という訳で、『Theory of Love』を観るが為にTELASAに入っちゃった影響で、タイBLネタがしばらく続く悪寒です…ご興味ない方、スミマセン!(笑
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
■ 『A Tale of Thousand Stars』 (千星物語) ノッパナッ・チャウィモン監督
重い心臓病を患い、なげやりな放蕩生活を送っていた都会育ちのバカボンボン・ティアンは、ある事故で無くなった人物の心臓を移植され、一命を救われる。
手術後、不思議な記憶に誘われた彼は、自分を救ったドナーがチェンマイ郊外のど田舎・パパンダオでボランティア教師をしていた女性・トーファンであった事を突き止める。
彼女の航跡をなぞる様に臨時教師としてパパンダオに出向いたティアンの前に現れたのは、不思議な記憶に刻まれた地元のレンジャー青年・プーパーであった…
臓器移植したら元の人間の記憶がどうのこうの…という移植モノで始まりつつ、都会のボンボンがど田舎で苦労しつつも成長して、という田舎モノに進展してゆく、という合わせ技のストーリーBL。
最後まで飽きず、普通に見れる感じで充分に面白いんですが、移植ネタの前世記憶?が本当に序盤にちょろっと主人公の動機付け的になぞるだけで、後半全然出てこないのよね、ちょっともったいない感じがあります。
序盤にあった占い師が真実を見抜いてびっくり、みたいなスピリチュアルネタがもうちょい挟まってても良かったのかも?
まぁ序盤の終りから完全に田舎ネタにシフトした流れが、見やすいといえば見やすいのですけども。
見やすいといえば、この作品珍しくサブカップルが出ないんですよね。
それがいいといえばいいんですけど、その分メインカップルの内容が濃いのか?といえば、二人を脅かすような恋のライバルの一人も出てくる訳でもないんで、恋バナ的には若干大味な印象になっちゃってるかも?
結局、恋ネタとしては最初にぶち込まれる「元カノの心臓持ち」ネタで最後まで引っ張るんで、ビックリするような展開はなく、どちらかと言えば恋愛ネタより田舎の村のアレコレでお話が進んでいく感じ。
かといってほのぼの系かと思いきや、地元のヤクザとの銃撃戦など結構ハードボイルドな展開も入るんで(笑、オレはまぁ「あり」だけどもBL層的にはどうなの?感が無きにしも非ず…
あと、やたらとラブシーン&モロシーン少な目のままごとBLが多いGMMTV系ですが、この作品も例に漏れず、ここでまだデコチューかよ!?みたいな寸止め連発(苦笑、ですが、ある意味ここまで純愛路線貫くならそれもまた良しかなぁ?という妙な納得感がありました、最終的に(笑
もうちょい面白くなりそう?感もありつつ、結果的に最後までしっかり観れる佳作に仕上がっているので、観て時間損した!って事にはならないと思います。
『ラブ・バイ・チャンス』タイプ役、『Waterboyy』タイ役のEarthくん、今作では強面のレンジャー隊長・プーパー役ですが、ガッチリ体系の子が多いタイ男子の中でもかなりマッシヴな方なんで、もうちょいサービスショットあっても良かったですかねぇ…(笑
まぁ、基本軍服なんで、それはそれで性癖的にあり感ありますけど。
主役・ティアン役のMixくん、私は初めて拝見しましたが、伊藤健太郎似?の色男で、序盤の傲慢なボンボンモードも、田舎でしっかり成長して一人前になってくけど、最後の最後まで隊長には甘えてお生やってる感じも、なかなかいい感じに演ってたと思います。
ボンボンの親友役が『Love Sick』プーム役、『Theory of Love』トゥー役のWhiteくん、個人的になんか最近よく合うね感…(笑
あとは町医者ナム役に『SOTUS S』ナム役のNammonくん、村長の息子・ロンテー役に『2gether』フォン役のKhaotungくんが出てるんですが、この二人は結構好きなんで、ホモって欲しかった気もします、個人的には。
■【タイBL沼】Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ