★2022年神奈川県公立高校入試の問題・解答
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■問4((ア4点+イ5点+ウ6点=15点))【解答時間:5分31秒】⑤
今年の入試問題で比較的良心的だったのが2次関数の問題でした。問4対策をしっかりした受験生なら(イ)直線の式なんか割と簡単に解けたと思います。
また(ウ)の問題も最近、KanagawaVや追検査の過去問をやっていたせいか、さほど難しさを感じませんでした。この問4(ウ)をしっかり正解して6点取れたかは、上位校の合否に影響を与えたと言っても過言じゃないと思います。
【問4(ウ)解説】
■問5(各5点×2問=10点)【解答時間:8分31秒】⑧
問3(エ)と問6(ウ)で長考するよりはマシだろうと思って先に解いて正解でした。例年、確率を苦手にしている私ですが、今年は相性ばっちりでした!
この問5も先ほどの問4と同じく、今年の入試問題の中では良心的な問題なので数学が苦手な受験生でも最低(ア)は取って欲しかったですし、上位校を狙う生徒は(イ)は外せないと思います。
【問5(ア)解説】
XとYの面積が等しくなるということはPR:RQ=a:b=1:1になる。
よって、a:b=1:1になるのは、(a、b)=(1,1)(2,2)(3,3)(4,4)(5,5)(6,6)の6通り。
答え、(こ)=1、(さ)=6
【問5(イ)解説】
■問6((ア4点+イ5点+ウ6点=15点))【解答時間:4分52秒】⑥※(ウ)はタイムオーバー
(ア)と(イ)は全県模試なんかでも出題されるレベルなんで、確実に正解したいところです。問題は(ウ)。似たような問題が平成31年度の公立入試にあったので、作図してみるも…?きっと受験生も同じ状況になったと思われます。
【問6(ウ)解説】
※補助線を3本も引いてたり、最後の三平方が9801とか11449なんて数字が出てくるあたり、かなり強引な解き方だったかなと思います。
もっとスマートな解き方があると思うのですが、今日のところはこれでご勘弁ください。
■総括
今年の入試問題は
上位校を狙う生徒にとっては数学で点差が付く試験
となりました。
今回のような試験に求められるのは危険な問題の見極めです。危険な問題を回避して、取れなきゃいけない問題にしっかり時間を掛けて解けたかが高得点のカギになったと思います。
今年でいえば問3(ア)Ⅱ、問3(ウ)、問4(ウ)、問5(イ)が正解できていれば80点台も見えていたでしょう。
来年受験する中学2年生で問3(エ)や問6(ウ)を時間内に正解したい場合は、中学校の授業進度に合わせていたら、これらの問題を演習する時間が足りません。
今週で学年末テストが終わる中学校は多いでしょう。テストが終わったから遊ぶのも良いでしょうが、すでに来年の受験まで残り363日です。
早めに中学3年生の数学の予習を始めることをおススメいたします。