福島牝馬Sには、「いい成績を残して花道を飾りたい」という思いが… | 小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

調教助手として、厩務員として、競馬と長く関わってきた私が、ファンの皆様に「役立つ情報」をお伝えしたいと思って始めました。

全国の競馬ファンの皆さん、こんにちは。
小西聖一と申します。



今、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」は、先週、

アンタレスS
馬単7600円5点的中

中山グランドジャンプ
3連単7420円4点的中

福島民報杯
馬連17570円5点的中

ラジオ福島賞
3連複15010円5点的中

難波S
3連複4040円5点的中

という結果を残しています。

でも、先週は皐月賞を取り損ねてしまいましたから、今週は、全てのレースでいい結果を残せるよう、今まで以上に力を入れて情報を集めていますし、そこで掴んだ情報はこのブログでも紹介しますから、楽しみに待っていてください。

ところで、今年、デビューした乗り役の横山武史君は、ヒルノサルバドールに乗った昨日の福島9Rで初勝利を上げましたね。

皆さんも知っている通りで、武史君は、お父さんが乗り役の典弘君で、お兄さんの和生(かずお)君も乗り役です。

また、お祖父さんの横山富雄さんも乗り役をやっていて、富雄さんと言えば、私の父の小西喜蔵厩舎から、1961年に乗り役としてデビューしていて、1968年にフリーになるまで、厩舎の馬を何度も勝たせてくれましたし、長い時間を一緒に過ごしていた家族のような存在でした。

ですから、その孫の武史君は、私にとっても孫のような存在ですので、これからも活躍できるよう、応援したいと思っています。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。


馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、
5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属
といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そして今回は、和田正道厩舎が福島牝馬Sに登録しているクインズミラーグロについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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和田正道君の実家は、千葉県の成田市にある「和田牧場」ですね。

また、息子の正一郎君も同じ美浦で厩舎を構えていて、去年は、オジュウチョウサンを使った中山グランドジャンプと中山大障害など、重賞を4つ勝って、今年も、オジュウチョウサンを使った阪神スプリングジャンプと中山グランドジャンプを勝っているのも、皆さんはよく知っているでしょう。

和田君は、岩手大学で獣医の資格を取った後、1978年から、シンボリルドルフを育てた野平祐二さんの厩舎で調教助手をやって経験を積んで、1982年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しました。

最初の年に11勝を上げると、その後も毎年のように20勝近くを上げていましたし、今までにJRAで通算660勝を上げていて、その中には、プロモーションを使った1997年のクイーンSや、ゴッドオブチャンスを使った2002年の京王杯スプリングCや、トップガンジョーを使った2006年のエプソムCなど、重賞の10勝もありますね。

しかも和田君は、上原博之君、尾関知人君、新開幸一君、そして息子の正一郎君と、4人の弟子を調教師にしていますから、本当に大したものです。

和田君は、さっき書いた通り、毎年のように20勝近くを上げていて、2005年には、「30勝・獲得賞金5億6081万円」と、開業してから一番いい成績を残していましたし、その後も、2006年が「28勝・獲得賞金5億2525万円」、2007年が「30勝・獲得賞金4億5856万円」と、2005年に近い数字を残していました。

ただ、去年までの5年間は、
2012年→「15勝・獲得賞金2億7470万円」
2013年→「24勝・獲得賞金3億6232万円」
2014年→「26勝・獲得賞金4億1277万円」
2015年→「15勝・獲得賞金3億1440万円」
2016年→「15勝・獲得賞金3億0160万円」
と、いい頃に比べて物足りない数字が続いていますし、今年も先週までで、「4勝・獲得賞金7004万円」と、去年の4割にも達していません。

それに和田君は、今年の6月で70歳になり、来年の2月で定年を迎えますから、間違いなく今は、「いい成績を残して花道を飾りたい」と考えているのでしょう。

また、彼の厩舎は、ギルティストライクを使った2010年の東京ジャンプSから、「重賞で71連敗中」となっていますし、前にも書いた通り、息子の正一朗君が、去年は重賞を4つ、今年も2つ勝っているのですから、今は「息子にばかりいい格好はさせられない」とも考えている筈です。

そのため、私が和田君でしたら、「重賞や特別レースを勝って一気に賞金を稼ぎたい」と考えますし、今週は、1着賞金が3800万円の福島牝馬Sにクインズミラーグロを登録してきましたので、和田君が、この馬をどう仕上げてくるかなど、これからの動きを、最後の最後まで念入りに確認しなければなりませんね。

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クインズミラーグロについて、「元調教師のMさん」から届いた報告は以上です。

また、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教助手・鎌田光也のブログはこちら ★

では、また次回。

小西聖一でした。