尾崎豊 Forget-me-not

尾崎裕哉 サムデイ・スマイル

 

 

前編11

後編11

 

 

6月16日父の日に、ご子息の尾崎裕哉(ひろや)さんが

六本木ライブハウスで、全曲父豊さんの作品だけの

ライブを開催したということが書かれてあった。

 

尾崎豊さんは1992年6月に武道館ライブ開催の予定が、

直前の4月急逝して実現することができなかったため、

ご子息裕哉さんが、その時のセットリストをそのまま、

豊さんのバンドメンバーと共にライブを行ったそうで、

裕哉さんの心の中には、豊さんの魂が生き続けていて

父がやり残した無念を感じ取って、このまま

何もしないわけにいかない責任感のようなものを

ずっと感じておられたのだなと思った。

 

 ヒマワリ      ヒマワリ      ヒマワリ

 

尾崎豊さんには、ワンマンの武道館ライブの経験が

一度もなかったのが本当に意外だった。おまけに

高校時代に剣道部の試合で武道館に行ったことある!

というのが、なんとも高校生らしい思い出で

思わず笑ってしまい、、微笑ましかった。

 

そして、武道館の3階の壁に

「いつか必ずここでライブをやる!」と刻んだそうで

尾崎豊さんの落書きも改修工事で消されちゃったか?!

残念だな、、

 

 

今度は、尾崎裕哉さん自身の楽曲で、

いつか武道館ライブが実現すると良いなと思う。

 

本当に、尾崎豊さんと尾崎裕哉さんは

歌詞を読むと哲学的で思考回路が似ている。

 

それでも、父豊さんは破壊的で破滅的だったけれど、

ご子息裕哉さんは、建設的で前向きに感じるので

似ているようでもベクトルは真逆ではないかと思った。

 

音楽的なセンスは、やっぱり時代や生活環境によるのか

尾崎豊さんは、湿気の多い日本的な気候風土に合い、

重くて気だるく深いメロディだった。

 

尾崎裕哉さんは、アメリカの乾いた気候風土から

流れてくるようなポップで軽くて大らかさがあって、

それぞれの個性の違いが感じられておもしろい。

共に、心に沁みるバラードの似合う声質をしている。

 

尾崎豊さんが、もし生きていたら、、、

裕哉さんのような音楽センスを

持ち合わせていたかったと、

考えていたかもしれない。


 

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