思ったほどの定期テストの点数にならなかった…という感じのメンバーがいました。
他塾の生徒さんなのですが、顔見知りなこともあって、3回ほど、講習レクチャーをしたことがあります。
その内1回は、「1次関数のところが判らない」ということで、グラフの書き方、意味、問題各種という解き方まで話をしてあげました。
結構頑張ってやる子なのですが、ある日、ママから土日や普段の講習数を増やした!
という話を伺いました。
週6日??
塾に通いっぱなしで、帰りも遅いという。
やること自体は、悪くはないかなと思われる方も多いと思うのですが、これは普段の勉強法をどのように行っているかで随分と違ってくるかと思われます。
特に「講習型」の授業の場合、自分のレベルに合っていない時は、結構大変です。
俗にいう「インプット」(話を聞く)ばかりになってしまい、「アウトプット」する時間がなかなか持てないということです。
アウトプットは、
「聞いた内容を理解してまとめ、それを記憶をして問題を解いていく!」
という一連の形を持つ時間が無い場合が、最大のデメリットになってしまうのです。
講師の話を聞いていることは聞いているし、その時は「わかった気になっている」という状態で、実際に問題を解き始めた時、少し問題内容をひねられると、もう考えられないという状態になってしまい、点数としては伸びないという結果になってしまうのです。
本人的には、試験前にこれだけ(講習授業を受けたし…)やったので、大丈夫だろうと思ってやったところ、思い出せなかったり、単純ミスをしてしまうということになることが多いのです。
では、問題を多くやれば良いかというと、塾帰りでは、疲れ切っていて考える力が半分以下になっていると、モチベーションも上がらぬまま、問題を解いても効果が薄いのです。
スケジュールは、余裕を持って取り組めるくらいで、自分で勉強する時間が持てるくらいの方が良いかと思います。
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