【MCU】『エターナルズ』 クロエ・ジャオ監督 | 【ドラクエウォーク】別冊さとみつ男児【ホグワーツの謎】

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一ヶ月も待たずにまたグランドシネマサンシャイン池袋で映画鑑賞、今回は地味に楽しみにしてたマーベルシネマティックユニバースの最新作です。

 

※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。

 

エターナルズ』 クロエ・ジャオ監督

 

大いなる存在・セレスティアルズのアリシェムにより、邪悪なる存在・ディヴィアンツから人類を守ることを命じられた不死の宇宙種族・エターナルズは紀元前5000年、文明の兆しが芽吹きつつあったメソポタミアの地に降り立った。

現人神の様に人類の歴史と共に歩んでいた彼らだったが、ディヴィアンツの滅亡をきっかけにチームを解散し、人々の中に紛れてゆく事になる…

 

そして時は現代、サノス戦に勝利し一度は失った半数の命を取り戻した人類に、皮肉ともいえる絶滅の危機が襲い掛かる。

危険を察知したエターナルズは再び集結するが、明らかになった真実は彼らの分断を招く事になる…

 

 

監督のクロエ・ジャオはドキュメンタリー的で芸術性の強い作風が特徴、静謐な『ザ・ライダー』やフランシス・マクドーマンドとのタッグでヴェネツィア・オスカー総なめの『ノマドランド』に続く最新作が、まさかのマーベル・ヒーロー映画で、正直、これどうなるの?感もありつつだったんですが。

 

結論としては普通にちゃんとエンタメ作品として仕上がってました、ディズニーが書いたホンに、ジャオ監督が映像化を重ねていったイメージ?

 

オープニング、メソポタミアの原住民の完全にお風呂入ってない感じとかしっかり容赦なくて、その分降臨するエターナルズの面々の神々しさが引き立ってて、ジャオ+マーベルの相乗効果感を感じつつ。

エターナルズの、現代人類はもちろんアスガルドやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなどの宇宙人たちとも一線を画す高度な文明感が、あちらこちらの光の幾何学模様で表現されてたんですが、あーこういう方向のわかりやすい(漫画的な)美しさもイケるのねこの方、みたいな…(笑

 

 

そして、ビュービューと風の吹き荒ぶ荒野の中でポツンと一軒屋、みたいな絵面で押してくるシーンも多くて、その辺はいかにもな方のクロエ感だし。

 

恐らくマーベル的には、今までの現実ベースなMCUの延長線上ではない、異世界の更なる上位レイヤー的な世界観の作品を作りたくて、の、あえてのジャオ監督という選択肢?

そういう意味では、この作品は基本的にまずまず成功していたと思われます。

そもそも「ザ・ライダー」並みの芸術性といつものマーベルまんまのどエンタメ性の完璧両立作品がどん!と出てくる、とまでは期待してませんしね、いい大人なんで…(笑

 

縦長フルimaxも、一連の壮大な歴史絵巻を描く中で上手に使われてましたし(バビロンも美しかったけど、何と言ってもヒロシマのシーンは色んな意味で鳥肌立った…)、この歴史絵巻感を醸し出すのにジャオ監督のドキュメンタリー臭がかなり効いてたような様な気がします。

 

キャラクター的にも、MCU初のゲイカップルや聴覚障害者のスーパーヒーローなど、盛り沢山の次世代ポリコレ感にも溢れてて、各方面からの新章幕開け感ですね(笑

 

 

アンジー演じるぶっ壊れ軍神・セナさんが良かったです、エターナルズの設定ともしっかりマッチしていて。

個人的には、事前の噂情報としてイカリス=ゲイ説が脳裏に入ってたせいで、随分展開を深読みし過ぎた嫌いがありました(汗、実際ゲイだったのは全然違ってファストスだったんですけども…

事前情報(特に噂レベルの)はあまり入れん方がいいなぁ、と改めて…(苦笑

 

 

あと、マ・ドンソク演じるギルガメッシュが、Dr.ストレンジでお馴染みベネディクト・ウォン演じるウォンさんに似すぎてる問題、アジア人が見ても似てて「え…とぉ?」ってなったんで、他民族の方だと見分けつかんのじゃないのかなぁ?(苦笑

 

MCUシリーズの中ではラブシーンがかなり濃厚だったのも印象的ですね、ゲイカップルのキスシーンなんかもバッチリありましたし…

イカリスが作中でちびっこに「スーパーマン呼ばわり」されてるのはちょっと笑いました…

 

 

一点、あのサノスも血を継いでいるというエターナルズ達がどこまで鬼強いんだろう?と期待をしてみてると、若干拍子抜けするかもですね…

エース級のイカリスやセナでキャプテンマーベルやソーと同格剛力面でもギルガメッシュとハルクがいい勝負しそうな感じに見えます。

 

ただ、あくまで作中では対ディヴィアンツ&自分ら同士の戦いしか見せてないんで、「そう見える」ってだけの話で、実際は違うのかもしれませんが…

例えば、序盤に若サノスあたりが、ディヴィアンツにズタボロにされてる過去シーンでも入ってれば、わかりやすく鬼強い感が出たかもしれません。

 

 

ただし、最終的に最大の影響力を与えたのがセルシの物質変換能力だった事を思えば、スプライトの幻術ドルイグの人心支配術のような特殊能力の方がむしろエターナルズの本領なのかもしれません。

おそらくX-MENが合流してくる今後のMCUにおいては、単純な腕力での殴り合いから、超常能力の戦いへと舞台が変化してゆく予兆なのか?などと考えたりもしました。

 

今作のイメージでは「エターナルズ」達はあくまで創造主・セレスティアルズに使える熾天使にすぎない、みたいな事かしら?

なんとな~く、女神転生シリーズのYHVHに使えるメカ天使軍団を思い出しました、個人的に。

 

 

そういや、低評価レビュー見てると敵がザコ過ぎ、とかありがちですが、サノス越えとぶち上げられている「彼らの真の敵」はディヴィアンツの事ではありませんからね、フツーに…わかってて、ザコ扱いしてんでしょうか?…それならそれで、凄いですけど…(苦笑

 

新シーズンのラスボスはやはり彼ら、という事になるんでしょうかね。

それを思えば、ガーディアンズは結構な大金星上げてんだなぁ…

 

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