることですわ。

ワシが清水先生やったら、「引退するまでに、この馬でとにかく稼いでおきたい」と考えて、ジャパンCでメイチに仕上げる筈や。

で、2つ目は、キタサンブラックが引退した後のことですわ。

今年、清水厩舎が先週までに稼いどる「8億9364万円」の内、半分くらいの「4億3046万円」はキタサンブラック1頭で稼いだもんやから、きっと今の先生は、「他の馬でも稼げるようにしとかなアカン」と考えとる筈や。

せやから、ワシは、キタサンブラックはもちろん、ビップライブリーについても、「勝負懸かりや」と見とるし、昨日、Cウッドでやった最終追い切りの様子が、どっちもワシの見込み通りのものやったから、力を出し切れるデキに仕上がったんやろ。

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清水久詞厩舎がジャパンCに使うキタサンブラックと京阪杯に使うビップライブリーについて、JRAで乗り役と調教助手をやっていた鎌田光也君から届いた報告は以上です。

また、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教助手・鎌田光也のブログはこちら ★

では、また次回。

小西聖一でした。