福島民報杯の美味しい情報 | 小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

調教助手として、厩務員として、競馬と長く関わってきた私が、ファンの皆様に「役立つ情報」をお伝えしたいと思って始めました。

全国の競馬ファンの皆さん、おはようございます。
小西聖一と申します。



今年、デビューした乗り役の木幡育也君(美浦・藤沢和雄厩舎)は、オージーアイドルに乗った昨日の福島7Rで初勝利を上げました。

知っている方も多いでしょうが、育也君は、お父さんが同じ美浦で乗り役をやっている木幡初広君で、お兄さんも乗り役をやっている初也君と巧也君という競馬一家に育っていますね。

今年の新人騎手では、3月11日(土)に、川又賢治君(栗東・森秀行厩舎)が阪神の6Rで初勝利を上げていましたけど、美浦では育也君が一番乗りですから、とても嬉しかった筈です。

育也君には、これからも馬主さんや厩舎の期待に応えられるように、一つ一つしっかり乗ってもらいたいですね。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。


馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、
5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属
といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そして今回は、堀宣行厩舎が福島民報杯に使うシャドウパーティーについて、よく私に美味しい情報を教えてくれる、「馬主のYさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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飯塚知一オーナーの本業は、「JR京浜東北線・大森駅」(東京都大田区)のすぐ近くに本社を構えている、「株式会社シンコー」の代表取締役です。

1941年に創業された同社は、物流に関する様々な業務を手掛けており、現在は、東京競馬場に近い「府中営業所」や、大井競馬場に近い「東京港営業所」など、営業所と事業所を合わせて、全国11ヶ所に拠点を有しております。

また、これらの拠点の中で、「国際物流の要所」となっている「横浜事業所」は、「30トン岸壁クレーン」や、4基の「15トン天井クレーン」を備えており、敷地面積は「2640坪」という広大なものです。

更に同社は、包装資材の輸出入を手掛ける「日本ポリシール工業株式会社」や、包装梱包サービス業を手掛ける「株式会社シンコーロジテム」といった関連会社を有している上、日本企業が中国企業と取引する際の物流をサポートするため、上海に関連会社の「信广(シンコー)包装有限会社」を有しており、現在は200名以上の従業員を雇用しておりますので、代表取締役としてこれらの事業を取り仕切っている飯塚オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えます。

なお、馬主としての飯塚オーナーは、確か1988年からJRAで馬を走らせていて、これまでに100頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2004年の根岸Sを制したシャドウスケイプや、2007年の中山金杯と2010年の中京記念を制したシャドウゲイトや、2011年のエプソムCと毎日王冠を制したダークシャドウなどが挙げられるでしょう。

そして、2011年には、ダークシャドウなどの活躍により、「2億8777万円」という、これまでで一番の賞金を獲得しておりましたが、それ以降は、
2012年→獲得賞金1億7205万円
2013年→獲得賞金1億7041万円
2014年→獲得賞金1億7928万円
2015年→獲得賞金1億6753万円
2016年→獲得賞金1億3546万円
と、2011年と比べて1億円以上も少ない状況が続いております。

したがって、現在の飯塚オーナーは、「今年こそ2011年を上回る賞金を稼ぎたい」と考えている筈ですし、実際、先週までの成績は、「1勝・獲得賞金3889万円」と、昨年の同じ時期(4月2週目まで)の「0勝・獲得賞金1193万円」を大幅に上回っております。

ただ、2011年の賞金を上回るためには、あと「2億4888万円」を獲得しなければなりませんので、飯塚オーナーは、「賞金の高い特別レースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

そのような中、本日は、1着賞金2400万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の福島民報杯にシャドウパーティーを出走させますので、私が飯塚オーナーの立場であれば、この馬を預けている堀先生に対して、迷わず「渾身の勝負仕上げ」を依頼するでしょう。

そこで、元調教師の方に最終追い切りの様子を確認したところ、

「13日(木)、レースでも乗る石橋君が南ウッドに入れて、4Fが54秒2、終いの1Fが12秒8という時計を馬なりで出していました。ブライトバローズ(古馬1000万下)と併せる形で、コンマ2秒前を走っていた相手を追い掛けて、最後はしっかり同入していましたね。動きはデキがいい馬ならではの素軽いものでしたから、力を出し切れる状態に仕上がっている筈です」

という内容でした。

これらの理由から、私はこの馬を「大いに注目すべき存在」と考えております。

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シャドウパーティーについて、「馬主のYさん」から届いた報告は以上です。

また、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教助手・鎌田光也のブログはこちら ★

では、また次回。

小西聖一でした。