【2022年度入試】内申オール3付近で狙える公立高校 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

 

 

 

 

7月の私のブログ記事で、「2021年度入試 内申オール3付近で狙える公立高校」「絶対評価のオール3の意味」がよく閲覧されていました。

 

7月は3観点評価に改訂された新しい通知表が返却されたことと思います。

※3期制の中学校

 

お子さんの通知表を見て、どれくらいの高校が狙えるのか気になったご家庭も多かったのではないでしょうか。

 

これから書く内容は2022年2月15日に受験をする中学3年生を対象にしています。

 

データは伸学工房さんの「2021神奈川県公立高校受験結果資料」を元に作成しました。

 

今回の記事は内申オール3付近で狙える公立高校を分析しています。

 

今年も内申オール3付近で狙える公立高校を下記の基準で定義しています。

 

①内申81(通知表9科27×3)の±2

 →つまり内申79~83

②通知表9科27の+2まで

 →つまり内申84~87(29×3)

 

 

【表①】2021年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

■選考比率が「調:学:面=5:3:2」の高校はセルを水色にしています。

 

内申オール3付近①の表を見ると、中2時点では通知表はオール3に届いていないようですね。

 

その分、中3になってから通知表を1~2UPできた受験生が多かったのかなと感じます。
 

私のオール3タイプの生徒の印象は、定期テスト前にならないと勉強しない子嫌いな科目は学校の宿題のみで後は全くやらない子です。

 

要は普段から計画的に学習する習慣はありません。ただ、言われたことはやるので通知表に3がある感じです。

 

しかし、内申オール3付近①の鶴見総合高校から上にある高校や内申オール3付近②の高校を合格した中3生たちは、オール3+1~2に上げることに成功しています。

 

得意科目であっても3→4に上げるのは簡単ではなく、突き抜けた何か(定期テストで80点近く取るとか、提出課題が常にA以上など)が必要です。

 

今年は通知表の付け方が3観点に変更されました。私はどうも「主体的に学習に取り組む態度」の評価があいまいで、今のところ成績の付け方が厳しい印象ですので、中3生たちには十分用心して欲しいです。

 

また、「相模田名」「城山」については注意が必要だと思います。

 

創育さんの合格率60%基準内申は城山が「71」、相模田名が「77」です。

 

しかし、合格者平均内申を見ると城山が+9.9、相模田名が+7.5と高い数字なっています。

 

これらの高校は、基準内申以上の成績で受験に臨む子が多いということですので油断禁物です。

 

 

【表②】2021年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

■選考比率が「調:学:面=5:3:2」の高校はセルを水色にしています。

 

2021年度の神奈川県公立入試の教科別平均点は下記のようになっています。

■国語:65.7

■数学:58.2

■理科:50.1

■社会:72.6

■英語:54.6

■5科計:301.2

 

2021年度入試は2014年度以来初めての5科計300点越えの年になりました。

 

オール3クラスの高校を受験した生徒の多くが、模擬試験では上記の合格者平均ほど模擬試験では取れてないのではないでしょうか。

 

比較的解き易かった入試でしたが、英語や理科は30点台の高校が多いです。

 

英語は積み重ねの学問です。中学1年生からコツコツ英単語の暗記をしていないと受験レベルの長文問題には対応できません。

 

入試の英語長文問題は1問5点で計40点分出題されます。あまりに英文が読めないと受験直前に英語の勉強を諦めてしまう子も出てきますので、今からでも英文に慣れる練習をして欲しいです。

 

理科は暗記しづらい科目です。出題の種類も物化生地×3学年=12種もありますので、効率よく勉強しないと平均点を取るのは難しいです。

 

オール3くらいの中3生なら、学校の定期テストなら平均点くらい(50~60点くらい?)は取っているのではないでしょうか。

 

そんな定期テスト前には普通に勉強している子でも入試問題では30点台を取るのに苦労しているのが現実です。

 

 

 

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