全国の競馬ファンの皆さん、おはようございます。
小西聖一と申します。
藤沢和雄厩舎のソウルスターリング(牡3歳・父フランケル)は、5月21日(日)のオークスを目標に調整されることになりました。
皆さんもよく知っている通り、この馬は、前走の桜花賞で3着でしたね。
当日は、ダメージの残りやすい馬場でしたから、藤沢先生は、「近い内に放牧に出そうと思っている」と話していましたので、まだ、反動が出ないかどうかを慎重に見極めているところなのでしょう。
お父さんのフランケルは、現役時代、芝2000mまでのレースしか走っっていませんが、ソウルスターリングに対して、「芝2400mでもやれる」といった自信があるからこそ、藤沢先生は、次走にオークスを選んだ筈です。
そのため、オークスに向けてこの馬をどう仕上げるのか、藤沢厩舎の動きからは目が離せませんね。
ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。
私は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。
昔の写真を載せておきますね。
馬の前に立っているのが私です。
競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。
私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。
何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。
その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。
私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。
先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。
私は、父が定年で引退した後も、
5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属
といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。
そして今回は、栗東の佐々木晶三厩舎が中山グランドジャンプに使うアップトゥデイトについて、よく私に美味しい情報を教えてくれる、「馬主のTさん」から届いた報告を紹介しておきますね。
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今西和雄オーナーは、引越業界でトップクラスのシェアを誇る、「アートコーポレーション株式会社」の筆頭専務取締役を務めております。
今西オーナーが、「アートコーポレーション株式会社」に入社したのは1983年のことでして、その頃の同社は、代表取締役社長の寺田千代乃氏が、「引越事業を始めた女性社長」ということで、話題になり始めておりました。
そして、寺田氏が大阪毎日放送のラジオ番組「ごめんやす馬場章夫です」の電話取材を受けたことや、大々的にテレビCMを打ったことをきっかけに、電話がパンクするほど鳴り、引き受けきれないほどの依頼が殺到したそうであり、このことで同社は人手が足りない状況になったため、スポーツ紙にドライバー募集の求人広告を掲載し、それを見て入社したのが、元は魚屋に務めていた今西オーナーです。
同社は、今西オーナーなどの活躍によりその状況を無事に乗り切り、1982年は4000万円だった売り上げを、設立して7年目の1984年には、一気に100億円まで伸ばしました。
その後も同社は、順調に成長を続け、2016年9月期には、単独で660億7800万円、連結で980億5300万円という売上高を記録するまでの大企業となり、今西オーナーも、代表取締役会長の寺田寿男氏と代表取締役社長の寺田千代乃氏を支え、順調に出世し、今では社内ナンバー3にまで昇り詰めております。
また、今西オーナーは、同社の傘下で、運送事業を手掛けている「アートバンライン株式会社」の代表取締役社長や、通販サイト「アートショッピング」の運営や、メルセデスベンツ・フェラーリ・ポルシェ・ランボルギーニといった輸入車の販売事業を手掛けている「アートプラス株式会社」の代表取締役社長や、家電販売事業を手掛けている「フットワークインターナショナル株式会社」の代表取締役社長も務めておりますので、「アートコーポレーション」にとって、今西オーナーは、「欠かせない人物」なのでしょう。
ちなみに、今西オーナーは、テレビ東京で放映していた通販番組に、同社の顔として出演していたことがありました。
なお、今西オーナーがJRAで所有馬を走らせ始めたのは、確か2007年からで、馬主資格を取得したのは、「アートコーポレーション株式会社」の代表取締役会長である寺田寿男オーナーと、代表取締役社長である寺田千代乃オーナーが馬主であることがきっかけの一つとなったのでしょう。
今西オーナーは、これまでに10頭を所有しており、最初の年は1勝も上げられませんでしたが、2年目の2008年には、「3勝・獲得賞金2992万円」という成績を残しております。
また、今西オーナーは、一度に所有する頭数が少なく、このことなどが影響し、2009年から2011年は未勝利に終わっていたものの、一昨年までの4年間は、
2012年→3勝・獲得賞金2381万円
2013年→2勝・獲得賞金2324万円
2014年→3勝・獲得賞金3303万円
2015年→5勝・獲得賞金1億9928万円
と、2012年にデビューしたアップトゥデイトの活躍などにより、コンスタントに勝ち星を上げており、特に2015年は、同馬を出走させた中山グランドジャンプで、初の重賞制覇をGIで飾り、その後も、小倉サマージャンプと中山大障害を制し、1年で重賞を3勝するという素晴らしい結果を残しておりました。
しかし昨年は、アップトゥデイトが、
阪神スプリングジャンプ→2着
新潟ジャンプS→8着
阪神ジャンプS→2着
中山大障害→2着
と、1勝も上げられず、他の馬も1勝に留まってしまったため、獲得賞金が前年の4割以下となる「6926万円」に留まっているのです。
そして、今年に入ってから先週までも、ランバージャックを出走させた3月11日(土)の阪神5R・3歳未勝利の1勝に留まっておりますし、阪神スプリングジャンプSに出走させたアップトゥデイトは、またもや2着だったため、現在の今西オーナーは、この馬を中山グランドジャンプに出走させるにあたって、「連敗を止めて一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
よって、私が今西オーナーであれば、この馬を預けている佐々木晶三先生に対して、メイチの勝負仕上げを依頼する筈ですし、元調教師の方から届いている最終追い切りについての報告も、「勝負懸かり」と感じられるものでしたから、馬券に絡む可能性は十分にあると私は考えております。
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アップトゥデイトについて、「馬主のTさん」から届いた報告は以上です。
また、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。
ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。
★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★
★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★
★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★
★ 元JRA調教助手・鎌田光也のブログはこちら ★
では、また次回。
小西聖一でした。