友達のお父さん
若い頃知り合ったA君、彼は東京生まれの東京育ち。
僕は九州から上京したばかり、なぜか気が合って行き来し始め、九州に帰ってから30年、今もLINEでやりとりしてる。今日はそんなA君のお父さんの話。
そのお父さん、なんと上皇上皇后両陛下ご成婚の時、料理人の一人として腕を振るわれた方だったのです!A君の妹弟とも親しくなれたこともあってか時々夕食をご馳走してくださいました。
ブログ仲間の「新宿そらパパ」さんよりリクエストを頂きましたので、「A君パパ」のお料理、1品ずつ披歴させて頂きます。料亭に行くと「和のコース」1人前5万円から!なので無理。なので1品ずつです。
先ずは、「野菜のかき揚げ」
材料はごく普通の一般家庭の主婦が買ってくる野菜。
油もごく普通の菜種油(キャノーラ油?)
違うのは包丁、「A君パパ」お気に入りの何度も研いで細くなった刀の小太刀のような印象を受ける包丁でした。
やがて準備が整い、A君の弟君に促されて席につく。
「いただきます」
目が点!見た目がすでに違う!
牛蒡や人参がなんだか活きがいい?・・・。
油が良くきれていて、具材の色が生きていると言うか・・・?
新鮮な野菜サラダがシャキっと立体的に盛り上がった感じ!食べたら口の中でツンツンするかも、と感じたが違う、表現するのに困る舌触り、のど越し。初めての味わい。
幾つ食べても胸焼けしない。美味しすぎる!
翌日A君から電話があり、「相当気に入ってくれたみたいだったから昨日の残り物だけど、よかったら仕事帰りにどうぞってお袋が言ってる」とのこと。
正直言って、昨日のかき揚げでしょ・・・油が回ってるでしょ。
美味しいものに目のないわたくしめ(また呼んでもらえるかも、だから断らない)
で、
「こんばんは」
と勝手知りたるA君ち、どんどん上がって食卓につく。
「A君ママ」がタッパーをキッチンから持ってきてくれた。
フタを外す前に中から「カサカサ」と音がする!
開けてびっくり!まだ揚げたてみたいにシャキっとしてる!
二晩続けてとても美味しくいただいた「野菜のかき揚げ」でした。
すごく間の空いた更新記事をお読みいただき
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