今日のテレビゲーム情報 2011/06/01

●= 高橋名人がゲッチャ・コミュニケーションズに入社 =●
※高橋名人オフィシャルブログ「16連射のつぶやき」
先月末をもってハドソンを退社した名人ですが、今月からは、「ゲッチャ」というゲーム関係の様々な映像を提供しているメーカーで活躍するようです。
元々ゲッチャでは「高橋名人世代」というコンテンツがあり、そこらへんの絡みでこちらに移ってきたのかもしれませんね。
ちなみに。
”高橋名人”という名称はハドソンが商標登録をしているらしく、ハドソンを離れるとその名が使えなくなるのでは…?と言われていましたが、ゲッチャのTwitter(ツイッター)によりますと「今後も“高橋名人”で居ていただけるよう、皆様にご協力いただきました。」とのことです。
まあ、商標登録しているから使えなくしたとしても、別にハドソンにメリットはないですしね。これからも名人と呼べるようになって、めでたしめでたしです。


●= Wiiウェア『LA-MULANA(ラ・ムラーナ)』が2011年6月21日に配信決定! =●
※Wiiウェア『LA-MULANA(ラ・ムラーナ)』公式サイト
欧米で人気を博したパソコン用アクションゲームが、ブラッシュアップされて日本に上陸します。
いかにも昔懐かしい感じの2Dグラフィックで、謎解き要素も豊富とのこと。ガッツリ遊べそうな1本となっています。
最近は何の音沙汰もないWiiウェアですが、6月28日には『ダウンタウン熱血どっじぼーる』もあり、本当に久々の新作が出てくれて有難いです。…と言っている時点で、何か寂しい気持ちもありますけど(苦笑)
とはいえ、海外ではダンスゲームなどの影響でまだまだ元気。パッケージタイトルもWiiウェアも、元気がないのは日本だけなのかもしれませんね。
6月21日より配信開始予定で、価格は1200ポイント(=1,200円)です。

●= ゲーム周辺機器メーカーのホリが謎のカウントダウンサイトを公開 =●
※謎のカウントダウンサイト
またカウントダウンか…と思ったら、ゲームソフトのメーカーではなく、周辺機器のメーカーでした。
ただ単に新しい周辺機器を発表するだけなら、カウントダウンするとは思えないので…新しい事業でも始めるつもりでしょうか?

●= PSP版『実況パワフルプロ野球2010』ダウンロード販売終了 =●
※PS3&PSP『実況パワフルプロ野球2010』公式サイト
最新作である『実況パワフルプロ野球2011』は7月14日に発売されますが、その半月ほど前となる6月30日に、2010のダウンロード版が販売終了するようです。
PSPのパッケージタイトルをダウンロード版で購入するという感覚が、日本ではまだまだ普及していません。
ダウンロード販売を維持し続けるのも全くのノーコストというわけではないでしょうし、パワプロに関してはデータが最新版になるのが大きな変化で、システム的な変化はそこまで大きくないので…まあ、別にいいんじゃないでしょうか?
今日のテレビゲーム情報 2011/05/31


●= 3DS対応、新しいニンテンドープリペイドカードのデザインをチェック =●
●= 新デザインになった『マリオ』と『ゼルダ』のニンテンドープリペイドカードを買ってきました =●
ニンテンドー3DSで6月7日に開始予定の「ニンテンドーeショップ」。
ここで使用できるプリペイドカードが、6月2日より正式に販売開始するようです。
以前、単位が「ポイント」から「円」に変わったと言われていましたが、プリペイドカードでも単位は「円」になっているようですね。名前も「ニンテンドープリペイドカード」となり、「ポイント」という言葉がなくなりました。
現在確認されているのは、1000円・3000円。そして、セブンイレブンなどで限定販売されている特別デザインのカードでは1000円・2000円があるようです。
また、新しくなったプリペイドカードは、ニンテンドーDS・Wiiでも使用できるとのことです。なので、以前のプリペイドカードは店頭から姿を消していくでしょう。
告知どおりであれば、サービス開始まで1週間となりました。
eショップについては相変わらず何の情報もないですし、プリペイドカードについても公式からの情報はありません。情報開示が遅いのはいつものこと…とはいえ、スタートダッシュは期待しないほうがいいのかもしれないですね。

●= PlayStation Networkが今週末までに日本、香港、韓国を除く全地域で全面再開 =●
※「PlayStation Network」公式サイト
今週中の全面復旧が発表されましたが、”日本、香港、韓国を除く”全地域が対象です。
日本・香港・韓国については、恐らく来週以降になるということでしょう。
まあ…またこれで「何で日本だけ遅いんだよ!」と言われるのは明白ですね。ただ、ソニーだって同時に全面再開できるのであればそうしているわけで、できないから仕方なく優先度を付けているのでしょう。
こう言うと「海外での再開を遅らせて、全世界同時再開するように合わせろ」とか言い出すんでしょうけど、それこそ海外のユーザーにとっては日本人のエゴなわけでして。それならちゃんと正直に、こっちが先でこっちが後になるって言ってくれるだけでも、ありがたいと思いましょう。

●= レベルファイブが“ゲーコン2000”審査結果を発表 =●
※「ゲーコン2000」公式サイト
上位2つの賞の該当者がいなかったということは、(あくまでレベルファイブの基準として)あまり作品のレベルが高くなかったということでしょうか?まあ、そりゃ易々と受賞できるものではないと思いますけどね。
あと、一応は”国内最大級のゲームコンテスト”なんですが、500件以上の応募というのが少ない印象。知名度もまだまだ低いのかもしれないですし、根付いていくには根気よく続けていくしかありませんね。

●= 育成+撮影ゲーム『ポヨポヨ観察日記』が3DSになって2012年2月発売決定 =●
※3DS『ポヨポヨ観察日記(仮)』公式サイト
「まんがライフ」「まんがライフMOMO」という4コマ漫画の雑誌で連載中の作品のようです。
こういう”癒し系キャラ”?と任天堂ハードとの相性を考えると、いい展開ではあるように思います。ただ、まだ発売まで半年以上あるというのに、公式サイトで予約を急かしていることに、なんか突っ込みを入れたいです(笑)
2012年2月に発売予定で、価格は通常版が5,040円。予約限定版が7,140円です。(ともに税込)
今日のテレビゲーム情報 2011/05/30


●= 『テイルズ オブ エクシリア』2011年9月8日発売決定、本体同梱の限定版も =●
●= 『テイルズ オブ エクシリア』最新PV シナリオ編とシステム編が公開 =●
※PS3『テイルズ オブ エクシリア』公式サイト
シリーズ15周年記念として登場した、『テイルズ』シリーズ最新作の発売日が決定しました。
ちょっと秋のほうにずれ込んだ感じになりましたね。夏商戦にはギリギリ入り込めませんでしたが、有力タイトルが不足になりがちな秋には、ありがたい1本です。
オリジナルデザインのPS3本体同梱版のほか、フィギュア・特製カレンダーなどが付いた「LaLaBit Market」限定販売版(税込12,980円)や、ぬいぐるみ・クリアファイルなどが付いた「エビテン」限定販売版(税込10,979円)など、様々な限定版が発売されます。
自分の欲しいスタイルで、どうぞご購入下さい。
9月8日に発売予定で、価格は通常版が8,379円。PS3本体同梱版が37,980円です。(ともに税込)

●= Wiiウェアの人気ロボットアクション『オーバーターン』期間限定で体験版が登場 =●
※Wiiウェア『オーバーターン』公式サイト
最近になって、チマチマと期間限定で体験版を配信するようになったWiiウェア。
新作がない状況を少しでも埋めようということでしょうか…?というか、もはや新作が増える気がしないので、改めて発売中のタイトルを、アピールしていくということなのかもしれません。
そして、明日より体験版が配信される今作は、バランスWiiボードにも対応したロボットアクションゲームです。
周りでの評判は良く、私も購入したハズなんですが…あれ?インプレッション記事を書いてないですね(苦笑)
けっこう本格的なアクションという印象で、バランスWiiボードでの操作はけっこう難しいですが、感覚的な操作が楽しめます。気になる人は、まず体験してみましょう。
2008年12月2日より配信中で、価格は800ポイント(=800円)です。

●= PlayStation.BlogでソニーのE3プレスカンファレンスを生中継 =●
※PlayStation.Blog(海外のブログです)
マイクロソフトや任天堂のカンファレンスもありますので、リアルタイムで見たい人は時間帯を確認しておきましょう。
|-- マイクロソフト --|
日時(日本時間) : 6月7日 午前2時
中継されるサイト : マイクロソフト(海外)のE3特設サイト・gametrailers.com・SPIKE TV
|-- ソニー・コンピュータエンタテインメント --|
日時(日本時間) : 6月7日 午前9時
中継されるサイト : PlayStation.Blog
|-- 任天堂 --|
日時(日本時間) : 6月8日 午前1時
中継されるサイト : 任天堂(海外)のE3特設サイト
※いつも通りであれば、日本版で見れるサイトも開設すると思われます。
ちなみに、ソニーのE3プレスカンファレンスは5時間あるとかないとか。
真偽は定かではありませんが、長ければいいというものでもない気がしますけど…。まあ、実演する時間をたっぷり用意しているのかもしれません。それとも…もしかして謝罪?
今週発売のゲームソフト 2011/06/02
※廉価版(れんかばん) … すでに発売されているタイトルが、低価格になって再販売されたものです。
●= 6月2日(木)発売のタイトル =●


戦国BASARA3(廉価版)
カプコン … スタイリッシュ英雄 (HERO) アクション … 2,990円
鉄拳6(廉価版)
バンダイナムコゲームス … 対戦格闘アクション … 3,800円


ファントムブレイカー
5pb. … 美少女対戦格闘ゲーム … 8,190円(初回限定版 9,975円)
Dance Central(ダンス セントラル) - pick up!-
日本マイクロソフト … ダンス/音楽 … 5,880円
※「kinect(キネクト)」専用タイトルです(普通のコントローラでは遊べません)
Xbox360 250GB + Kinect (スペシャル エディション)
日本マイクロソフト … ゲーム機 … 39,800円


戦国BASARA3(廉価版)
カプコン … スタイリッシュ英雄 (HERO) アクション … 2,490円(クラシックコントローラPROパック 3,490円)


バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D - pick up!-
カプコン … サバイバルアクション … 4,800円
※D指定タイトルです(17才以上対象)
数独と3つのパズル~ニコリのパズルバラエティ~
ハドソン … ペンシルパズル … 3,990円
タッチ!ダブルペンスポーツ - pick up!-
バンダイナムコゲームス … 両手でスポーツ … 4,800円
◆-- pick up 1 - Xbox360『Dance Central(ダンス セントラル)』 --◆
※「kinect(キネクト)」専用タイトルです(普通のコントローラでは遊べません)
マイクロソフトが送る至高のダンスゲームが、日本に上陸します。
実際に踊って楽しむというスタイルや、Xbox Liveでのオンライン通信プレイができるなど、基本的な部分は発売中の『DanceEvolution(ダンスエボリューション)』とそこまで変わりありません。しかし、すでに海外版をプレイしている人などは、楽曲のラインナップやゲーム性などで、今作のほうが面白いという意見が多いようです。
ダンエボも日本では高い評価を得ていますが、それ以上となると凄いことですね。こういうのが本来、口コミで広まっていく力を持っているんでしょうけど、Xbox360なので…さすがにちょっと、ね。
ダンエボをプレイした人もそうでない人も、是非楽しんでみてはいかがでしょうか?
◆-- pick up 2 - 3DS『バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D』 --◆
※D指定タイトルです(17才以上対象)
『バイオハザード』シリーズが、ニンテンドー3DSで初登場です。
過去のいくつかのシリーズ作品で、シナリオクリア後に「ザ・マーセナリーズ」というスコアアタック的なものが楽しめました。今作もそのスタイルに基づいたゲームスタイルとなっており、ワイヤレス通信やオンライン通信による2人での協力プレイも楽しめます。(従来のシリーズ作品のようなストーリー性はありません)
また今作には、3DSで発売予定のもう1つのシリーズ作品『バイオハザード リベレーションズ』の体験版も収録されています。むしろ、こちら目的で買う人も多いかも?
私も購入予定です。
まあ、そんなにシリーズ作品を多くプレイしているわけではないので、あまり上手くはありませんが…協力プレイの時は、どうぞよろしくお願いします。
◆-- pick up 3 - 3DS『タッチ!ダブルペンスポーツ』 --◆
2本のタッチペンで楽しむスポーツゲームです。
開発は、『しゃべる!DSお料理ナビ』や『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』シリーズなどを手がけてきたインディーズゼロが担当しています。
今作には専用のタッチペン2本が同梱され、それを両手に持ってプレイします。全7競技のスポーツのほか、両手を使ったミニゲームや、毎日1回だけ課題に挑戦するモードもあります。ワイヤレス通信での対戦もできますよ。
まあ、3DSである必要性だとか、2つのタッチペンの必要性だとか、色々言われそうな作品です。効率的には片手のほうがラクでしょうけど、あくまで両手で楽しむ感覚がウリなんだろうと思っています。
インディーズゼロはそこそこ信頼をおいているメーカーなので、発売日に買ってみようかどうか悩みましたが…すぐに安くなりそうな気がしたので、価格が落ち着いてきてから購入してみます。
●= 6月2日(木)発売のタイトル =●


戦国BASARA3(廉価版)
カプコン … スタイリッシュ英雄 (HERO) アクション … 2,990円
鉄拳6(廉価版)
バンダイナムコゲームス … 対戦格闘アクション … 3,800円


ファントムブレイカー
5pb. … 美少女対戦格闘ゲーム … 8,190円(初回限定版 9,975円)
Dance Central(ダンス セントラル) - pick up!-
日本マイクロソフト … ダンス/音楽 … 5,880円
※「kinect(キネクト)」専用タイトルです(普通のコントローラでは遊べません)
Xbox360 250GB + Kinect (スペシャル エディション)
日本マイクロソフト … ゲーム機 … 39,800円


戦国BASARA3(廉価版)
カプコン … スタイリッシュ英雄 (HERO) アクション … 2,490円(クラシックコントローラPROパック 3,490円)


バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D - pick up!-
カプコン … サバイバルアクション … 4,800円
※D指定タイトルです(17才以上対象)
数独と3つのパズル~ニコリのパズルバラエティ~
ハドソン … ペンシルパズル … 3,990円
タッチ!ダブルペンスポーツ - pick up!-
バンダイナムコゲームス … 両手でスポーツ … 4,800円
◆-- pick up 1 - Xbox360『Dance Central(ダンス セントラル)』 --◆
※「kinect(キネクト)」専用タイトルです(普通のコントローラでは遊べません)
マイクロソフトが送る至高のダンスゲームが、日本に上陸します。
実際に踊って楽しむというスタイルや、Xbox Liveでのオンライン通信プレイができるなど、基本的な部分は発売中の『DanceEvolution(ダンスエボリューション)』とそこまで変わりありません。しかし、すでに海外版をプレイしている人などは、楽曲のラインナップやゲーム性などで、今作のほうが面白いという意見が多いようです。
ダンエボも日本では高い評価を得ていますが、それ以上となると凄いことですね。こういうのが本来、口コミで広まっていく力を持っているんでしょうけど、Xbox360なので…さすがにちょっと、ね。
ダンエボをプレイした人もそうでない人も、是非楽しんでみてはいかがでしょうか?
◆-- pick up 2 - 3DS『バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D』 --◆
※D指定タイトルです(17才以上対象)
『バイオハザード』シリーズが、ニンテンドー3DSで初登場です。
過去のいくつかのシリーズ作品で、シナリオクリア後に「ザ・マーセナリーズ」というスコアアタック的なものが楽しめました。今作もそのスタイルに基づいたゲームスタイルとなっており、ワイヤレス通信やオンライン通信による2人での協力プレイも楽しめます。(従来のシリーズ作品のようなストーリー性はありません)
また今作には、3DSで発売予定のもう1つのシリーズ作品『バイオハザード リベレーションズ』の体験版も収録されています。むしろ、こちら目的で買う人も多いかも?
私も購入予定です。
まあ、そんなにシリーズ作品を多くプレイしているわけではないので、あまり上手くはありませんが…協力プレイの時は、どうぞよろしくお願いします。
◆-- pick up 3 - 3DS『タッチ!ダブルペンスポーツ』 --◆
2本のタッチペンで楽しむスポーツゲームです。
開発は、『しゃべる!DSお料理ナビ』や『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』シリーズなどを手がけてきたインディーズゼロが担当しています。
今作には専用のタッチペン2本が同梱され、それを両手に持ってプレイします。全7競技のスポーツのほか、両手を使ったミニゲームや、毎日1回だけ課題に挑戦するモードもあります。ワイヤレス通信での対戦もできますよ。
まあ、3DSである必要性だとか、2つのタッチペンの必要性だとか、色々言われそうな作品です。効率的には片手のほうがラクでしょうけど、あくまで両手で楽しむ感覚がウリなんだろうと思っています。
インディーズゼロはそこそこ信頼をおいているメーカーなので、発売日に買ってみようかどうか悩みましたが…すぐに安くなりそうな気がしたので、価格が落ち着いてきてから購入してみます。
テレビゲームから感じる”保守的な思考”(少し訂正)
以前から、何回か軽く話題に挙げている内容ですが、改めて。
※訂正(2011/05/28 12:40)
携帯アプリについてちょっとしたご指摘を頂いたので、少し文面を変更しました。
◆-- 挑戦精神の減少 --◆
面白い面白くないに関わらず、昨今は「挑戦的なタイトル」が減ってきているように感じます。日本って元々”保守的”ですが、それに拍車がかかってきているようです。
そのせいか、ニンテンドー3DSでの完全新作が、まあ~少ないこと。ほとんどシリーズ作品や、明らかにどこまで見たことのあるものだったりします。
新しいものが売れない。往年で、かつネームバリューのあるシリーズ作品しか売れない。
そんな状況がもうずっと続いており、なかなか昨今のテレビゲーム市場で大きな成果を挙げている新シリーズは数少ないです。(『Wii Sports』『イナズマイレブン』などの例外はありますが)
◆-- 保守的になっていく理由その1 - ハイリスク・ローリターン --◆
何度か言ったことがありますが、ゲーム機の成長に人間が付いていけてません。これに尽きます。
ゲーム機は、大体6年前後の間隔で新しいものが発売されて、そのたびにスペックが上がってきました。今や、ほとんど何でも表現できるようになって当たり前になってきたわけですが…その反面で、表現するためにかかる時間とお金は、間違いなく膨大になってきています。
そのため、昔もそれなりでしたが…今はそれ以上に「ハイリスク・ローリターン」な業界になっています。
さらに言うなら、”成長に人間が付いていけてない”というのは、クリエーターだけの話ではありません。遊び手であるユーザーもそうです。
3Dグラフィックになって、それがどんどん綺麗になっていって…”難しそう”という印象がどんどん膨れ上がったからこそ、ゲーム離れの大きな要因になっていきました。故に、ニンテンドーDSやWiiなど、そういったことに対処したゲーム機が大きな成果を挙げたわけです。

2日前の『ドラゴンクエスト』シリーズ25周年記念サイトの記事で”初代ドラクエの開発期間は約5ヶ月”だと紹介しました。今の時代、テレビゲームにおいて、たった5ヶ月でミリオン級のタイトルを作れますか?…あ。脳トレがあった(笑)
まあ、大抵はせいぜいダウンロード専用タイトル規模の作品になるでしょう。それでミリオンヒットを狙うのは、けっこう厳しいものがあるように思うわけです。

ただし、成功している例として「AngryBirds」というモバイル用ゲームがあります。世界累計で2億ダウンロードを達成しており、230円(現在は115円)の作品ですが、単純計算だと約460億円の売上金が発生していることになります。
世界的に見ればの話ですが…ダウンロード専用タイトルであっても、これだけの業績を挙げることは不可能ではない、と。これを見れば、そうとも言えるでしょう。
◆-- 保守的になっていく理由その2 - 商業能力の低下 --◆
”低下”というよりは”成長していない”といったほうが正しいかもしれません。ようするに、売りかたが下手って話です。
ゲームソフトは何だかんだで商業なわけですから、いいゲームを作ったら終わりではありません。それを売り込んでいかなくてはいけません。しかし、この業界においては、その点がほとんど成長していないように思うわけです。パッケージタイトルの根本的な売り方はファミコン時代と変わらないですし、手軽に購入しやすいダウンロード専用タイトルにおいては、正直どのゲーム機もまだまだ使いやすいスタイルとは言い難いです。
それに加えて、上記でも話した「ハイリスク・ローリターン」の一環でもありますが、広告媒体の高騰。最近は若干持ち直してきた気もしますが、一時期は任天堂・スクウェアエニックスといった、極わずかなメーカーのCMしかありませんでした。
業界が長く続くにつれて、お客の目は肥えていきます。それはどの商業でも同じことで、売り手はそれに合わせて、売りかたを進化・変化させていく必要があります。
テレビゲーム業界は、個々のメーカーでそういった努力はしていると思うんですが、業界全体でどうにかしようという意思がほとんど感じられません。それが問題であるように思うわけです。
◆-- 挑戦精神で成功するには --◆
成功するためのコツなんてたくさんあると思いますが…個人的に言うとするなら、マーケティングに合ったコンセプトや戦略を提案できることですかね。何か小難しく言いましたが、理屈的に「こうしたほうが面白いし、売れる」というものを作れるか?って話です。
誰に対して売りたいのか?を決めて、その人たちに売るにはどういう作りにして、どう売っていくか?ターゲット層が何を求めているのかを、しっかり汲み取る必要があります。逆に、何か新しい考えが思いついたら、それがどういった人たちに受け入れられるか?を考える、でも良いでしょう。
例えば、単純なことですが「ゲームをやり慣れていない人は、アクション要素の強いスタイルよりも、時間に追われないシンプルなスタイルのほうが親しまれる」と。こういったものの積み重ねですね。
←→ 

また、先ほど成功例として挙げた『イナズマイレブン』シリーズでしたら、テレビアニメ・コミックでも展開をしたことで、ターゲット層である子供たちの注目を集めて、その延長線上でゲームのほうにも注目が集まるようになった、と。こう言うと単純そうですが、コミックの内容や宣伝方法なども重要になってくるので、成功させるのは簡単な話ではありません。
◆-- まとめ --◆
テレビゲームって、とにかく”色々な魅力を詰め込んだもの”です。だからこそ、こだわる姿勢は大事。テレビゲームの世界で生きていくためには、保守的になり過ぎない。挑戦的であって欲しいわけです。
ただし、ただ闇雲に挑戦するのではなく、価値あるものになる。もしくは売れる自信があると判断できるまで考えること。これが大事ですね。闇雲に挑戦するだけなら素人でもできますし、挑戦するからには…見返りが欲しいじゃないですか?ね?(笑)
ゲームクリエーターは所詮”サラリーマン”です。作りたいものを作るのも結構ですが、度を過ぎて経営が成り立たないのでは、サラリーマンとしてダメです。同人(趣味)でやりなさいって話です。(←ふさわしくない発言だと判断したので削除しました)
作りたいものが作れる能力に加え、作った作品を売り込める能力もある。両方のバランスが取れて初めて”プロ”です。それをしっかり踏まえたうえで、テレビゲームならではのこだわりを大事にできる人間が、これからはより必要になってくるんだろうと思いますね。
まあ、私も将来はプロと呼ばれるようになることを目指したいものです。
その為には、まず再就職しないと…ね。
※訂正(2011/05/28 12:40)
携帯アプリについてちょっとしたご指摘を頂いたので、少し文面を変更しました。
◆-- 挑戦精神の減少 --◆
面白い面白くないに関わらず、昨今は「挑戦的なタイトル」が減ってきているように感じます。日本って元々”保守的”ですが、それに拍車がかかってきているようです。
そのせいか、ニンテンドー3DSでの完全新作が、まあ~少ないこと。ほとんどシリーズ作品や、明らかにどこまで見たことのあるものだったりします。
新しいものが売れない。往年で、かつネームバリューのあるシリーズ作品しか売れない。
そんな状況がもうずっと続いており、なかなか昨今のテレビゲーム市場で大きな成果を挙げている新シリーズは数少ないです。(『Wii Sports』『イナズマイレブン』などの例外はありますが)
◆-- 保守的になっていく理由その1 - ハイリスク・ローリターン --◆
何度か言ったことがありますが、ゲーム機の成長に人間が付いていけてません。これに尽きます。
ゲーム機は、大体6年前後の間隔で新しいものが発売されて、そのたびにスペックが上がってきました。今や、ほとんど何でも表現できるようになって当たり前になってきたわけですが…その反面で、表現するためにかかる時間とお金は、間違いなく膨大になってきています。
そのため、昔もそれなりでしたが…今はそれ以上に「ハイリスク・ローリターン」な業界になっています。
さらに言うなら、”成長に人間が付いていけてない”というのは、クリエーターだけの話ではありません。遊び手であるユーザーもそうです。
3Dグラフィックになって、それがどんどん綺麗になっていって…”難しそう”という印象がどんどん膨れ上がったからこそ、ゲーム離れの大きな要因になっていきました。故に、ニンテンドーDSやWiiなど、そういったことに対処したゲーム機が大きな成果を挙げたわけです。

2日前の『ドラゴンクエスト』シリーズ25周年記念サイトの記事で”初代ドラクエの開発期間は約5ヶ月”だと紹介しました。今の時代、テレビゲームにおいて、たった5ヶ月でミリオン級のタイトルを作れますか?…あ。脳トレがあった(笑)
まあ、大抵はせいぜいダウンロード専用タイトル規模の作品になるでしょう。それでミリオンヒットを狙うのは、けっこう厳しいものがあるように思うわけです。

ただし、成功している例として「AngryBirds」というモバイル用ゲームがあります。世界累計で2億ダウンロードを達成しており、230円(現在は115円)の作品ですが、単純計算だと約460億円の売上金が発生していることになります。
世界的に見ればの話ですが…ダウンロード専用タイトルであっても、これだけの業績を挙げることは不可能ではない、と。これを見れば、そうとも言えるでしょう。
◆-- 保守的になっていく理由その2 - 商業能力の低下 --◆
”低下”というよりは”成長していない”といったほうが正しいかもしれません。ようするに、売りかたが下手って話です。
ゲームソフトは何だかんだで商業なわけですから、いいゲームを作ったら終わりではありません。それを売り込んでいかなくてはいけません。しかし、この業界においては、その点がほとんど成長していないように思うわけです。パッケージタイトルの根本的な売り方はファミコン時代と変わらないですし、手軽に購入しやすいダウンロード専用タイトルにおいては、正直どのゲーム機もまだまだ使いやすいスタイルとは言い難いです。
それに加えて、上記でも話した「ハイリスク・ローリターン」の一環でもありますが、広告媒体の高騰。最近は若干持ち直してきた気もしますが、一時期は任天堂・スクウェアエニックスといった、極わずかなメーカーのCMしかありませんでした。
業界が長く続くにつれて、お客の目は肥えていきます。それはどの商業でも同じことで、売り手はそれに合わせて、売りかたを進化・変化させていく必要があります。
テレビゲーム業界は、個々のメーカーでそういった努力はしていると思うんですが、業界全体でどうにかしようという意思がほとんど感じられません。それが問題であるように思うわけです。
◆-- 挑戦精神で成功するには --◆
成功するためのコツなんてたくさんあると思いますが…個人的に言うとするなら、マーケティングに合ったコンセプトや戦略を提案できることですかね。何か小難しく言いましたが、理屈的に「こうしたほうが面白いし、売れる」というものを作れるか?って話です。
誰に対して売りたいのか?を決めて、その人たちに売るにはどういう作りにして、どう売っていくか?ターゲット層が何を求めているのかを、しっかり汲み取る必要があります。逆に、何か新しい考えが思いついたら、それがどういった人たちに受け入れられるか?を考える、でも良いでしょう。
例えば、単純なことですが「ゲームをやり慣れていない人は、アクション要素の強いスタイルよりも、時間に追われないシンプルなスタイルのほうが親しまれる」と。こういったものの積み重ねですね。



また、先ほど成功例として挙げた『イナズマイレブン』シリーズでしたら、テレビアニメ・コミックでも展開をしたことで、ターゲット層である子供たちの注目を集めて、その延長線上でゲームのほうにも注目が集まるようになった、と。こう言うと単純そうですが、コミックの内容や宣伝方法なども重要になってくるので、成功させるのは簡単な話ではありません。
◆-- まとめ --◆
テレビゲームって、とにかく”色々な魅力を詰め込んだもの”です。だからこそ、こだわる姿勢は大事。テレビゲームの世界で生きていくためには、保守的になり過ぎない。挑戦的であって欲しいわけです。
ただし、ただ闇雲に挑戦するのではなく、価値あるものになる。もしくは売れる自信があると判断できるまで考えること。これが大事ですね。闇雲に挑戦するだけなら素人でもできますし、挑戦するからには…見返りが欲しいじゃないですか?ね?(笑)
ゲームクリエーターは所詮”サラリーマン”です。作りたいものを作るのも結構ですが、度を過ぎて経営が成り立たないのでは、サラリーマンとしてダメです。
作りたいものが作れる能力に加え、作った作品を売り込める能力もある。両方のバランスが取れて初めて”プロ”です。それをしっかり踏まえたうえで、テレビゲームならではのこだわりを大事にできる人間が、これからはより必要になってくるんだろうと思いますね。
まあ、私も将来はプロと呼ばれるようになることを目指したいものです。
その為には、まず再就職しないと…ね。