結局一周してまた長髄彦に戻ってくる私。。。

私の長髄彦探求は2022年の1月の最後の週、原田代表(原田武夫国際戦略情報研究所)の「大和は長髄彦が治めていた」の一言から始まりました。

それを聴いていなかったら、このブログは健康、人体、武術療術&アウトドアブログになっていたはずです(笑)

 

その2022年の長い長髄彦クエストの歴史www

さらっとしか書かれていないが古事記・日本書紀での長髄彦の扱いが酷く、あの日以来イワレビコとニギハヤヒは私の中で敵になりました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では本題に。

 

ものすごく興味深い動画です。

長髄彦は高潔で誰からも尊敬される立派な統治者だった。

同じく汚名を着せられて怨霊化させられた、菅原道真公、平将門公を彷彿とさせます。

 

 

この三人、絶対霊的な繋がりがあると思うのです。

奈良の「冨雄」という駅が最寄りの添御県坐神社の宮司さんのお話です。

 

 

消されてしまうと悲しいので要点を抜粋します。

 

氏子総代からこの神社が祀っているのは長髄彦だと言われた。

長髄彦はニギハヤヒに裏切られてイワレビコに国譲りをした。

日本書紀にも古事記にも逆賊としてしか書かれていない長髄彦だが、郷土防衛の英雄として民からは慕われていた。

伝わっている伝承では、イワレビコに負けた後、まだ長髄彦は生きていたが、民を戦に巻き込みたくなかったので、「イワレビコと仲良く国を作る」ように言い残し自害してしまう。

民は添御県坐神社のある山に祠を作り、長髄彦を祀った。

損得なくこの伝承を冨雄の民は残した。

まだイワレビコは大和を侵略した時は天皇ではなかった。

なので長髄彦は逆賊とは言えない。

明治以降、冨雄の民は神武に逆らった逆賊の子孫と言われることを恐れ、主祭神の長髄彦を隠しタケチハヤノミコトとした。

大和が長髄彦の時代の日本の中心だったのではないか(日高見国ですよね)。

だからイワレビコが九州からわざわざ出張ってきた。

武速須佐之男と櫛稲田姫も主祭神の三柱の神の二柱だが、それはニギハヤヒと三炊屋媛なのではないか?

長髄彦の妹の三炊屋媛とその夫のニギハヤヒを一緒に祀っているようだ。

長髄彦について戦った豪族ばかりではなく、イワレビコ側についた豪族も存在し、のちの鈴木氏、榎本氏、宇井氏。

この3豪族が信仰していたのがカラス。つまり彼らが八咫烏。

最後に宮司がさらりと(笑)、「イワレビコは先発隊としてニギハヤヒを送り込んでいたが、ニギハヤヒを取り込んでしまうとは長髄彦とはなかなかの人物」と(笑)

抒情詩ではあるそうですが、一考の価値はあるのではないかと。
 

 

後編はこちらになります。

ストーリー仕立てになっており、わかりやすいです。

ニギハヤヒは鉄器を使う弥生、長髄彦の一族は狩猟採取の縄文だとわかります。

 

 

 

こちらが動画の神社。

山と動画で言ってますが、天之香久山のようです。

 

 

 

この神社に実は一年前に行っていたのですが、その時は長髄彦とは関係がありそうだったものの、物証は見つけられずだったのです。

恵比寿様も祀られているので、あわよくば出雲系の何かを発見したいと思って行ったのですが。

そうとは知らず、長髄彦が祀られている神社を参拝していたのだなぁ。

 

 

 

1年以上前に書いた記事から引用し、長髄彦と大和の人々の気持ちを代弁します。

最後の最後に、ナガスネヒコを擁護しておきます。

かぐや姫の件は抜きにして、ナガスネヒコ目線でよく考えてみてください。

国を譲ったとは言え、ニギハヤヒはハーフで容貌は異様で風習も異様。

ニギハヤヒの入植で、大和には大量のレビ族(異民族異人種)が入植している。

そこにさららにニギハヤヒたちの遠い親戚、ってことでイワレビコの系列まで国に入れてしまったら、渡来系でない元々の住民はどうなってしまうでしょうか?

イワレビコたちも、ナガスネヒコ達からみたら、異国の血が混じっているので、異様な風貌だったのは想像に難くないです。

元々自分たちの大和の地に、これ以上得体のしれない異国の血を混ぜたくないと思って戦っても、当然だと思うのです。

 

まさに縄文と弥生の相克ですわ。。。

 

我ながらいい線いっているなと思ったのが、

「ナガスネヒコ = 出雲 = 縄文、倭国、日高見国」を隠したかったのではと。

これがズバリ今年からのテーマです。

「日高見国復権」

それが将門公とひいては道真公の復権につながる。


 

大神神社もここ10年弱毎年参拝してますが、ちょっと前までは歴史に疎かったので知りませんでしたが、三輪山の大神神社の大物主とは長髄彦なんですよね。

殺して国を奪った側が、彼の御魂を鎮めるために日本最古の神社として長髄彦を祀った。

この辺は神社チャンネルの昨年の講座で聴いていますし、彼らの話を聞かずとも「大神神社=大物主=長髄彦」だと思っていました。

 

私が日本の古代の真の王として復活させたいのは、ニギハヤヒではなく長髄彦。
以前も紹介しましたが、長髄彦についてはこちらもオススメです。
 
そして、日高見国の復活は茨城から。

 

 

 
本日はこれにて。