春秋ドライブは野生動物に注意!
野生動物との接触事故…
「ロードキル」という言葉、
ご存知ですか?
道路上で発生する自動車と動物の
衝突事故の事を言います。
今回は、
ロードキルについて紹介します。
◆警戒標識
警戒標識とは、
道路上で警戒すべき事や
危険を知らせるものです。
ほぼ全面が、黄色い標識ですね…
動物注意の警戒標識がある場合には、
動物が飛び出してくる恐れがあるので、
速度を抑えて動物の飛び出しに
注意しましょう。
大型動物との衝突は、
運転者や同乗者が負傷する
ケースがあります。
急ハンドルは他車との追突の危険や、
自車が谷底への転落事故等も
ありますので避けましょう。
北海道や北部東北地方では、
熊の出没例も聞かれますね…
◆奈良県アルアル…
奈良県内においては、
鹿は神聖な存在であり
奈良公園以外に居る事も多く、
堂々と路上を歩いて交通の妨げでも
クラクションを鳴らしたり
威嚇等してはならないそうです。
神の使いを侮辱する事になります!
実際、土産物店等に
堂々と入る鹿も居るのだとか…
鹿の標識が基本的ですが、
地域によっては他の動物もあります…
◆動物と接触したら?
ロードキルは
過失で起こる事がほとんどで、
野良犬や野良猫、
イタチ程の小型動物の場合、
運転手は気付かないか、
気付いてもカラス等が食べるからと
そのまま放置する事が多いそうです。
しかし、そのまま放置せずに
警察に連絡をしましょう。
野良犬や野良猫の場合は、
警察や役所でも処分してれますが、
イタチや鹿、イノシシ等の野生動物は、
処分専門業者以外は
法的に手を付けてはならないそうです。
★『法的に』とは? 環境省…
動物の愛護及び管理に関する
法律による。
ペットや野良犬・野良猫の項目の
他にも、
野生動物についても
決められています。
ペットの去勢・避妊手術も
ありますね。
かえって人間に罰則がかかる事も!
最寄りの役所でも
専門業者を教えてくれます。
野生動物は人間の命にも影響する
狂犬病等の感染症を持っている事が
多く、
後続車の乗員が道端に寄せた時に
感染したり、
放置すると死肉を食べたカラス等を
運び屋として
広範囲で拡散するのだとか…
【衝突した時の対処法】
車を動かせる様であれば左側に寄せて
車の中から警察へ電話します。
状況を説明して指示を仰ぎましょう。
動かせない場合は、
後続車との事故の危険があるため、
他の車に発炎筒等で事故の発生を
知らせて安全な場所に避難します。
▼飼い主がいる動物の場合
鑑札・名札等が付いている場合は、
所有者が解るため、
その場から立ち去ってしまうと
『当て逃げ』扱いになるそうです。
反則金等もあり得ます…
飼い主と警察へ連絡をしましょう。
飼い主のペットは、
飼い主の財産扱いとなるため、
当て逃げが適応されるみたいです。
ペットも、ショップからお金払って
「購入」し、「予防接種」にも
お金使ったのですから、
財産なのですね…
血統書付きの
高級イヌ・ネコだったら大変!
反則金の他にも、
数千万円〜億単位の賠償金請求も?
イヌ・ネコでも
安易にひき逃げ出来ません…
▼動物が生きている場合
素手で触らずに
タオルや段ボール等で保護し、
動物病院や保護施設に
連絡をしましょう。
動物が暴れる場合は、
噛まれない様に注意し、
その旨を伝え指示に従って下さい。
噛まれた傷口から
感染症にかかる場合があります。
▼動物が死亡している場合
素手で触らずに
路肩に移動させましょう。
道路管理者または自治体が
処理するので連絡をします。
また、
ひかれた動物を発見した場合にも
後続車が事故を起こしたり
後続車の乗員が感染症にかかったりと、
ニ次事故防止のため
連絡して処理をお願いしましょう。
高速道路の場合は、
道路緊急ダイヤル
「#9910」に連絡します。
野生動物との衝突事故は
単独事故扱いとなるため、
保険の種類によっては車両の修理に
保険が使えない場合があります。
まとめ
動物の動きは予測が難しいため、
注意して運転しても
野生動物と衝突してしまうかも
しれません。
その場合は慌てずに対応しましょう。
野生動物が多い山道等は、
動物注意の標識が出てるので
いつも以上に
周囲を意識し運転しましょう。
山間部の森林伐採や
宅地・ゴルフ場建設等、
人間の身勝手な行動から、
住み家を追われた野生動物が、
街に降りてくる可能性も
多く聞かれますね。
特に
春は冬眠から覚めて活発になったり、
子供を産んだりして危険です。
子熊を弾いたら、親熊が襲ってくる
可能性もありますね。
秋は冬眠に備えて活発になるので、
危険です。